早々に人化する人外転生は「暴れん坊将軍」かもしれない
本日の本題はズバリ、人外転生モノの早々の人化は「暴れん坊将軍」なのではないだろうかということです。世間は暗い話題ばっかりなので、私のような馬鹿な人間が馬鹿なこと考えてるな。こんな馬鹿でも生きていけるなら自分も大丈夫だな、とでも思って頂ければ。
私は「小説家になろう」で人外転生モノをよく読みます。人外転生モノが何かと言いますと、人以外の何かに転生する異世界転生モノですね。転生先が異世界ではない場合もあると思いますが、私は異世界転生の人外転生モノをよく読みます。
そんな人外転生モノも様々なジャンルに細分化できると思います。人類と友好的なのか、人類と敵対するのか、はたまた人類なんて登場しないなどなど。
様々な分け方ができると思いますが、今回話していきたいのは早々に人化する小説と、人化はしない・終盤まで人化しない、という分け方です。
ありませんか? 人外になった主人公が人外としてどう生きていくのかを楽しもうと思って読み始めてみると2~3話目ですぐに人化して、それ人外に転生した設定いるぅ?って思ったこと。
私はありました。こっちは人外主人公の生き様を読みたくて来たのに、ジャンル詐欺にあった気分になるのです。そういった小説に対して私の考えは長らく、最初からただのチート的に強い人間主人公で良かったよね、というモノでした。
しかし最近、それはちょっと違うのかなとも思い始めてきています。人外転生モノで早々に人化するモノは、実は「暴れん坊将軍」なのではないだろうか、と。
「暴れん坊将軍」とは何かと言いますと、上様である徳川吉宗が身分を隠して下町をブラつき、偶然みつけた悪事に首をつっこんで、上様という身分をバラして無双して悪事を裁く、という時代劇です。
では人外転生モノがどうして「暴れん坊将軍」なのではないかと思ったかと言いますと、まず主人公は人よりも上位存在に転生します。「暴れん坊将軍」の主人公は上様なので日本の頂点、つまり登場する他のどの人類よりも上位存在です。
そんな上位存在が人化(上位存在ではないと偽装)して、スローライフして(街中をブラつき)偶然見つけた悪事を無双して裁く。
つまり、上位存在に転生した主人公が早々に人化するスローライフモノは、「暴れん坊将軍」を観たかったんだ! な、なんだってー!?
余の顔を見忘れたか、この紋所が目に入らぬか、桜吹雪を忘れたとは、などで読者のテンション爆上げするジャンル。
法で裁かれるべき人物の処遇が自身の思っている程重くはなかった。このジャンルはそんな現代の不満の捌け口の1つなのかもしれません。
こう考えると、早々に人化する人外転生モノを読み始めた読者がジャンル詐欺だと感じるのも頷けます。だって、ジャンルが違うんですもの。
かたや、人外に転生してしまった主人公がどう慣れない体に適応していくか、どう人類と接していくか、体と精神のズレなどを楽しみたい読者がいる一方で、もう一方は早々に人化して「暴れん坊将軍」。
もはや別ジャンルとした方が両者ともに幸せになれるのではないでしょうか。ジャンル名は……、そうですね、人外暴れん坊将軍? 人外黄門? うーん……。