チンピラ vs 機嫌の悪い妹
軽く食事をして一休みをした後、その面倒な出来事は始まった。
グレイが耳をピクリと動かして、北の方角に顔を向ける。
「誰か来るな」
一緒にその方角に注意を向けたヤマトも、グレイに遅れて近づいてくる気配に気がついた。
物見櫓から1キロほど進んだあたりの茂みから、数人の男が姿を現す。
目は悪くないのか、向こうも少し近づいた所で櫓の下にいるヤマト達に気がついたようだ。
距離が近くなってきて成人男性の3人組だと判別できた。
先頭の男はひょろりとしていて糸の様な目をしている。顔は少し青白い。
その後ろの男は、一人だけ着ている服の色が鮮やかだ。右側が黄色、左側が青という奇抜な印象のベストで、その下は何も着ていないので腋毛やら胸毛やらが溢れている。
最後尾は巨漢の男で、服がないのか暑いのかわからないが上半身は裸だ。手には大きな片刃の斧を手にしている。丸みのある体と丸い頭の巨漢の裸族。
斧の背中側は分厚く作られていて、ハンマーとしても使えそうな道具だ。
だいぶ近づいてきてから、先頭のひょろ男がひゅうーと口笛を吹く。
こういうところは地球と変わらないのか。実にチンピラ風だ。
「他所者ですぜ、大将」
「大将はやめろって言ってんだろ、ツウルウ」
「へへ、でしたっけ。ボンルさん」
ツウルウと呼ばれたひょろっとした目つきの悪い男がにやにやと笑いながら答える。
ふん、と鼻を鳴らして偉そうにしている若者。ボンルさんと呼ばれたが、明らかにツウルウより若く見える。
その後ろの巨漢は何も喋っていないが、鼻息が荒い。
「ずいぶんとお綺麗な女連れてるじゃあないですかい」
一瞬だけ、ツウルウの細い目が見開かれてアスカを捉える。
ヤマトがちらりとアスカを見ると、この状況でちょっと得意げな顔をしていた。
(バカなのか、うちの妹)
「バカかおめえは。ガキじゃあねぇか」
「ぉふ、子供だぁな」
ボンルが軽くツウルウを小突き、後ろの巨漢がやや聞き取りにくい太い声で笑った。
再度ヤマトがちらりと見ると、アスカの目が非常に冷たく彼らに突き刺さっていた。無価値で不快なものが自分の領域にある時の目だ。
「フィフ、殺すと問題ある?」
「待て、ちょっと待てだぞアスカ」
さすがに今の軽口程度で殺すのは行き過ぎだろう。少し慌てた声音でフィフジャが止める。
止め方が狂犬への指示のようだが、似たようなものだから仕方ない。
(グレイは……寝てる?)
聞こえているだろうが、グレイは興味が湧かないのか日陰で寝そべったままだった。
脅威ではないと感じているのか。あるいは人間相手だからなのか。
「あー、あんたらはノエチェゼの住人か?」
「そうだぁ、ボンルさんはノエチェゼで一番の――」
「親切に答えてんじゃねぇよウォロ」
今度は後ろの巨漢が、ボンルさんに小突かれた。
ウォロと呼ばれた巨漢はボンルさんより頭一つでかいので、小突くのも背伸びしてだったが。
叩かれたウォロはえへえへと笑っている。
小突いてみたものの、あまり堪えた様子のないウォロに呆れながら、ボンルさんがこちらに向き直る。
「てめえらは何モンで、ここで何してんだ?」
子分――多分、子分という扱いでいいのだろう――の二人に話させていると苛々するのか直接聞いてきた。
その質問には素直に答えるべきだろうか。
「俺たちはリゴベッテの探検家だ。ズァムナ大森林を調査してきた帰りだ」
「あぁ、お前らが?」
フィフジャの返答に訝しげな顔をするボンルさん。
無理もない。フィフジャはともかく、ヤマトもアスカも若すぎる。
「腕には自信があるからな。運もよかったが、黒鬼虎も狩れたから町で売って金にしようかと思っている」
