第1話~蘇り~6
カンス
「ちょっと
まてまてぇ〜!
なんでお前が
1番やねん
オレの方が
先おったやろ〜!
オレ様が1番!
お前は2番!!」
リア
「はぁ〜?
あんた〜誰?
ハエのクセに
なにえらそうに
ゆうてんの?」
カンス
「誰がハエやねん!!
蚊じゃ〜!
いゃいゃ…
蚊でもない
カンス様やぁ〜!
お前こそ
ネズミやないか〜!」
(ズボッ!!)
リアの強烈な蹴りが
カンスの腹に
つき刺さった
うずくまるカンスの
頭を踏みつけながら
リア
「誰がネズミだって?
アタシはねぇ〜
ヌートリア
お前みたいな
虫けらとちがって
哺乳類なんだよ
人間により近いんだよ
これからは
私の事を
リア様とおよび!!
わかったか〜い
カ・ン・ス〜」
カンス
「…はい」
ドーマン
「リア…
もうそのぐらいに
しておけ
それよりも…
まずはこの結界を
なんとかせねばならん」
リア
「そうですね
カンスの
飛ばされ方からすると
外部からの
結界でわなく
加古川内部からの
結界だと
思われます」
カンス
「お〜い
なんで
お前にわかるねん
わかるわけないやろ!」
ドーマン
「私もそう思う…
内側からの結界だ」
カンス
「ですよね〜!
内側 ですよね〜!!
ね…ねえさん
ねえさん
な…なんで
内側からなん?」
リア
「お前はだぼかぁ〜
よう見てみ〜い
三木と小野の間には結界がないやろ
それに継ぎ目もない
これは加古川の中から
結界が張られてる
証拠や!!
…でも〜
これが
加古川市全体を
囲っているなら
ものすご〜い力の
大呪術師やと思うわ」
カンス
「へぇ〜」
ドーマン
「まさか…清明
いや…
そんなはずはない
お前たち
急いでこの結界を
張った者を探し出し
始末しろ!」
カンス・リア
「はい!!
承知しました!!」
〜〜〜〜〜〜〜
寺家町商店街
〜〜〜〜〜〜〜
カンス
「…と言いったものの〜
どうやって
さがしますの
ねえさ〜ん?」
リア
「聞くなぁ〜!
私にわかる
わけないやろ〜!
…でもなぁ〜
結界張れる
ぐらいやねんから
一般人やないわなぁ〜
どっかの寺の
坊主かなぁ〜?」
カンス
「寺ゆうても
加古川には
古いお寺が
いっぱいおまっせ〜
それを
シラミつぶしに
探すのは
ほんまの
虱つぶすより
大変でっせ〜」
リア
「まぁ〜今日は
ウィンド〜
ショッピングでも
して〜
適当に時間つぶして
帰ろかぁ〜
…って
ここシャッター
ばっかりやなぁ!」