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「勧誘戦争勃発!!」

「え、ええ・・・ではこれで第63回神騎高校始業式を終わります」

司会進行と思われる教頭先生らしき人が少し落ち着きなく言った。

無理もないさ、生徒会長がいきなりあんな変なこといい始めたんだから動揺するなという方が無理な話だ。

ちなみに夢矢はスピーチ(俺に対するメッセージ)の途中で藤村沙奈に強制連行された、当然の結果だ。

次々と生徒達が退場していく中で俺は一人立ち尽くしていた。

このまま他の生徒達と一緒に外に出たら何か気まずい、せめて最後に一人でひっそりと・・・。

「おーい優人ー!」

来んな来んな来んな来んな!マジで来んなぁ!!

しかしもちろん心の声など届くこともなく、俺の前方から満足そうな表情の夢矢が走ってきた。

こいつに会うんならみんなと一緒に逃げときゃよかった。

そんな俺の気持ちなどお構いもなしに夢矢は俺の目の前で急ブレーキすると上目遣いで俺を見つめてきた。

「・・・なんだよ」

「いや、なんだよじゃなくてそこは萌えろよ、私の上目遣いだぞ?レア物なんだぞ!」

「知るか」

「お前はオタクにはなれない・・・・・・」

何で残念そうな顔すんのこいつ・・・・? そんなに俺を堕としたいのか(人生の階段から)

「そんなことよりお前・・・!なにしてくれたんだ」

「何してくれるんだろうな私」

自覚しているのか、それともふざけているのか・・・一体どっちなのだろうか・・・・・・顔が少しにやけてる、少なくとも後悔はしていないらしい。結局自覚もできてないのでは?

「お前・・・自分の言ったことわかってんのか?」

「わ、私だって・・・私だってあんなこと言いたくなかったの・・・でも、でも、ああでも言わないとあなたと私は一生城と外の関係に!」

「何の話だ!ていうかなんだそのキャラは!!」

「ふぅ、良かった。ツッコミは見事に健在のようだ」

こいつ試しやがったな、何でこんな俺に執着するんだ?

「お前さ」

「お前じゃない、神だ」

「じゃあ神、お前さ」

「ごめん!やっぱ神やだ、夢矢で頼む」

「じゃあ夢矢、お前さ、さっきのこと本気で言ったのか?」

「本気じゃなきゃあんな恥ずかしいことできるか、本当は生徒達に変な目で見られたくなかったし、沙奈に「バカ!夢矢のクソバカ!」とも言われたくなかったさ!・・・・・・・だがそれを押しきってでもお前との出会いをあれで終わりにはしたくなかったんだ!これは多分本当だと思うぞ!」

「自分の意見くらい100%にしろよ!なんだよ多分って!」

「うるさいなぁさっきから・・・何が不満なんだ!」

「お前の頭だ」

「確かに昨日シャンプーと間違えてボディソープで頭を洗ってしまったが別にそんな影響ないだろ!?臭いのか?臭うのか?なんなら今からすぐに寮に戻って洗い直してくるか!?」

「ああぜひともそうしてもらいたいね、それでもって二度と俺の前に現れるな馬鹿野郎」

我ながらひどいことを言っているとは思うが、俺は自分の意思を貫き通させてもらう。

「・・・そんなに私のことが嫌いか・・・・・・そう・・・か・・・そうだよな、いきなりあんなこと言われたらびっくりするし、ふざけんなって思うよね・・・・・・う・・・」

あれ?え?嘘!?泣いてる!?え!やべぇ!!

「ね、ねぇ会長さんなんか泣いてない・・・?」

「まさかあの相馬って奴が何かしたのかも・・・!」

「うわぁ・・・・・・女の子泣かすとか最低・・・!!やっぱり不良なのよあいつ!」

とっくに体育館から去っていたと思っていた生徒の数人がなぜか出口付近でこちらの様子を伺っていた。あの目は完全に何かを誤解している、多分俺が夢矢を何らかの方法で脅し泣かせていると思っているのだろう。

いかん、誤解を解かねば・・・・・・だがその前にまず夢矢を泣き止ませなければ・・・。

「な、なぁ夢矢泣くなって、な?その・・・俺が悪かったからさ!」

「う・・・うぅ・・・・・・ごめんなさい、ごめんなさい・・・!」

やめろぉぉ!!なに謝ってんの!?完全に俺が何か脅迫したみたいじゃないか!

