11/14
第10章
(フォアマンが説教に立つ、『聖イエス・キリスト教会』のシーン)
・・・日曜の朝。
教会に現れたフォアマンは、
トレーニング中の彼とは、見違えるほど『やわらかな表情』を浮かべていた。
(赤子を抱いた母親に近づき、赤子に話しかけるフォアマン)
フォアマン:「はいはい、だっこしようね。さぁ、こっちにおいで。
おや、ジョージおじさんの顔に触るのかい・・・?」
・・・彼の教会には、
家族や親類縁者だけでなく、
近くの住人も、おおぜい集まってくる。
フォアマンは、
キンシャサで砕け散った『自我』を回復するために、
『なにか』を必要としていた。
その『なにか』と出会うきっかけとなったのは・・・
敗戦から一年半後におこなわれた、
ひとつの試合だった。




