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第8話~変心~6


そのころアイセは


壁から体をはがし


『剣』をセットし


腕ベルトから

剣を引き抜き


鬼に立ち向かっていた


…が


キックと同じく

斬っても斬っても


鬼に効果がなく


剣の青い光を飛ばしても


鬼の体を

深く傷つける事は

出来なかった




アイセ

「な…なんだ

この鬼は?


不死身か!!」




「何やってんの!!


空振りばっかりして!!


そんな赤鬼!


とっとと

やっつけてしまいいや!!」




アイセ

「えぇ〜?

空振り?


…赤鬼?


こ…この馬鹿デカい

鬼は…


どう見ても青いぞ!!」




ドーマン

「…カンス


そろそろ

引き上げるぞ…」




カンス

「ええぇ〜?

なんでですか〜?


もうちょっとで

あいつを

倒せそうでっせ〜?」




ドーマン

「やつを倒すのが

我々の目的ではない…」




そう言い残し

ドーマンは闇の中に

消えて行った




カンス

「…そうですかぁ〜?


…まぁ

それなら…


お〜い!!

オ〜グル!!


今日はそのぐらいに

しといたれ〜


引き上げるぞ〜!!」



その声を聞き

オーグルは


アイセの剣を

はね返し


アイセの体を

わしづかみにして

夜空に高く放り上げた



そして

アスファルトに

開いた穴に入り

地響きをたてながら

消えていった


地響きの振動で

アスファルトに

開いた穴は


見る見るうちに

小さくなり


何事も無かったかのように

道路は無傷になった


一方アイセは


雲より高く

飛ばされていた


そして落下しながら

アイセは…




アイセ

「わぁ〜!!

助けて〜!!


どうしよ〜!?


どうしよ〜!!!


『盾』でもつかなぁ…


…無理だよなぁ〜



…羽か

パラシュートが

あればなぁ…


ん…?


…羽?


ああ〜!!」




アイセは

『翼』の玉を取り出し

腰のベルトに

セットした


すると

アイセの背中に


金属製のポールが

現れて

左右に開くと


コントロールバーと

三角形の翼が現れて


ハンググライダーになった




アイセ

「…助かった〜


…捨てずに

もっててよかった〜」




アイセは無事

地上に降り立った



しかし

現場には

すでに鬼の姿は

無かった




アイセ

「…え?

…なんで?

…鬼は?


それにさっきまで

開いてた穴が


…消えてる」




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