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全ての始まり 中篇

ぴりりり!ぴりりり!

今は夜の22時風呂から上がった私は急いで受話器をとる。

「はい、ミリアですあ、ミレイさん?」

「こんな夜遅くにごめんなさい貴女に頼みたいことがあるの」

「何ですか?」

「貴女リリアスには所属していたわよね?」

「はい、悪魔撃退のために作られた組織ですよね」

「そうなの、それでね明日貴女魔力調査あるじゃない?そのときに

悪魔撃退の記録のデータ持ってきてくれる?」

「え、それって確か組織外持ち出し厳禁の機密データですよね、何でそんなもの」

「詳しいことは後で説明すから、よろしく頼んだわよ」

「え・・ちょ・・ミレイさ・・・」

そのときすでに電話は切れていた。

どうしたんだろ

新しい悪魔か何かか出たのかな?

それに最近悪魔の出入りが頻繁になってきて、結構な魔力が感じられるし

相当の魔力を持った悪魔が出てきてるのかも。

そんなことを考えながら私は眠りについた。


ビービービー!ビービービー!ビービービー!

「膨大な魔力反応!強力な悪魔です!」

「モニターで悪魔の様子を映して!」

「はい!」

これは・・なん・・だ?夢・・

「第三モニター映りました!・・これは・・・!」

「またか!魔界からの使者・・・ルシファーめ!

シーナ!メヴィウス!聞こえてる!?」

「聞こえます!司令官!」

「聞こえてるぜぇ?司令官様」

「今からあなた達2人に出撃してもらいます!目標はルシファー!

準備しなさい!」

「もう準備してます!」

「はぁ!?おま・・早すぎだろ・・」

「警報が鳴った時点で準備するのが当たり前でしょ!?」

「さすがシーナね、メヴィウス急いで!」

「わーってる!」

「司令官、ミリアはどうしたんですか?」

・・は?・・私・・なんで・・どういう事・・

「ミリアはもう準備済み今こっちに向かってる!」


この夢は・・いったい・・・でも・・どこかで・・



「それじゃ、先に上がりま-すお疲れ様でした!」

私はフォークを出てリリアスへ向かった。

今朝の夢は一体・・でも、ルシファー出現・・ミレイさんが言っていた悪魔撃退の記録データ・・そのデータは新しい悪魔が出現するたびデータの一部がこっちに送られて来る・・でもその記録が欲しいってことはまさか!

新しい悪魔が出現したのにもかかわらず、データを送って来ないのだとしたら!

大変なことになる・・



私はリリアスに着いた

自分のIDカードを機会に通して中に入る。

ロッカールームに入り荷物をまとめて検査室に行くと放送が入る

「いらっしゃいミリアちゃん、今日の検査は魔力の数値を調べて

炎と水属性の魔法をどのくらい操れるか検査させてもらうわ」

魔力学者のミカドさんだ

「はい」

「それじゃ、まずは魔力向上の装備をはずした状態から」

「わかりました」

「それじゃ、いつでもどうぞ」

私はいつもつけているイヤリングをはずした。

「行きます!」

それを合図に私は魔力を最大にまで溜めた。

「はーいオッケーよ、それじゃ次は装備ありでお願いね」

私はイヤリングを着けてもう一回魔力を溜める。

「もういいわよー次は炎と水属性の魔法で的の真ん中を狙って打ってみて

その次は目を閉じて狙って打ってみて」

「わかりました」

「ミカドさん、いくらなんでも目を瞑れとか無理ですよ」

「それはどうかな?やって見ないとわからないでしょ?」

ズドーン!

私は目隠しをしたまま的の真ん中を感じ取って狙った。

「え・・・まじ・・かよ・・こんなこと出来るのか」

「さすがねミリア、今日の検査結果は貴女のPCに保存用データとして送っておいたわ、後で前の奴と比べて見て」

「ありがとうございます」

「はい、これが今日の魔力検査の結果と数値、条件はすべてクリア

魔力も前回のときより増えてきてるみたいだし、この調子ね!」

「はい、あのひとつ聞きたいことが」

「何?何でも聞いて」

「新しい悪魔が出現したのにそれを報告しない事ってあるんですか?」

「何で?」

そのときだった明らかにミカドは動揺していた。

「何を言っているの?そんなわけ無いじゃない

私達は悪魔を殲滅する義務があるのよ?

貴女が所属しているフォークスだって同じ、悪魔について調べその結果を私達に伝えそれを元に戦う、それなのに悪魔についてのデータを送らないだなんてこと

ありえないわ・・」

「・・・そうですね、すみませんでした。」

「いいのよ、で、もう帰るの?」

「はい、今日の報告書まとめ終わってないので今日は帰ります」

「そう、気おつけてね」

「はい」

私は検査室を後にし司令官の部屋に忍び込んだ。

「あれ、ここじゃなかったか」

私は司令塔に入った。

すると司令官のPCからとんでもないデータを見つけた。

「こ・・これは・・」

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