戦車の咆哮
~城壁上 オステア担当場所~
昼が少し過ぎた頃、モンスターの攻勢が終わり、他の場所を攻撃していたモンスター達が、オステア防衛担当場所に最後の突撃を仕掛けようとしていた、それにあわせて他の防衛部隊も集結していた
兵士長「勇者殿、貴殿の担当の場所にモンスターが集結している、ここは逃がさぬように突撃すべきでは?」
マルス「私もそう思う、モンスターは全てここに集結している、突撃される前に突撃すべきではないだろうか?」
ナオヤ「.………‥.………‥ジョン、戦車塹壕を城壁外に1時間で掘れるか?」
ジョン「戦車を隠す塹壕っすよね、ギリギリっすね、自分達だけなら…他の部隊の魔法使いや兵士達を借りれれば30分で終わると思うっす」
ナオヤ「早いな、チハとはいっても15両だぞ」
ジョン「魔法使えば早いっす」
兵士長「わかりました、お貸しします」
マルス「我々もです」
ナオヤ「ということだ、やってくれ」
ジョン「了解っす」
ジョンは兵士達を集めて塹壕を堀始めた
ナオヤ「さて、白兵戦をすることは確定ですが、まずは数を減らしましょう」
直哉は考えた作戦を話した
兵士長「.………‥わかりました、その手筈で」
マルス「我々もです」
フェニア「部隊に門前に集結するようにいったおくわね」
ナオヤ「さて、どう転ぶかな」
~1時間後~
弓兵「きました!最後の攻勢です!」
城壁上にいた弓兵が声をあげた、それに合わせて弓兵達が弓をつがえた、戦車の中にいたゴブリン兵達が初弾をチャージした
ナオヤ「準備はいいな….………‥.………‥.………‥今だ!戦車隊突撃!歩兵隊続け!!」
兵士達『オラーーーーーーー!』
モンスターが城壁上で弓兵達が放つ矢で数を減らしながら、城壁外の戦車に近付いた直後に戦車が塹壕から飛び出してモンスターを牽き始めたのを切っ掛けに兵士達が城門からでて剣・槍・銃剣突撃で突撃を開始した
ナオヤ「戦車隊!わかっているとは思うが後方のは狙うな!前の連中を狙え!」
ゴブリン戦車兵長「わかってるっす!」
戦車隊は主砲の対戦車エネルギー砲と機銃を撃ち始めた
ナオヤ「これでも喰らえ!」
直哉は搭載機銃で撃ち始めた、それにより小型のモンスターが蜂の巣になって死んでいった
ナオヤ「右前方にオーガ!主砲、撃て!」
ゴブリン戦車兵長「てぇ!」
戦車の主砲が咆哮をあげた
ドン!
オーガ「グキャ.………‥?」
オーガは自分が死んだことに気がつかないまま上半身が吹き飛ばされて死んだ
ナオヤ「勝ったな」
そこにはモンスターを蹂躙している戦車隊と戦車が撃ち漏らしたモンスターを剣や槍、銃剣で殲滅している兵士達の姿が目に写った
異世界で初めて実戦投入された戦車は犠牲者ゼロ・戦果3000という脅威的な勝利を得た




