第7話~理由~6
リア
「ドーマン様
いつのまに?」
ドーマン
「…邪気だけが
負の力ではない
人の心にすむ
恐怖
暗闇にゆれる
影に恐れ
敵の強さを
過大評価し
足がすくみ
自らの力を
はっき出来ぬのも
負の力
…そうじゃ
ちょうど
いい物がある
ついてまいれ」
そう言って
ドーマンは
リアを連れて
どこかに
消えて行った
〜〜〜〜〜
加古川家
〜〜〜〜〜
ルイと陵は
部屋に入り
『翼』の玉を
じっちゃんに
手渡した
じっちゃん
「こ…これは」
ルイ
「コルビスを
倒した時に
出てきた玉
…やねんけどなぁ〜」
じっちゃん
「なんや?
なんか
不満そうやなぁ?
『翼』って事は
飛べるように
なるんちゃうんか?
それに玉も赤くない
って事は
除霊もせんでええし
即戦力やないか」
ルイ
「それがなぁ〜
そんなうまい話
でもなくてなぁ〜
『翼』って
書いてあるけど
羽とかじゃなくて
布みたいなもんで…
要するに
ハングライダーやねん」
じっちゃん
「ハングライダー?
…ええやないか〜
空を飛べる事には
違いはない」
ルイ
「ぜんぜんちゃうわ!!
布広げただけじゃ
飛ばれへんねんで
どうやって飛ぶの!!」
じっちゃん
「高御位から
飛べば
ええやないか!!」
ルイ
「飛べるか〜!!」
じっちゃん
「飛べるわ〜!!
お前〜
知らんのか
…その昔
大正10年
10月17日
志方出身の
渡辺信二って人が
21才の時
あの高御位から
グライダーで
飛んだんや」
ルイ
「…知らん」
じっちゃん
「山頂に
『飛翔』って
滑空記念碑が
あるやないか」
ルイ
「…あ〜
あれがその時の
記念日か…」
じっちゃん
「グライダーを
村人達が手分けして
運び上げ
山頂で組み立てて
全員でかつぎ上げて
投げ飛ばすような
方法で飛ばしたらしい
それにくらべたら
お前の方が
楽に飛べるやろ
さぁ〜今からでも
高御位に登って
飛ぶ練習してこい!!」
ルイ
「いや…だから
飛ぶ気はないから〜
それに
使いもにならん
玉もあるって
タケルも言ってたし…」
じっちゃん
「なに?
…あのタケルが
現れたんか!!」




