第1話~蘇り~7
カンス
「いやいや
ねえさん
ほら今日
定休日でっせ
そやからシャッター
閉まってるんですわ」
リア
「イヤイヤイヤ
この辺りは
シャッターが
閉まった店が
多いって
知り合いの
カワウソが
ゆうてたわ〜
前は
アイツらがこの辺
うろちょろ
うろちょろ
出来てええなぁて
思ってた時期があったわ〜
…だってなぁ〜
ヌートリアの私が
こんなとこ
歩いてたら
めっちゃ
目立つやんかぁ〜
みんなビックリしてまうで〜ほんま」
カンス
「いや…ねえさん
今も十分
めだってるし
めっちゃ
視線集めてまっせ…
ほら…
時々すれ違う人が
みんなビックリ
してはるし」
リア
「え…?
なにゆうてんねん?
それはあんたが
原因や!!
こんなデカい
ずうたいしてたら
目立つに…
…ってか
なんであんた
デカいままなん?
小さなり〜いゃ!!
めっちゃ目立ってんで
モテたいんか?
…なぁ?
無理やで〜その顔!!」
カンス
「いやいや…
モテたい
わけちゃいますよ〜
さっきの結界に
触れてからなんか…
ちっちゃく
なれんように
なってもて…
どないしましょ?」
リア
「…ド〜ンクサ!!
知らんわ〜!!
もうえぇわ〜
2〜3軒
お寺調べて帰ろう〜」
…その時
商店街の外れに
黒いシルエットが
現れた…
「まて〜!!」
カンス
「ん?
ねえさん
前から誰か
走ってきますでぇ〜?
知り合いですか?」
リア
「さぁ〜?誰やろ?」
アイセ
「まて〜!!
お前たち!!
ここから先は
行かせない!!
カンス
「誰やおまえ?」
アイセ
「自然を愛せ
人を愛せ
地元を愛せ
加古川の
地元密着型戦士
その名も
清流戦士AISE
(アイセ)
じわっと参上!!」
カンス
「なんやその?
ジワッと参上って…
何やねんおまえ〜」
アイセ
「加古川市民の
平和を乱す奴らは
この私が許さない!!
みなさ〜ん!
ここは僕に任せて
早く逃げて下さい!!」
カンス
「こいつ
なにゆうとんねん!!
よう見てみ〜い!!
商店街定休日で
誰もおらへんわ!!」