episode1 死ぬ事
修正版を2本連続なので初投稿です
目が覚めると教会のような所で神父に起こされた
「おお!旅の方よ貴方は死んでしまいました。」
「ですが貴方は蘇りました、これも女神様の御加護でしょう」
「俺死んだんですか?」
「その通りでございます」
死んだかぁ…正直実感がないな…一瞬だったし…でも痛かったかも…
「ご安心ください、女神の加護を受けられた方は何度死んでも蘇ります」
「本当ですか?」
「勿論ですとも、ですがお忘れなきように死は恐ろしい物だと…」
「そうですか…ありがとうございました」
「お気をつけて」
そう言って教会から出ていく、時刻は朝のようで光が目に刺さる
外はそれなりに人通りが多く、石畳の上を歩いている人達がいる
周囲で分かるものは雑貨屋のような読めない字で書かれた看板だけだった
拝啓、父母へ、私はどうやら死んでも死なない人間になったようです
とはいえ同じくらいの疑問が腕にくっ付いていた
そう、右腕がパイルバンカーになっていたからだ
なんで?なんで?なんで?
利き手こっちだし手が無くなってるから飯食べれないし
一体これでどうやって生きていけと…?
しかもなんか重たいし…
なんて考えて居ると視線を感じる
明らかに目立っている、主にパイルバンカーが
視線から逃げるように知らない道を歩いていく、門の外には人が見えなかったので出ていく
幸い門番などは居ないようだったので簡単に外に出れた
門の外を歩き回る事約5分、右腕の観察をしてわかったのはパイルバンカーの打ち方が感覚的に理解出来るという事と、今は打てそうだなと思う事だけだった
背後からペタリと音がする、何の音だと振り返るとそこにはゲル状のバケモノが立っていた
スライムだろうか、なんて考えている暇は無かった
突然狙いを定めたと思うとこちらに突進して来たからだ
反射的に身を捩らせ躱す、死が迫っている。
落ち着け、挙動はまだ突進しか見えていない
2度目の突進、突進するまでに狙いを定める間があるのでその辺を転がるだけで躱せた
どうやら動きは突進だけの様だ、だがそれ以上の問題があった
自分の体力切れだ
慣れない動きに重たいパイル、次避けるのは無理だなと思い覚悟を決める。
突進に合わせて真正面からパイルを打ち込むしかない。
スライムが突進してくる、パイルを構え右腕を刺すように殴り返す
トリガーを引くと火花が散り、釘が射出されスライムを吹き飛ばす
それと同時に反動が腕にかかり、右腕から飛ばされるように転がってしまう。
スライムはどうなった!?
直ぐに立ち上がり周りを見渡すと、そこにはピンク色の肉の塊のような物が落ちていた
雑貨屋らしき所で売れるだろうか…と思い、左手で持ち門へと帰る
パイルは打てないような感覚になっていた為、次に遭遇したら死ぬと思ったからだ。
とにかく、まだ疑問は湧いているがそれは置いておき生き延びた事を喜ぼう…
次回 街の説明




