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なんでもアリな異世界は、なんだか楽しそうです!!  作者: 日向ぼっこ
4章.カロライン王国編

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49話.準備

 ダンが聖竜騎士団との話し合いの場の調整を終えるまでにかかる約4日間をクロムたちは休息に充てることにした。

そしてその時間を使って自分たちの装備を整えることにしたのだった。


 クロムは魔術師である自分には優れた武器というものは特に必要ではないと考えていた。

しかしビネガが言うにはその考え方は間違っていたらしい。

魔術師は優秀な杖を持つことによって、魔術の発動速度や威力・規模がかなり変わるらしいのである。

 カルロたち竜人族4人は元々武闘派であることもあって優秀な装備を持っており、とりあえずはクロムの杖とアキナの双剣を探すこととした。。


「そういえば前に竜人王聖石を杖に使うといいっていう話があった気がしたけど、杖ってどうやって作るもんなんだ?」


「持ち手となる棒状のもの、材質は木でも金属でも構いません。

 その棒状のものに魔力を集約させるための宝石類を取り付けることで杖となります。

 杖制作は我ができますし、宝石としては竜人王聖石がありますので後は持ち手さえ選んでいただければ作成致しますよ」


 ビネガに杖の作り方を聞いたクロムは、杖の持ち手部分にあたるものを探すためにロムの店を訪ねることにした。


「ロムさん、お久しぶりです」


「…… 

 お前さんか、今回は何用じゃ」


 クロムは自分専用の杖を作るために杖の持ち手となる素材を探していることをロムに告げた。

すると、ロムは黙ったまま店の奥へと歩いてゆき、大きな木箱を抱えて戻ってきた。


「お前の蒼天のローブと共にうちに売りつけられたものじゃ。

 水の精霊の住処となっていた神木の枝らしいのじゃが…… 

 見ての通りただの木の枝じゃわ。

 蒼天のローブの時のようにおまえの魔力を流し込んでみるが良い」


 クロムはロムに言われるがままに、ローブの時と同じように木の枝に自分の魔力を流し込み始めた。

クロムの魔力を流し込まれた枝はほのかに発光を始め、やがてわずかに蒼白く発光する木の枝へと変貌をとげるのであった。


「ほほぉ、その枝の話もガセではなかったようじゃな。

 ローブと同じくその枝はお前にくれてやる」


「いやいやいや、さすがにそれはダメですって……」


「クロム…… 

 ロムさんは一度言い出したらまず曲げないわよ……」


「……わかりました、この枝はありがたく頂きます。

 でもアキナ用の双剣はちゃんと買わせていただきますからね!

 ロムさんおススメのものはありませんか?」


 ロムは意見を曲げないという人であるというアキナの言葉に苦笑しつつも、クロムはアキナ用の双剣を見繕ってもらうことにした。

貰い続けるだけなのが心苦しいというのもあったが、ローブといい今回の木の枝といいロムの店の品揃えを信頼しているからでもあった。


「……重視する性能はなんなのじゃ?」


「だそうだが、どんなのがいい?」


 アキナは速度でかく乱しつつ戦うスタイルを好んでいることをロムに伝えた。

アキナの希望を聞いたロムはまた店の奥へと向かい、小ぶりの木箱を持って戻ってきた。


「この店で一番の品じゃ。

 疾風(しっぷう)の短刀と迅雷(じんらい)の短刀。

疾風迅雷の双剣しっぷうじんらいのそうけんと言われるものじゃ」


 二人はロムが持ってきた双剣の見た目の美しさに思わず見入ってしまう。


「綺麗な剣だ……」


「う、うん……

 それに……

 ものすごい魔力が秘められているのが私でもわかるよ、こんなすごい双剣、私には勿体ないよ……」


「勿体ないということはないと思うぞ。

 アキナは自分のことを過小評価しがちだけど、今ではルインでトップ10に入る実力者だからな」


「そうなのかもしれないけど……

 それはクロムのおかげだし……」


 アキナは自分の急成長がクロムの能力のおかげであることを良く理解しているため、自分の強さにイマイチ自信を持てずにいた。

クロムはそんなアキナの姿を見て、自分が配慮不足でありちゃんとアキナに自信を持たせることをしなければいけないなと心に誓うのだった。


「まぁそれは置いておくとして……

 ロムさん、それを買わせてもらうよ。

 代金はこれで足りるかな?」


 クロムはギンたちの討伐の報酬としてもらったお金の大半をロムに手渡した。

ロムはそんなにいらんと言い張ったが、ここはクロムが折れることはなくそのまま手渡すと先ほどの木の枝と双剣を受け取って店を出るのであった。


「クロム……、ありがとね」


 照れくさそうに感謝をするアキナの横顔が無性に可愛くてしかたないと感じるクロムだった。


「面白かった!」

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