「やだ・・・私達の学年にあんな怖い人がいたなんて・・・!」

「登校初日で生徒会長を泣きながら屈服させるほどの危険度!!」

さすがにこれ以上誤解されると困るので俺はひそひそ話の集団と話をつけようと彼らのいる方向に振り向いた。

しかしそれがいけなかったのだろう。

「ヤバい!こっち見た!!」

「うわわわ!俺達も目つけられちまうぞ!!」

「は、早く!早く逃げよう!!」

言うだけ言って、ひそひそ話の集団は一目散に逃げ出してしまった。

多分あいつらは俺の話題を学校中に言いふらすだろう。

ああ、俺の薔薇色の高校生活が一瞬にしてはかなく・・・・・・。

「なにやってんのよあんたら、もうとっくに始業式は終わってるわよ」

「・・・・・・・」

藤村沙奈もきっとこの光景を見ればすぐに誤解を始めるだろう、まぁ無理もないんだが。

「・・・・・・あんたが泣かしたの?」

「え!?い、いや!俺は別にそんなつもりじゃ・・・!」

「うぐ・・・優人ぉ・・・・・・お願いだ、お願いだから生徒会に入ってくれないか・・・?」

「・・・いや、その何だ?決して生徒会に入りたくないわけじゃないんだよ、でも国内最大規模の学校の生徒会だろ?そんなたいそうな所で俺仕事をこなしてく自信がそんな無いんだよ、俺別に頭もよくないし、どちらかと言うと不器用だし・・・生徒会なんて俺には」

「失敗することは誇れることだ!・・・お前はやりもしないであきらめるのか?そんな道理、お前の無理でこじ開けろ!!」

「・・・・・・わかった、わかったよ、俺も男だ!こんな下らないことで悩む器じゃない!」

「その割には随分しぶとく抵抗してたみたいだけど何なのかしらね」

「・・・・・・うぐ・・・それもそうだな、じゃあ夢矢の涙に折れたのかも・・・」

「この女ったらしが」

「沙奈、もうやめろ・・・じゃあ優人、お前は生徒会に入ってくれるんだな?」

「ま、別にこれといってやりたいことがあったわけじゃないし・・・それによくよく考えると生徒会の仕事に貢献しとけば善良生徒のレッテルを貼られて不良疑惑も改正されるしな」

「その不良疑惑は誰が原因なのかしらね?」

「沙奈、黙ってないとぶっとばすぞ」

「はいはい」

ゴーン、ゴーン

学校中にベルの音が鳴り響いた。どうやら少し時間を食い過ぎてしまったようだ。

「おっと、もう時間か・・・じゃあ優人、クラスのあいさつが終わったらすぐに生徒会室に来てくれ、絶対だぞ?」

「分かってるって、それじゃあまた後でな!」

そしてベルが鳴り終わる前に俺達は別れた。



「会長・・・夢矢会長・・・」

「ふんふんふふーん♪ふんふふーん♪」

生徒会室へと向かう道中、軽快なステップと鼻歌で上機嫌丸出しの夢矢に沙奈が声をかけるも全く相手にされていない。

「かいちょ・・・・・・夢矢!!!」

「ん?うをぉ!?ど、どうした沙奈」

ようやく呼び掛けに応えた夢矢に呆れながら沙奈は一つの疑問を投げ掛けた。

「率直で言わしてもらうと、何であの男を選んだんですか?会長があそこまでして入れたがるなんて・・・尋常じゃないですよ」

「・・・ああ、そのことか、優人を選んだのにはちゃんとした理由くらいあるんだぞ?」

「その理由を私は知りたいんですよ」

「・・・・・・・・・それ聞いちゃう?」

「聞いちゃう」

「う、うん・・・・・・そうか、聞きたいのか・・・むぅ」

夢矢は少しオロオロしながら周囲を見回すと突然沙奈の手を引きひとけのない階段に移動した。

「周りの連中に聞かれたくないほど深い理由ってこと?随分と珍しいですね、会長らしくもない」

「・・・・・・らしくないことは分かってる、だがこればかりは仕方がないんだ・・・それでだな・・・その・・・」

「別に誰にも言わないからさっさと教えなさいよ」

「・・・・・・実は新学期が始まるより少し前の話なんだが、夜に一人で買い物して帰ろうした時「ひゅー♪君かわいいねぇー♪今から俺らと遊んでかない?」的なことを言ってきそうな男二人が私の前に現れたんだ」

「それ普通にチンピラとかでよくない?」

「それで夜も遅くて辺りも暗くなってきたから面倒事になる前に行こうとしたんだ。そしたら見事に絡まれてな」

「それで?」

「どうにも帰らせてくれないようでな、少し涙目になりかけたその時にあいつ、相馬優人が来たんだよ」

「・・・・・・それで?」

「その子を離せよって言ってきたんだがもちろんチンピラ二人は反抗してな、けど優人はその二人をあっという間に撃退して私を助けてくれたんだ・・・顔は一瞬電灯に照らされた時に見えただけでな、結局真っ暗なまま「気をつけろよ」とだけ言い残してどっかに行っちゃったんだがその時一瞬見えた顔と声がとても凛々しくて優しくてな・・」

