5/14
第4章
私がフォアマンを初めて見たのは・・・
21年前(= 1973年)の東京だった。
世界チャンピオンとなったフォアマンの、初めての防衛戦が、
日本でおこなわれたのだ。
・・・フォアマンは、
おびえきった挑戦者に、
文字通り、『猛獣』のように襲いかかった。
フォアマンが振り回す、すさまじいパンチの音は・・・
二階席の私のところまで届いた。
フォアマンが「獲物」を仕留めるのに要した時間は、
わずか「2分」にすぎなかった。
・・・私にとって戦慄的だったのは、
自分と同じ年頃の若者が示した、
その『無慈悲な戦いぶり』と、
『冷酷なまなざし』だった。
(※)フォアマンは、1973年1月に、ジャマイカの首都キングストンにて、当時の無敗のチャンピオン『ジョー・フレージャー』を2RKOでくだし、最初の統一世界ヘビー級チャンピオンになりました。
そして、その初防衛戦の相手として選んだのが、メキシコからの挑戦者、『ジョー・キング・ローマン』だったのであります。
結果は、1RKOで、フォアマンの圧勝。
・・・絵にかいたような「ミスマッチ」でしたね。