フィフジャが荷物の方を顎で示すと、彼らの視線もそちらに向かって驚きの表情に変わった。
「まじかよ、大将。本当に黒鬼虎の毛皮だぜ」
「黒鬼虎を……いや、そりゃあお前無理があんだろ」
少しだけ戸惑った様子で頭を振るボンルさん。大将と呼ばれたことを気にする余裕はなさそうだ。
金になる黒鬼虎の毛皮だが、それを入手するだけの力がある一行だとは思えない。
「たまたま死に掛けか何かの黒鬼虎でも見つけたんだろうよ」
そういう結論であれば納得できるとでもいうように、言ってから自分で頷いている。
こちらの戦力が自分たちより下だと判断したら、襲ってくるのだろうか。
「グレイ」
ヤマトが呼ぶと、後ろでふぁぁとあくびをしながら立ち上がる気配があった。
明らかにぎょっとした様子で後ずさりする三人組――三馬鹿でいいだろうか。
「ぶぇぇ、おおかにだぁ」
「なっ、銀狼なんか連れてるのかよ」
怯えた声で数歩後ろに下がるウォロとツウルウだが、リーダーであるボンルさんはそれ以上は後ろに下がらなかった。かなり表情は引きつっているが。
「お、どろかせてくれるじゃあねえか。そんなもん連れてるなら、まあ確かに黒鬼虎も倒せるかもしれねぇな」
「ええと、ボンルさん?」
「あァ! 気安く呼んでんじゃねえぞクソガキ」
叱られた。
ヤマトとすれば一応丁寧に呼びかけてみたつもりなのだが。理不尽だ。
「そんなに噛み付くなよボンルさん」
「てめぇ……」
わざとからかうように続けたフィフジャを睨みつけるボンルさんだったが、さすがに銀狼が同行しているのを見て襲い掛かってくるほど短絡的ではないようだ。
ぎりぎりと歯軋りしながらフィフジャとヤマトを睨むのだが、彼の注意はアスカには向いていない。
アスカは手元で投げナイフを握りこんでいて危険なのだと教えてあげたいところなのだが、聞いてくれそうにない。
「俺たちはとりあえずノエチェゼに行きたいだけなんだ。別にこんなところで殺し合いをしたいわけじゃない」
「はあ? 殺し合い?」
「なんて物騒な連中なんだぜ」
敵愾心を解こうとしたフィフジャに対して、気の抜けたような声を出すボンルさんと、肩を竦めるツウルウ。
「おっそろしいなぁもう」
大斧を地面について、ぶふーと息を吐くウォロ。隙だらけで戦いの心構えという様子でもない。
それを見て、フィフジャは目をぱちくりとさせる。
「あれ? あんたら強盗とかじゃあないのか?」
「ば、ばっかいえお前! 誰が強盗だ誰が」
やや感情的になって一歩踏み出して言い返したボンルだったが、近づいて大声を出したせいでグレイが牙を剥いて威嚇したのですぐに一歩引いた。
ごほんと咳払いをしてから、お世辞にも善人には見えない笑顔を作り、
「俺らは、あれだ。ノエチェゼの警備団だ。俺様はボンルだぜ」
右側が黄色、左側が青の自分のベストの胸を叩いて、堂々とした様子でそう称する。
わざわざ名乗っていただかなくても、さっきから聞いてるし呼んでいるのだが。
「ボンルさんはノエチェゼ一番の警備隊長なんだな」
「まあ町の組織とかじゃあなくて勝手に名乗ってるだけですがね」
得意げな三馬鹿の自己紹介に、フィフジャとヤマト、アスカは顔を見合わせて、首を振った。
有り得ない。
「どう見ても盗賊とかゴロツキとかでしょ」
それを口に出すのも有り得ないことだと兄は思うのだった。
※ ※ ※
とりあえず話し合ってみたところ、本当に町周辺の警邏などを勝手にやっている自称自警団の三人組ということだった。
