第1話 異世界召喚
古代より、中学二年生を境に発症してしまうある病がある。
そう、それは中二病。
この病は薬での治療はおろか本人が自覚するまで治らない不治の病・・・
そんな中二病を発症してしまったある男の子がいた。
「俺の名前は♰終焉を告げし者♰。 身長156㎝、体重45㎏、使える魔法はほぼ全部 といったところだろうか。 このつまらない学校で意味のない授業を受けている。 学校に来る理由なんて隣の莉乃ちゃんが好きだから会いに行くだけ 授業なんて何の意味もない・・・ 」
教室の扉がガラッと開く
「おらぁ! 全員手を挙げろ! おめぇらは人質なんだよ! わかったら黙ってそこから動くな!」
テロリストか、雑魚だな・・・
俺はそっと立ち上がる
「おいっ! 動くなって聞こえなかったか?ガキンチョ 俺がこの引き金を引く前にとっとと座れ! 」
「テロリストさんよぉ あんたの目的はなんだ?」
「てめぇみてぇなガキに話したって意味ねぇよ 死にてぇのか?」
「交渉決裂 仕方ない 任 務 開 始」
「今なんか言ったか? 死にてぇみてぇならお望みどおり殺してやるよっ! 」
教室に銃声が響き渡る
「高 速 移 動 身 体 強 化」
「なっ!!」
テロリストの腹に一発 パンチをかまして隙が出来た瞬間に銃を奪い取り背後に回る
頭に銃を突き付ける
「チェックメイト」
「ガキが舐めたマネしやがってっっっっ!!!」
殴りかかってきた
「うっ!!」
テロリストの腹に再びパンチをお見舞いし、首筋にチョップする。
バタリ
「言っただろ? チェックメイトってな」
「莉乃 怪我はないか?」
「♰終焉を告げし者♰ ///」
「怖かっただろ おいで」
「♰終焉を告げし者♰っ!!///」
莉乃をそっと抱きしめる
・・・
「おい 黒川、 くーろーかーわ 黒川 瞬!! ここの問題解いてみろ」
先生 が話しかけてくる
ちっ、いいとこだったのに
「その問題の答えは、31 連立方程式を使えば簡単に解けますよ 先生」
「ん まぁ 正解だ だが、授業中だからぼーっとするんじゃないぞ」
こんなくだらない授業 いつまで続ける気だ?・・・
「ねぇ 瞬君 さっきの問題ちょっとわからなかったから教えてくれない?」
「えっ? あっ? 莉乃ちゃん!? い、いいよっ! えっとその ここは、この式とこの式を連立して――― 」
「ありがとっ! 瞬君っ! 」
「ど、っどど、どういたしまして!」
はぁ~ 勉強しててよかった~ それにしても 莉乃ちゃんかわいいな~
「どうしたの瞬君? 私の顔何かついてる?
「えっ? いや そういうわけじゃ! 何でもないっ! あはは あはは」
「ん?そっか(笑) 私の顔見てるから何かついてるのかと思っちゃった(笑)」
あっぶねぇ~ 俺が莉乃ちゃんのこと好きってバレるとこだった~ あぶねぇ~
授業を終え 帰路に就く
「・・・ My mother 今日の晩御飯 は何だい?」
「あら、瞬 おかえりなさい! 今日は瞬の好きなハンバーグよ~^^ まだ少しかかるから待っててくれるかしら?」
「了解」
さて、俺の大好物ができるまで、いつもの やるか」
机から魔術書 を取り出す」
「これで魔法陣の方は完璧なはずだ。 あとは魔法陣に手を置きながら呪文を唱えるだけ・・・ 今日は全能の神でも呼び出すとするか・・・ 」
「天界より出でよ! 全能の神! 森羅万象、天衣無縫の我が力を持って現界せよっっっ! はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっ!!!!!!!」
魔法陣が光りだす
「成功 か!?」
光が俺を包み込む
「・・・・・うっ!!」
まぶしい光に目を瞑りそうになってしまう 瞑らないように耐えてみるが 限界だっ!!
光が遠のいて 少しづつ目を開けてみると・・・・
「なんだここぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
中世ヨーロッパのような街並み
なんだかここは賑わっているようだ 果物屋や洋服や 町で陽気に踊りを踊っている人もいる
「えっ? えっ!? もしかして これって・・・
異 世 界 召 喚 っ っ っ っ! ? ! ? ! ? 」
ここまで読んでいただきありがとうございます
これから不定期(基本的には1週間に1度ほど)に更新していく予定です
毎回10分ほどで読めるのを目安に作っているので気が向いたときに読んでもらえたら幸いです
異世界にて、これから瞬はどうなってしまうのか!?
次回 第2話 《仲間》ご期待ください^^