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第9話~疑心~2


ルイ

「え〜!!


そ…そんな事が

出来るん?


…そっか『追』じゃ

追う事しかできひんもんなぁ…


…ん?


いや…だからなんで


『追』の玉の事を

知ってるんだよ!!」




タケル

「こないだの

カラスの時に


俺の目の前で

その玉使ったろ!!」




ルイ

「…そうだっけ?」




タケル

「…バァ〜カ


お前の持ってる

玉の内

『爪』『弓』『翼』

は俺には必要無いから

玉巫女から

お前にあげた物だ…」




ルイ

「玉巫女…?


…あぁ〜あの赤い着物の女の子か…


なんだ〜

あれタケルの

妹だったのか…」




タケル

「妹なわけないだろ!バァカ!!


あれは俺の式神だ!!」




ルイ

「…式神?


…なんだか

よくわからないけど


あの玉があったから

戦い抜いてこれたのは事実だし…


ありがとう…タケル 」




タケル

「れ…礼はいらん!


俺には必要の無い玉だ!


俺は…もっと他の玉を探している」




ルイ

「他の玉?

それって…

どんな文字が

書いてある玉?」




タケル

「…わからん」




ルイ

「え?

どういうこと?」




タケル

「…俺に必要な文字

…それがわかっていれば


こんな苦労はしてない」




ルイ

「なにそれ?


…じゃ〜

やりたいことを

願ってみたらどうかな…?」




タケル

「願う?」




ルイ

「そうそう


この

『力』『剣』『追』の玉は


元々何も書かれてなくて…


ピンチの時に願ったら

文字が現れたんだ…」




タケル

「なに〜!!!!


そんな玉があったのか!!


…その玉俺にくれ!!」




ルイ

「…いいよ


どの文字がいい?」




タケル

「それじゃない!!

何も書かれてない

玉の方だ!!」




ルイ

「…あっそれ?

それは…


もう無い…」




タケル

「無い?!」




ルイ

「じっちゃんに

もらった何も書いてない玉は


…元々3つしかなくて…」




タケル

「…3つ?

…それを全部そんな

くだらない文字に

変えたのか!!」




ルイ

「くだらないって…

結構…役に立つよ

これ…」




タケル

「うるさい!!

だまれ!


…クソ!!


もっと早く気付くべきだった…


そんな玉があれば…

俺は…」




ルイ

「…どんな文字が

必要なのかわからないけど…


そんなに欲しいんなら…


じっちゃんに相談してみないか?」




タケル

「…え?」




ルイ

「ウチに来いよ…」



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