まあ無理やり押しかけ警護で恩を売って金をせびったり、港町のいざこざの解決に力(武力)を貸して金をもらったりと、やっていることはチンピラ風ではあったが。
ただ、他人のものを奪い取ったり殺したりとかはしていないという話だ。
いつもいつもノエチェゼの町で稼ぎがあるわけではないので、時にはこうして町を出て獣を狩ったり、木を切って木材として売ったりして生計を立てているのだと。
言ってみれば自由業の方々だった。
「だから目立つようにこういう色の服着てんだろ。盗賊なんかだったらこんな目立つ服着てねえだろうが」
「盗賊に知り合いなんていないからわかんない。悲惨な趣味の服だとは思ったけど」
説得力があるかどうかは微妙なボンルさんの説明に対してアスカの返答は辛辣だ。
「このクソガキ……」
(すみません、その子うちの妹なんです)
とりあえず短絡的に殺さなくてよかった、と思う。うちの妹が。
盗賊なんかならともかくとして、善良……かどうかはともかく、とりあえずギリギリ真っ当な仕事をしている人間を殺害なんてしたら人として許されない。
ガキだと言われて腹が立ったから、なんてガキみたいな理由で人殺しなんて勘弁してほしい。兄として。
言動や身なりは黒い部類の印象だったが、どうやらまだ社会的にセーフな領域の人たちのようだ。
それと、話していて気がついたが、ボンルさんは竜人族だった。ウォロも竜人だ。
焼けた肌と強い日差しでわかりにくかったが、耳の上側が赤い。ウォロの方は背が高すぎて見えていなかった。
「ツウルウは竜人じゃないのね」
「あっしは人族でさ。ああ、竜人風に言えば普人族ってね。ちょいと前の仕事でドジ踏んで、それからはボンルさんに厄介になってるんで」
へへっと笑うツウルウの目は笑ってはいない。前職はおそらく後ろ暗いお仕事なのではないだろうか。
「ぶふぅ、ひぃひぃ」
「ウォロ、何がそんなにおかしいんで?」
「だってさぁ、思ってても言っちゃだめじゃあないの。悲惨な趣味とか、おふぉ」
笑ったらいけないと思ってはいるのか口を押さえて震えているウォロの横で、ひくひくと頬を引きつらせているボンルさん。
「そいつぁ確かに、思っていても言っちゃあいけねぇな」
「思ってんのか、てめぇら」
「まるで思ってもいねえっすよ、大将」
慌てた様子でもなく大きく手を上げて否定するツウルウと、うずくまっておふおふと笑いを堪えているウォロ。堪えきれていないけれど。
ボンルさんはとりあえず二人とも軽く拳骨で殴ってから、ちょっと寂しそうな顔で自分の服を見下ろした。
(けっこう気に入ってるんだな、あの服)
右が黄色、左が青のチョッキ。国旗でなければ大道芸人の衣装くらいでしかなさそうな配色だが。
染色されているということは割と高級な衣類ということになるのか。
アスカの心無い言葉で傷つけてしまったかと思うと少しだけ心が痛む。
「そうやって殴ったりするから誰も本当のことを言ってくれなくなるの。私の素直な言葉に感謝すべきね」
心無いのではなく率直な意見だった。心をさらけ出す必要もないのに。
ぶふっとウォロとツウルウがまた噴き出して、ボンルさんは口を半開きで言葉を失いながらアスカを指差す。
「お前、ちょっと黙ってろって。ごめんねボンルさん」
「く、そのクソガキの口を結んどけよ」
アスカを後ろに押しのけて謝ったヤマトに、震える声で吐き捨てるボンルさんに、もう一度ヤマトはごめんと謝った。
わざわざ怒らせることもないだろうに、なぜいちいち煽るのだろうか。
(ガキだって言われて腹立ててるんだろう。本当に子供なんだから)
他人に悪口を言われることに慣れていない。父や母には甘やかされて褒められて育てられた温室育ちのアスカにとって、些細な言葉に苛立ちが押さえられないのか。
