7/14
第6章
フォアマン:「・・・これからいっしょに、バーベキューを食べに行かないかい?
『ルーサー』のバーベキュー専門店なんだけど、君は場所は知ってるのか・・・?」
・・・フォアマンが案内してくれたのは、
彼のいきつけの『セルフサービスの店』だった。
それには、
彼の家族もいっしょだった。
14歳年下の妻、メアリー、
ふたりの幼い息子と・・・
先妻の娘。
・・・フォアマンは、24歳にして『頂点』に立ったが、
25歳でアリに敗れると、
2年後にはボクシング界から姿を消した。
その間・・・
結婚と離婚を何度も繰り返し、
やがて、自ら教会を建て、
その伝道師となっていた。
『ボクサーから伝道師へ』という劇的な変化は、
彼自身『人生における最大の敗北だった』と云う・・・
アリとの試合を抜きにしては考えられない。
アリに負けなければ、フォアマンの人生は・・・
『まったくちがうもの』になっていたはずだった。




