第四章:兄の罪と妹の純潔
やがて佑三さんは、震える僕に視線を向けた。
その瞳には、最悪の愉悦が宿っていた。
「純一。母さんにこれ以上続けさせたくないなら…お前が恵理の相手をするんだ」
「なっ…何を!?」
「実の兄妹が交わる背徳感。それを見ながら飲む酒は、さぞ旨いだろう。…拒否するのか?なら、由美に道具を持ってこさせよう。恵理が壊れるまでな」
佑三さんの脅しは、冗談ではなかった。
彼は本気で、この家族を根本から、血の繋がりすらも汚し尽くそうとしている。
僕は、震える足で恵理に近づいた。
「…だめ…来ないで!」
恵理は本気で抵抗した。
僕を手や足で押し返し、獣のような声を上げて拒絶する。
だが、僕が手を止めようとすると、佑三さんは由美に鋭い指示を飛ばす。
僕は目を閉じ、涙を流しながら、恵理の体に触れていった。
「ごめん、恵理…ごめん…っ」
最初は拒絶のために強張っていた恵理の体。
だが、僕の指が、僕の体温が彼女に触れ続けるうちに、残酷なほどに「肉体」は反応し始めた。
佑三さんの暴力的な愛撫とは違う、兄としての、あるいは一人の男としての、戸惑いを含んだ指先。
やがて恵理の激しい抵抗は、断続的な吐息へと変わっていった。
「…っ…ん、んん…」
恵理の口から、漏れてはいけない甘い声がこぼれる。
その瞬間、僕の中で何かが弾けた。
罪悪感、絶望、そして極限状態が生み出した歪んだ欲情。
僕は、恵理の乱れた衣服を荒々しく剥ぎ取り、恵理の純潔な身体を一糸まとわぬ姿へ変えていく。
そして、恵理の汗ばんだ肌に指を滑らせ、震える小さな膨らみを捉えた。
先端を軽く指で刺激したあと、おもむろに口に含む。
兄から受ける初めての衝撃に、心では拒否しながらも、体は異常な快感を覚えていた。
自分の身体が自分の身体じゃなくなっていくような感覚。
しかし、心地よく懐かしい感じ。
そんな夢見心地を突き崩すかのように、鋭い痛みが全身に走った。
僕は恵理の内部へと、勢いよく入ってしまった。
欲望に支配された獣になってしまったのだ。
彼女の内部は熱く、狭く、僕を迎え入れるようにきつく締めつけてくる。
初めての感触に、僕は息を詰まらせながら、激しく腰を振り続けた。
恵理の顔が苦痛と羞恥で歪み、爪が僕の背中に食い込む。
彼女の目は焦点が合っておらず、口はパクパクとさせていた。
失神寸前のようだった。
その様子が、逆に僕の欲情を煽る。
僕は自分でも信じられないほど深く恵理を貫き、彼女の最も奥まで到達する。
恵理の体がびくびくと痙攣し、涙が頰を伝う。
しばらくすると、僕の動きに合わせて恵理の内部がぬるぬると絡みつき、僕を引き込むように収縮を繰り返す。
罪悪感で胸が張り裂けそうになりながらも、肉体の快楽がそれを上回っていく。
「恵理…ごめん…でも、止まれない…」
僕は恵理の唇を奪い、激しく腰を振る。
恵理は首を振り、抵抗を試みていたが、次第に僕の動きに合わせて腰を揺らし始め、甘い喘ぎが漏れ出す。
兄妹であるという禁忌が、快楽を異常に高めていく。
僕の熱が恵理の内部で膨張し、限界を迎える瞬間、恵理の体が硬直し、同時に達する。
熱いものが恵理の中に放たれ、彼女の体が震える。
僕は恵理を抱きしめ、涙を流しながら、その余韻に浸った。
取り返しのつかない一線を、僕たちは越えてしまった。
「あはは!傑作だ!血を分けた兄妹が、親の前で貪り合っている!」
佑三さんの下品な笑い声が遠くに聞こえる。
一度踏み越えてしまった一線。
もはや、僕たちに引き返す道は残されていなかった。
僕は、壊れていく恵理を強く抱き寄せ、ただひたすらに、その地獄のような快楽に溺れていった。