ヤマトとしては、アスカの毒舌にある程度慣れているので何とも思わないのだが。
(自分が言っても気にしないくせに、他人に言われると怒るのか。本当にガキじゃないか)
天才だが精神的に幼い、ということにしておこう。そんな人間的な欠陥があるのも天才っぽいかもしれない。
まだ何か言おうとするアスカの口をヤマトが塞いで、フィフジャは渋い顔をして首を振った。
「こんな様子だ。お互いこれ以上は係わり合いにならない方が、心が休まるというか」
「どうだかな。まあこれ以上そのガキと話しても仕方ねえとは思うけどよ」
むうむうと言い返すアスカの口を右手で押さえつつ、左手でアスカの手首を掴む。
「アホかお前は」
「ぐむぅぅ」
手に隠し持っていた投げナイフを投げつけようとしていたのだ。
脅しで足元にでも投げようとしていたのだろうが、暴力的な手段に躊躇がない。
(なんで身内の方がチンピラ的行動をするんだか)
頭が痛い。妹が馬鹿で頭が痛い。
アスカはふっと力を抜いて、するりとヤマトの手から逃れる。
自由になったアスカに身構えるボンルさんだったが、アスカの方は彼をひと睨みしただけで口元の涎を拭っていた。先ほどヤマトが押さえつけていたせいだ。
「すまん、ちょっと虫の居所が悪いようでな。特に用事はないから、あんたらは自分の仕事をしに行ってくれ」
「……そうだな」
危害を加えられる前に去ろうと判断したのか、子分を促して立ち去ろうとするボンルさんだったが、
「ですけどボンルさん、この兄さんたちをノエチェゼまで案内してやってもいいんじゃねえですかい?」
ツウルウがそんなことを言って引き止める。
言われたボンルさんは、何を言ってるんだという表情をツウルウに向けた。
「こいつらじゃ護衛料を払っちゃくれねえぞ」
「そりゃあそうですがね、兄さんたちは何しにノエチェゼに行くんで?」
問われたフィフジャは、どうしたものかと頭を掻く。
その姿を見ていたボンルさんの目が、不意にカッと見開かれた。
「そうか、お前ら」
ははぁんという擬音が聞こえてきそうなにやにやとした笑顔を浮かべるボンルさん。
「さてはお前ら、船に乗りてえんだな」
「考える必要もなさそうなことを言い当ててこの自慢げな顔、ちょーうざい」
アスカの語彙が悪口方面に伸びすぎた。こんな言語能力は必要ない。
いつかこの口が災いして人を殺すか殺されるかするんじゃないだろうか、とヤマトは不安になる。
「てめっ……ああ、いや、そうだろうそうだろう。この時期ならちょうど今年の最後の船便の準備中だからなぁ」
アスカと言い争っていても金にならない。ボンルさんはとりあえず口の悪いガキは放置してフィフジャと会話することを選択した。
(今年最後の船便か)
ボンルさんにとっては常識なのだろうが、ヤマトたちにとっては知らない情報だ。
とりあえず頭の中で稼ぐ手立てが思いついたのか、ボンルさんは上機嫌に話す。
「いいだろう、俺様がちょっと話をつけてやろうぜ」
「あー、うー、いや……」
「遠慮するこたぁねえぜ。俺様の顔でいやだって言う奴はそういねえからよ。まあちょっとばかし船代はかかるけどな」
言いよどむフィフジャの肩に手を回してばんばんと叩く。
フィフジャの葛藤。
船に乗る伝手がないこちらにとって、話を通してくれるというのは決して悪いことではない。都合がいいと言ってもいい。
仲介料を払うのだって別に構わないのだ。法外な金額でなければ。
だが、しかし。
(この人、信用していいのかな)
ヤマトの疑問は、フィフジャの迷いと同じなのだろう。それが最大の問題だ。
