第六章:禁断の目覚めと発覚の夜
それから、二度目、三度目と夜を重ねるごとに、恵理に変化が訪れた。
ある休日の夕方。
恵理はもう、夜以外の時間も僕の部屋に入ってくるようになった。
そして、何も言わずにベッドの端に腰を下ろすと――ゆっくりとカットソーとショートパンツを脱いだ。
「お兄ちゃん…今日は、私の方から、してあげたいの」
その言葉に、僕は息を呑んだ。
恵理は恥ずかしそうに微笑みながら、僕のズボンのファスナーを下ろし、ためらいがちに手を伸ばす。
指先が触れた瞬間、僕のそこはすでに痛いほど硬くなっていた。
「…熱い。お兄ちゃんも、こうなるんだ」
彼女は囁くように言いながら、ゆっくりと上下に手を動かし始めた。
ぎこちない動きだったが、その一生懸命さが逆に僕を狂わせた。
やがて恵理は顔を下げ、唇を寄せた。
最初は先端に軽くキスをするだけ。
けれど、僕が低く呻くと、彼女は勇気を振り絞るように口を開き、熱い内部に含んだ。
「ん…っ、んぅ…」
不慣れな動きで、舌を這わせる。
時折、歯が軽く当たって痛むはずなのに、それが逆にたまらない。
僕は恵理の髪を優しく撫でながら、腰を小さく動かした。
彼女は涙目になりながらも、懸命に奉仕を続けた。
そして、限界が近づいた瞬間――僕は恵理の頭を軽く押さえ、喉奥まで押し込んだ。
恵理はむせながらも、逃げようとはしなかった。
熱い奔流をすべて受け止め、喉を鳴らして飲み下した。
その日以降、恵理は明らかに変わった。
数日後の朝、親の目を盗んで廊下で僕の腰に手を回し、耳元で囁く。
「今日、帰ったら…また、してほしい」
帰宅後、玄関で靴を脱ぐ間も惜しんで、僕の手を自分のスカートの中に導く。
「ここ……もう、濡れてるの。お兄ちゃんのせいだよ…?」
禁忌の快楽に目覚めた妹は、日に日に大胆になっていった。
そして、あの夜が来た。
僕と恵理は、佑三さんが風呂に入っている隙を狙って、二階の物置部屋に忍び込んでいた。
狭い空間。埃っぽい空気。
それでも僕たちは我慢できなかった。
恵理は壁に手をつき、背後から僕に腰を押しつけてくる。
スカートをたくし上げ、下着をずらして、すでに蜜で濡れたそこを僕に見せつけた。
「早く…。お兄ちゃんの、欲しい…」
僕はもう理性など吹き飛んでいた。
恵理の細い腰を掴み、一気に貫いた。
熱く、ぬるぬるとした内部が僕を締めつける。
恵理は声を殺すために自分の腕を噛みながら、腰を振り返してきた。
「あっ…んっ、深い…そこ、好き…っ」
僕たちは獣のように腰を打ち合わせた。
物置の古い棚が軋む音。
汗と吐息と、結合部の淫らな水音だけが響く。
その時だった。
ガチャリ。扉が開いた。
そこに立っていたのは、佑三さんだった。
底知れぬ冷たさを湛えた瞳で見つめながら、「…へぇ」低い、愉悦に満ちた声で呟いた。
「お前たち、随分と仲良くなったじゃないか」
恵理の体が凍りついた。僕も一瞬で動きが止まる。
佑三さんはゆっくりと部屋に入り、扉を閉めて鍵をかけた。
「いいところを邪魔して悪かったな。早く続けなさい。」
彼はニヤリと笑いながら、壁に寄りかかった。
「ただし――今夜からは、私のルールで遊ぶ」
僕と恵理は、まだ繋がったまま、震えていた。