「・・・・・・・・で?」

「・・・・・・一目惚れした」

「・・・・なるほどね、だからあんなしつこく迫ったってわけね?」

「かっこいいと思わないか?思うだろ?」

「ぜんっぜんそうは思わないわね、ま、人の好き嫌いはそれぞれだからどうこう言うつもりはないけどね、じゃ、先に行ってるわよ」

沙奈は特に大きな反応を示すことなく、紅の髪を揺らしながら先に行ってしまった。

おいていかれた夢矢も少し顔を赤くし、うつむきながら後に続いた。


体育館から出た俺は少し歩みを早めていた。

次のチャイムが鳴るまでにクラス表を受け取り、そのクラスまで行かなくてはならない。

夢矢と話していたせいで大分時間を喰ってしまったため急がなければならなくなったのだ。

果てしなく続く廊下を歩いていると前方に人混みが見えた。

しかも妙に騒がしい。廊下の両脇に陣を組むようにして並んでいる生徒とその間を歩いている生徒に分かれている。

雰囲気的に巻き込まれたくはないが、クラス表を手に入れるにはあの人混みを抜けなければならないのだ。

とりあえず覚悟を決めそのまま直進していくと段々と人混みの正体が見えてきた。

「サッカー部!ぜひともサッカー部に入部を!!」

「バスケ部も楽しいよ!」

「高校青春を味わいたいならやっぱり野球部!!」

人混みの正体、それは上級生達による部活勧誘だ。

部活の宣伝のための看板や紙などを持った上級生達が始業式を終わらせた新入生めがけて強引に勧誘していっている。

その対象は無論俺も例外ではない。

「そこの君!剣道部に興味はないかな!?」

俺の道を阻むようにして現れたのは、袴姿で竹刀を片手にしている女子部員だ。緑色の髪は背中辺りでひとまとめにされてる。

背中辺りから見える髪を留めるための大きな黄色のリボンが実にかわいらしく見える。

「剣道いいよ剣道!剣道って言うのはね人の眠ってる潜在能力を引き出すことができる素晴らしいにっぽんの文化なんだよ?集中力もつくし耐久力だってつくし、極めれば心頭滅却もできるようになるんだよ!」

「心頭滅却・・・?」

「そう!しんとーめっきゃく!ほらよく言うでしょ?「心頭滅却すれば火もまた涼し」って!すごくない!?火も涼しいって言えるんだよ!マグマに入ってもまだちょっとあちぃ程度なんだよ!」

いや、マグマはいくらなんでも即死だろ・・・。まぁ言いたいことは分からなくもないんだが・・・。

「マグマなんか入ったら死ぬに決まってんだろ、馬鹿かお前」

今の言葉を発したのは俺ではない、緑髪の彼女と同じ、袴姿の男性だ。

茶色の荒れた短髪が妙に服装とマッチしている。

「え~!?なに言ってんのさ~!確かにマグマは言いすぎたけど心頭滅却すれば火くらいはどうってことなくなるよ!しーくんだって心頭滅却してると私の声聞こえないでしょ?前いくら声かけても反応なしだったしさ!」

「あれは単純にうざかったから無視してただけだ」

「えー!?じゃああれ心頭滅却じゃなかったのー!?」

「うるせぇな・・・そんなに言うならお前心頭滅却やってみろよ」

「む!そこまで言うならいいよ!この新入生の子にも剣道の素晴らしさを分かってもらういい機会だしね!」

うーん・・・?よく分からんがこの人が心頭滅却とやらを見せてくれるらしい。なるべく時間を喰いたくないのだがもう雰囲気的にここにいなきゃいけない空気になってしまっている。心頭滅却なんてやられても剣道部に入るつもりなど全くないのだが・・・。

「じゃあ今から始めるから、しーくんさ、少したったら私に好きなことしていいよ!明鏡止水になれば痛みも何もかも感じなくなるからしーくんに何されても私この座禅は解かないよ!」

「分かった」

緑髪の部員はその場で座禅の体制になるとそっと目を閉じた。

「それでは・・・朝井緑!参る!!」

女子部員=朝井緑はその瞬間、動かなくなった。

おお・・・ザ・ワールドみたいだ・・・!

