表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/72

第3話~式神~1


ドーマン

「お前のうらみ…

お前の悲しみ…

怒り…

無念…


すべて

わかっておる


今より

そのうらみ…

存分にはらすがよい


ゆけ!!

お前を傷つけた

人間どもに


同じ痛みを

味あわせてやれ!!」


妖猫はコクリと

うなずき

高く飛び上がり


南の方向に

消えて行った…




カンス

「わ!!

あの猫どこに行く

気やろ?


まだ名前も

決めてないのに…」




リア

「赤壁さんだから


レッドクリフで

いいんちゃう?」




カンス

「…ねえさん

クリフの壁は


断崖絶壁の

壁でっせ


それもいうなら

ウォールちゃいます?

レッドウォ〜ル」


(バゴッ)


リアのエルボが

カンスの腹に

めり込んだ




リア

「悪かったね!!

私は英語が

苦手なんだよ!!


私の先祖は

フランス生まれ

なんでね〜


今度から

フランス語に

してくれるかい?」



カンス

「ヴッ…ウィ…」




リア

「カンス!!

私たちも後を追うよ」




〜〜〜〜〜〜〜

加古川家

〜〜〜〜〜〜〜



陵に送ってもらい


家に帰ってきたルイ


じっちゃんは

武具の手入れをしていた



ルイ

「ただいま…」




じっちゃん

「おかえりルイ


早かったな

…で

摘は倒せたか?」




ルイ

「いや…

逃げられた」




じっちゃん

「なに?

なぜ追って

行かなかった!!」




ルイ

「だって空飛んで

逃げたんやで


そんなん

どうすればええねん」




じっちゃん

「空か…

ソラ〜困ったなぁ…」




ルイ

「…え?」




じっちゃん

「…いや


…で?

敵はどんな

ヤツやった?」




ルイ

「2人いた


一人は女で


もう一人は

むきむきのデカい

ヤツで


確か…

名前をカンスとか

言ってた


そいつに

羽がはえてて

飛んで逃げて行った


あれは蚊の

バケモノやと思う」




じっちゃん

「そっか…


…で


ルイの武具の

調子はどうや?


動きやすいか?」




ルイ

「うん

かなり軽くて


自分の力の

10倍以上の

パワーが出てる

気がする


攻撃の衝撃も

軽減されてるし


ただ…

空が飛べたらなぁ〜」




じっちゃん

「それは…

まだ無理やなぁ」




ルイ

「まだ無理…?


…って事は


いつかは

飛べるようになるん?」




じっちゃん

「…なるかもしれんし


ならんかもしれん


…この武具には

ある秘密が

あってなぁ…」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