第4話~邪鬼~6
じっちゃん
「どないした?
誰から電話や?」
ルイ
「松風こみちに
鬼がおるから行けって」
じっちゃん
「なに?
誰やそいつ?」
ルイ
「わからん
それだけ言って
電話切った…」
じっちゃん
「なに?
ほな着信履歴
見てみい」
ルイ
「うん
わかった!!
…って
黒電話に
そんな機能あるかぁ〜!!
…とにかく
松風こみちに
行かんと…
…じっちゃん!!
…ところで
松風こみちって
どこ?」
じっちゃん
「お前〜
松風こみちも
知らんのか〜!
市役所の東側
鶴林寺に続く道に
コンビニのポプラが
あるやろ
あの後ろ辺りが
松風こみちや
大正10年〜
昭和59年まで
そこを電車が
走ってたんや
その線路を
平成2年に
石畳にして
人や自転車が通れる
道にしたのが
松風こみちや」
ルイ
「へ〜
あんなところに
道があるんや…
じゃ行ってくるわ」
ルイは家を
飛び出して行った
ルイと入れ代わるように
陵が家に訪ねてきた
〜〜〜
道
〜〜〜
ルイは松風こみちに
向かって走っていた
その後ろから
陵が車で
追いかけてきた
陵
「乗っていく?」
ルイ
「え?…あぁ
乗る!!
…でもなんで?」
陵
「あんたの
じっちゃんに
頼まれたの!!」
ルイ
「…そっか
ごめんないっつも…
バイクの免許でも
取りにいけたら
いいんやけど…」
陵
「そやね〜
まぁ免許取れるまで
遠慮せんと
いつでも
言ってくれたらええし〜」
しばらく走ると
松風こみちのある
交差点についた
ルイ
「ここでええわ
後は歩くし
ありがとう」
陵
「は〜い
じゃ〜
気い付けて」
〜〜〜〜〜〜〜
松風こみち
〜〜〜〜〜〜〜
ルイは松風こみちの
出発点に到着した
ルイ
「ここかぁ〜
さてと…
鬼はどこかなぁ〜?」
ルイは辺りを
見渡したが
鬼はいない
そのかわり
ルイはある
小さな看板を
目にした
ルイ
「わがまち
加古川60選…?
松風こみち
別府鉄道の跡地で
全長は約3kmです…
ええ〜!!
この道
3kmもあるの〜?
どこが小道やね〜ん!!」
…ルイは
こみちを短い道だと
思っていた…
あ然としながら
石畳の先を
見つめていたが
覚悟を決めて
ルイは走り出した
ルイ
「クソ〜!!
鬼〜!
待ってろよ〜!!
ダァァ〜!」




