第5話~夜行~9
じっちゃんは
『弓』の玉を
アイセに
投げ渡した
アイセ
「これは?
…そっか
わかった!!」
アイセは『剣』と
『弓』の玉を
入れ替えた
すると
アイセの左腕に
折りたたみ式の
小さな弓が現れた
弓の先の
ボタンを押すと
左右に弓が開き
長さ30cmの弓の
形になった
アイセ
「よし!
これなら
ねらえる!!」
アイセはコルビスに
腕を伸ばし
ボーガンのように
かまえた
アイセ
「…?
…あれ?
…矢?
矢がない!!」
…矢はどこにも
なかった
アイセ
「じ…じっちゃん!!
矢は?」
じっちゃん
「そんな玉はない!!」
アイセ
「え〜!!
じゃどうするのこれ〜!!
こんな弓だけあっても
しょうがないだろ〜」
アイセは弦を
ピンとはじいてみた…
すると黄色い
光の棒が
ハレー彗星の
ように飛び出し
その先にある木を
破壊した
アイセ
「わっ!!
なにこれ〜!!
で…でもこれなら
イケる!!」
アイセはコルビスに
向けて弦を弾いた
光の矢は
コルビスの顔の横を
かすめて行った
コルビス
「なに?」
アイセは
連続して弦を弾いた
黄色い光の帯が
コルビスに向かって
飛んでいった
それはまるで
ロケット花火の
ようだった
コルビスは
最初の何発かは
うまくかわせたが
羽に矢があたり
空中でよけることが
むずがしくなり
地面に倒れるように
落ちていった
コルビス
「くそ…」
アイセ
「これで最後だ!!」
アイセは今までよりも強く弦を引き
コルビスの心臓に
ねらいをつけた
その時コルビスは
羽の先で砂を
巻き上げ
アイセの目に
砂をぶつけた
アイセは
少しひるんだが
何も見えないまま
弦を弾いた
矢は心臓を
つらぬこうとしたが
コルビスは
ギリギリのところで
矢をかわして
アイセを押し倒し
踏み台にして
空高く舞い上がった
アイセは闇雲に
矢を連射した
その中の1本が
コルビスにあたり
闇夜に黄色く爆発した
…が致命傷にはならず
そのままコルビスに
逃げられてしまった
じっちゃん
「あ〜!!
逃げられてもたがなぁ〜
でも今ならまだ
追うことは
出来るはずや!!」
アイセは
ゆっくり立ち上がり
アイセ
「…いや
大丈夫だ
今は追わなくても
もう 顔は覚えた…」




