突然の汽笛に、世界が揺れた 作者: cloverの三ツ葉の方(二百or四百文字) 掲載日:2013/10/08 突然の汽笛。ぐらりと傾ぐ床。 時化だろうか。今は夜、外が暗く様子は判らない。 大海原の中、もし放り出されたら。 ゾッとした時、お父さん、と息子が泣き付いて来た。 「ナオが頭たたいた~!」 眩しい室内灯に驚きつつ目を凝らせば、腰に両手を当てた娘が息子を叱っていた。 「ユウがワルいの! あれはシャショウさんしか鳴らしちゃダメなのに!」 悪夢の理由を覚り、彼は子供達を宥める。 「もう直ぐ駅に着くから、良い子にしてなさい」