episode2 探索者
修正版3本目なので初投稿です
全身が痛む、吹き飛ばされて全身を打ったからなのか慣れない動きをしたからなのか、わからないがとにかく痛い
痛みに耐えながら歩き、雑貨屋のような所に行く
広さは一軒家程で玄関から見渡すだけで大体の商品が見える
店の中に入ると中から薬品のような、言語化しにくい匂いがする
目の前レジのような所に店主のおばあちゃんが座っていて他の人が何かを売り、金を渡していた
安心した、このスライムのコアらしきものも売れそうだ
そう思いながら取引が終わった頃を見計らい、店主に話しかける
「すみません…これを売りたいんですが」
「いらっしゃい、見慣れない顔だね」
「売るのは良いが素材取り引き許可証はあるのかの?」
聞いた事がない単語だ
「持ってないですね…どこで発行するとかはわかりますか?」
「目の前の大通りを右に歩いた先にギルドがある」
「そこでそれを渡せば、許可証は貰えるはずじゃ」
「わかりました、ありがとうございます」
「次からは有料じゃぞ」
そう言われ店から出ていく、優しい人で良かった…
右の方を見渡すと一段と大きい建物が見える、あれがギルドだろうか
考えていても仕方ないので建物へ歩いていく
道中も人の視線が刺さる、あのおばあちゃんは何も言わなかったがやはり目立つ物なのだろう
…というかスライムのコア持ったまんまだとそら目立つか
なんて事考えて居る内にギルドにつく、ギルドの中に入るとガヤガヤとしており
酒を煽る大男や女性に囲われているイケメン、人を踏んでいる女王みたいな人がいた
すげぇ場所だな…と見渡しているとやはりこちらを見る人達の視線が刺さる
好奇心なのかなんなのかわからないけど…俺もよく分かってないから質問されないだけマシだと考えることにした
目につく場所に受付があり受付嬢らしき人が立っていた為話しかける
「こんにちは…あそこにある雑貨屋から素材取り引き許可証というのをここで貰えると聞いてこちらに来たのですが… 」
「いらっしゃいませ………素材取り引き許可証ですか、その前に探索者の契約は致しましたでしょうか?」
「してないですね…」
間が苦しい、しかもまた聞きなれない単語だ…
「では先にそちらの説明から」
「探索者というのはギルドが認めた女神の祝福を受けた者達の総称でございます」
「200カルをお支払いして頂く事でギルド内の様々なサービスを格安で受けていただく事が出来ます」
「貴方様の場合は…女神の祝福も受けている様ですし、そちらのスライム核をくだされば探索者の契約と素材取り引きの許可証を発行しましょう」
「どうされますか?」
200カルという聞きなれない金の単位、高いのか安いのかわからないが1文無しな以上、これ以上ない条件だろう
コアを渡す
「お願いします」
「承りました、ではこちらに契約のサインとしてお名前をお書きください」
そう言うと慣れた手つきで何も無い所から羊皮紙と羽根ペンを取り出しこちらに渡す
魔法だろうか…
名前を書くと受付嬢さんは少し珍しい物を見たような顔をした後、何かを呟き黒色の小さなホイッスルを取り出す
「こちらは探索者としての証である黒笛でございます」
「素材取り引き許可証も同じですが、無くされた場合はまた発行致しますので必ずお伝えする様に」
「素材取り引き許可証はこちらになります」
そう言うと何か読めない文字が刻まれたドッグタグのような物を取り出し、渡してくれた
「わかりました、ありがとうございました 」
「よき探索を」
そう言われるとそそくさとギルドから出ていく、あまりにも視線が刺さるせいで居にくい感じがしたからだ
なんにせよこの世界で生きていく為の1歩を踏み出したような気がする
お腹減った…またスライムを倒して換金して、お金を集めないとな
次回 遭遇