それともう一つ問題が。
「こんなチンピラ信用できないし」
「あーはいはい、アスカはもう当分黙っていた方がいいから」
これ以上混ぜっ返されてはフィフジャの心労が危険なレベルまで溜まるだろう。
「私みたいな可愛い女の子を奴隷船に売りつけたりするかもしれないじゃない」
「なァ……っとに、お前みてぇな口の悪いガキを買ってくれる物好きなんていねえよ」
「どんな荒んだ生き方をしてきたんですかね、ほんと」
ツウルウが苦笑いを浮かべてボンルさんを宥めた。
森で生きるか死ぬかの生活をしてきただけなので、他人に対して荒んだ生き方はしていないはずなのだけれど。
(奴隷商っていう商売は、やっぱりあるんだよな。ノエチェゼにも)
荒んだ商いが成立する程の社会なのだと理解する。地球にだって百年くらい遡ればあったのだから、文明的に中世以前のこの世界にあっても不思議はない。
「まあアスカの言うこともわかるさ。いきなりあんたらを信用することはできないのも本当だ」
アスカが言葉にしてくれた事実を否定はせずにフィフジャが告げる。
信頼関係がない。
「まあそりゃそうだわな」
アスカのように噛み付くような言い方ではないので、それについてはボンルさんも頷く。
「それについちゃ仕方ねえさ。俺も別に無理に船に積み込もうって話はやめとくぜ」
「そうか」
「うまくいったら、って話でいい」
にやりと笑う。
「大陸まで出る船を持ってる船主は限られてる。俺様が知ってる船主は何人かいるからよ。そん中で、お前らが信用できるって思える相手がいたらってことでどうだ?」
複数の選択肢。
なるほど、そういう話をされたら可能性が広がる。
(このボンルさんって、頭は悪そうだけどこういう交渉力みたいなのはあるみたいだ。そうやって生きてるから、こう言えば相手が食いつくってわかるのか)
金をせびって生きるチンピラ風の生活の知恵というのか。嗅覚かもしれない。
少し沈黙してから、フィフジャがヤマトの方に視線を寄越す。
他に何かあてがあるわけでもない。成功報酬でいいというのなら別にいいのではないか、と。ヤマトは頷いてみせた。
「わ、もぶ……」
アスカが何かを言おうとしたので強制的に口を塞ぐ。どうせ余計なことだ。
塞いだヤマトの手の平に唾がついた。気持ち悪い。手を洗いたい。
「そう、だな。そういうことなら引き合わせてもらおうか」
「よぉし、話は決まりだな。じゃあさっそくノエチェゼに行こうぜ」
「うぇ、帰るのかぁ」
「何聞いていたんですかね、このデカブツは」
勢いよくフィフジャの背中を叩いて上機嫌に宣言するボンルさんと、ここまで来た無駄足を嘆くウォロにツウルウが呆れた声をかける。
さあ行くぜ、とやけに張り切っているボンルさんに急かされて、ヤマトは日陰に敷いていたシートを畳む。
アスカは不満そうだったが、さすがにここで聞き分けのないことは言わない程度の自制心はあるようだった。
ふと気がつくと、グレイの姿がない。
「あれ、グレイ?」
声を掛けると、川の方からグレイが走ってきた。
話がつまらなかったのかお腹が空いたのか、川でまたベジェモを捕まえて食べていた。
「よおし、船は待ってちゃくれねえからな。しゃきしゃき行くぜ」
「ああ、余計に暑苦しい」
「言うなってば」
ぼそっと毒を吐くアスカをどうしたものか。
三馬鹿たちが信用できるかどうか以前に、アスカがボンルさんと喧嘩を続けそうだ。
(面倒なことにならないといいんだけど)
歩く汚物を見ているかのようなアスカの表情を見れば、ヤマトの願いは届きそうになかった。
※ ※ ※




