聖人と魔物
この世界には聖人と呼ばれる
神にも等しい清らかな人間が生まれ落ちる
そのものは神と一つになる時世界に幸せをもたらす
そしてその光を奪わんとする魔のモノも
この世界には存在していた
ルーン「カルマ、カルマ見て見て」
カルマ「なんだよ」
ルーン「四葉のクローバ見つけたよ」
カルマ「なんだそれ」
ルーン「これ見つけたら幸せになれるんだって」
カルマ「俺はそんなもんに頼らなくても幸せだって言うんだよ」
ルーン「はい、あげる」
カルマ「話きいてねぇな」
ルーン「早くいこ神様が待ってるよ」
カルマ「だから俺は神なんか…先に行きやがった」
ルーンを追いかけて走るカルマ
すぐにルーンに追いついたがルーンの目の前には魔物がいる
カルマ「ルーン下がってろ」
ルーン「うん」
カルマは持っていた剣で魔物を切り裂く
魔物「ガァァァァァァ!」
魔物を倒すカルマにルーンは
ルーン「カルマって強いんだね!あの石碑に封印される前は何してたの?」
カルマ「てめぇは知らなくていいんだよ」
ルーン「ふぅんならいいや」
そんな会話を交わしながら次の街を目指す
ルーン「ついたよぉ、ここがメロディアの町だよ」
カルマ「ここにいるのか?」
ルーン「うん、一番奥の家がそうだって私の村の村長さんが言ってた」
カルマ「さっさと行くぞここは人間臭くてかなわん」
そういうと地図に書いてある家に向かう
ルーン「ごめん下さい」
そっと玄関をあける
カルマ「誰もいねぇじゃねぇか」
ルーン「みたいだね」
???「何か用か?」
後ろから男の声が聞こえる
カルマ「うおっ」
ルーン「あっ、あのこんにちわ私ルーンと言いますクロウさんって方に用心棒を頼みたくて」
カルマ「気をつけろ、コイツ気配もなく背後にきやがった」
???「ルーン…あぁ君が聖人のルーンだね、待ってたよ村長からの依頼は受けている」
ルーン「はい、よろしくお願いします」
クロウ「俺はクロウて言んだよろしく」
ルーン「はい、ルーンです。こっちがカルマです」
クロウ「一人でくると聞いていたから何者かと思ったよ」
ルーン「カルマとは道ばたでたまたま会ってついて来てくれたんです」
クロウ「道ばたで?カルマ?…おまえはまさか」
クロウの目つきが変わる
カルマ「なんだよ」
クロウ「いや…カルマ後で二人で話がしたい」
カルマ「…?…分かったよ」
クロウ「明日出発しよう、今日は休むといい」
ルーン「はい」
その夜
海野見える崖にクロウが一人いる
クロウ「来たか…」
カルマ「なんだよいきなり呼び出しやがって」
クロウ「やり過ごせると思ったか?」
カルマ「何がだよ」
クロウが剣をカルマへ向ける
カルマも身構える
カルマ「何すんだ!?」
クロウ「おまえ、魔物だろ…」
カルマ「な、なんの話だよ」
クロウ「危険な物はすぐに斬る、だが訳があるのならまだ聞いてやらん事はない」
カルマ「だから、なんなんだよ」
クロウ「もう同じ事は言わんぞ」
クロウの目が本気である事を告げていた
カルマ「っく!わかったよ」
そういうとカルマは話し始めた
カルマ「ルーンが俺を助けてくれたんだ…」
アイツと会ったのは俺が封印されていた石碑で会った
あの石碑にに手を合わせる女がいた
それがルーンだった
ルーン「この大きな石碑に神様がいるかも」
そういって手を合わせるルーン
???「この人間何に祈ってやがんだ?」
ルーン「ん?だれ?」
???「おぉお前俺の声が聞こえるのか?」
ルーン「この石碑から?もしかして神様!?」
カルマ「違う俺はカルマだお前俺をここからだせ」
ルーン「いいけど何で石碑の中にいるの?」
カルマ「昔俺の力を恐れた人間の魔術師とやらが俺を封印しやがったんだ」
ルーン「カルマわ悪い事してないの?」
カルマ「してないさ、なんなら出してくれたら一つ願いを叶えてやろう」
ルーン「う〜ん、何がいいかなぁ?」
カルマ「誰かを殺して欲しいとか、何でもいいぞ」
ルーン「お願いはまだ分かんないから、先に出してあげるね?」
カルマ「おっおいお前俺を信用しちまっていいのか?」
ルーン「カルマが悪い事してないっていったんじゃん」
カルマ「あぁ、そうだな早く出せ」
ルーンは祈り始める
すると石碑からまばゆい光が放たれ辺り一面が光の世界と化す
光の中から人の姿がうっすら見える