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第3話~式神~5


カンス

「じわっと!!

またお前か〜!!


このあいだは

久しぶりの戦いで

不覚をとったけど


今日のオレは

ちょっと強いで〜


覚悟しとけよ〜!!



…でもオレが

ボコボコにするのも


可哀想やから

お前の相手は


こいつや!!


レッドウォ〜ル!!」




呼び声と同時に

アイセの背後から

レッドウォールが

現れた


アイセは背中に

鉄の爪の攻撃を

くらった




アイセ

「グッ!!


化けネコ!!


お前か!!

タマのフリをして


市民を襲ってる奴は!!」




レッドウォール

「…ニャ?」




カンス

「アホか〜


タマのフリしてるん

ちゃうわ〜


そいつが

タマ本人や〜!!」




アイセ

「なに?」




カンス

「ドーマン様の

呪術でタマの魂は

よみがえって


主人の

カタキ討ちを

取ってるんや〜!!」




リア

「カンス!!

余計な事ベラベラ

しゃべんなぁ!!」


(バキッ!!)



カンス

「グァッ!!」




アイセ

「お前が

ドーマンか?」




リア

「私〜?

ちがうわよ〜!


私はリア


お色気担当〜


暴力反対〜


よろしくね〜」




アイセ

「なに?


じゃ〜ドーマンは

どこにいる?」




リア

「会ってどうするの?


坊やじゃ〜

勝てないわよ


もっと強く

ならないと〜


無理無理〜



じゃ〜

後はよろしくね〜

レッドウォール



カンス!

帰るよ〜!」




カンス

「はいは〜い!」




カンスの足の上に

リアが乗り


カンスは羽を広げて

どこかに飛んで行った




アイセ

「クソ〜!

また逃げられた!!」




レッドウォールは

すばしっこく

木から木へ飛び移り

すきを見て攻撃をし


アイセにダメージを

一度に与えるのではなく


少しずつキズを

増やしていった


アイセも攻撃するが


パンチやキックが

なかなかあたらない


一方的に攻撃をうけ

アイセの体力は

急激に消耗していった


うすれゆく

意識の中で


じっちゃんから

もらった袋を思い出し


袋から一つの

玉を取り出し


文字も見ずに


腰のベルトに


はめ込んだ



文字は『煙』だった


玉が光

アイセの周りに

白い煙が立ち込めた


レッドウォールが

煙中に入ったが

アイセの居場所が

わからなかった


アイセは倒れていた


しかし煙の中でも

アイセには

しっかりと


レッドウォールの

姿が見えていた


アイセは

レッドウォールの

しっぽをつかみ


力を振り絞り

パンチやキックを

くり出した


レッドウォールは

逃げ出したが


アイセはしっぽを

離さなかった




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