第5話~夜行~4
すると
いとも簡単に
剣が抜け出た
アイセ
「うぉ〜
抜けた〜!」
じっちゃん
「よかったなぁ〜
…で
ちなみに
何を思って抜いた?」
アイセ
「うん
じっちゃんを
安らかに成仏させて
あげようと…」
じっちゃん
「アホか〜!」
〜〜〜〜〜
洞窟
〜〜〜〜〜
カンス
「鬼もあきません
でしたね〜」
ドーマン
「…………」
カンス
「特にあの剣が
クセモンですよね〜
あれさえ無かったら
あんな奴
グッチャグッチャに
してもたるのになぁ〜」
リア
「へぇ〜
じゃ〜次はあんたが
あいつと戦うんだね?」
カンス
「…いや〜
そうしたいん
ですけどね〜
ほら〜
私はドーマン様の
身の回りの世話を
せなあかんし〜
はい
ドーマン様
お茶が入りました〜」
…とカンスは
ドーマンに
お茶を入れた
ドーマンは
目をつむり
何かブツブツと
誰かと話している
ようだった
リア
「カンス〜
お前だったら
危なくなったら
空に逃げれば
いいんだし〜
戦いには有利だと
思うけどねぇ〜」
ドーマン
「…なるほど
その手があったか」
ドーマンは目を開き
立ち上がった
カンス
「え?
ド…ドーマン様
まさか私が?」
ドーマン
「行くぞ!!」
カンス
「え?
ドーマン様〜
いずこへ?」
〜〜〜〜〜〜〜
加古川運動公園
〜〜〜〜〜〜〜
ドーマンたちは
西神吉町鼎
にある
陸上競技場に現れた
カンス
「ドーマン様
ここって
陸上競技場ですよ〜
時々アスリートも
来たこと
あるみたいですね〜
…まさか
そのアスリートを
何かの怪人にするんですか?
なるほど〜
身体能力バツグン
ですからねぇ〜」
ドーマン
「…アスリート?
それよりも
能力のあるのは
…あいつじゃ!!」
ドーマンのさした
杖の先には
一羽のカラスがいた
カンス
「カラスですか?
なんでまた?」
カンスはドーマンから
液体を受け取り
針に仕込み
小さくなって
カラスに近づいた
カンスはカラスの
背中にとまり
液体を注入した
そしてドーマンは
九字を切り
呪文を唱えた
ドーマン
「臨・兵・闘・
者・皆・陣・
烈・在・前!!
…我が力に従いて
その力
聞こし召し給え
…急急如律令」
カラスは
もがく事無く
翼を広げ
カァ〜と鳴くと
全身が黒い闇に
おおわれた