体はもちろん指先の先端に至るまで一ミリも動いていない。

「・・・明鏡止水とやらにはもう入ったらしいな。んじゃやるか、えーと?お前名前は?」

突然茶髪の男性の方の先輩(しーくん?)が俺に指差した。

「あ、相馬優人です」

「相馬か・・・よし、じゃあ相馬よく見とけ、心頭滅却なんてもんは高校生の俺達にとってはまだまだ幻想だってことをな」

「・・・は、はぁ・・・?」

「後藤四郎、参る」

しーくん=後藤四郎先輩は壁にかけてあった竹刀を鞘から出すと緑先輩の目の前で面の態勢に入った。

これが面の態勢か・・・!なんかこっち心頭滅却してるようにも見えるのだが・・・。

「・・・・・・・・面!と見せかけての横打!!」


パァンッ!!


「ぶっ!!」

一瞬面を出したと思われた四郎先輩だが突然竹刀を横に構え緑先輩の頬を問答無用のパワーで叩いた。

緑先輩は見事に意表をつかれたのか、一気にバランスを崩し座禅を崩してしまった。

なんというか・・・結構ひどい人だな。

「緑明鏡止水破れたり」

「んぶ・・・!さすがはしーくんだね・・・見事に不意をついてくるなんてさすがだよ・・・でももう一回!もう一回だけやらせて!このままだと相馬優人君、ゆーくんに示しがつかないよ!」

ゆーくんって・・・いきなりニックネームをつけるとは、すごい親しみやすそうだなこの人は。

「分かった、じゃあ今度から不意打ちはなしだ」

「よーし!リベンジリベンジ!!朝井緑参る!!」

先程と同じように座禅を組み、集中を始める緑先輩。

いい加減もう行きたいんだが・・・。

数十秒が経ち緑先輩は心頭滅却を完了させたようだ(?)

「さて、と・・・次はどうすっかな・・・・・・そういえばこいつ、心頭滅却すれば火もまた涼しとか言ってたよな?」

「言ってましたけど・・・え、まさか・・・」

「んーどこやったっけなあれ・・・お、あったあった」

四郎先輩が袴のポケットから取り出したのは煙草だ。

「せ、先輩!それって・・・」

「煙草だよ、あ、別に俺が吸うわけじゃないぞ?とある人に買い出し頼まれて買ってきただけだから気にすんな」

「で、でもそれどうするんですか?」

「まぁ見てろって・・・・・・おい三輪、ライター貸してくれ」

「はい、どうぞ」

三輪と呼ばれた剣道部員(男)からライターを受け取った四郎先輩は箱から一本の煙草を取り出すとすぐさまライターで火をつけた。

「心頭滅却すれば火もまた涼し、煙草の火も立派な「火」だよな?」

無表情のまま煙が上がっている煙草を緑先輩の額に近づけていく四郎先輩、そして・・・。


ジュウッ


これがあの煙草の火を人間の皮膚に当てている音だと思うと実に耳を塞ぎたくなってくる。

「あっつ!!あっつ!!あっつ!!あっつぅうぅ!熱い熱い熱い熱い熱いぃ!とととととと溶けるぅ!ひふゅ(皮膚)が溶けるぅぅ!!」

緑先輩はあまりの熱さに一瞬で座禅を崩し、額を両手で押さえながらゴロゴロと廊下をのたうちまわった。

ちなみに四郎先輩はまだ無表情・・・・・・鬼畜だ。

「このように、心頭滅却などしても熱いもんは熱いということだ、そうだろ?緑」

まるで額を雑巾で拭くかのように両手でさすっている緑先輩、ちなみに超涙目だ。

「全くもってその通りでございます」

ついに折れた。

「しんとーめっきゃくしても熱いものは熱いし痛いものは痛いし、座禅の態勢とか超きついし周りがすごい気になるし」

何だこの人急に心頭滅却馬鹿にし始めたぞ。

「で、でもでも!心頭滅却なんてできなくても剣道部に入れば自分の奥底で眠っている秘めたる力がぁ!!」

「いい加減にしろ」


パァンッ


再び四郎先輩の竹刀による横打が緑先輩の頬を襲った。

「に、二度も叩いた・・・!しーくんにしか叩かれたことないのに!」

「じゃあ別にいいじゃねーか」


パァンッパァンッ


「痛い痛い!しーくん痛い!!」

喜劇か悲劇か分からない状況に俺はただ立ち尽くすしかなかった。

「相馬、入る気がないんならさっさと行け、随分時間を喰わせたみたいだからな」

「ああ、はい。じゃあ俺はこれで」

「ちょっ!ちょっと待ってゆーくん!私は君と何かの運命を感じた気がするんだよ!だから是非剣道部にー!」

「お前は黙ってろ!」

これ以上緑先輩付き合うのはさすがにごめんだったため俺は逃げるようにその場を立ち去った。

しかし、まだまだ部活勧誘の嵐からは抜け出せそうになかった。


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