第四話 新人冒険者、トラブルに遭う
ー魔法武器ー
魔力を持った剣や杖のことを指す。
魔法武器を持っている間は、その武器の持っている特殊能力を扱うことが出来る。
剣の威力は使用者の魔力に依存する。
話は数時間前にさかのぼる、
私と兄は初依頼を達成するため、セラトル草原に行きゴブリンを討伐していた。
「……?…!」
突然、兄が辺りを見回した。そしたらはっと急に剣を見つめて突然倒れた。
「バタッ...」
「リュウ、大丈夫?」
体を持ち上げてあげようと手を差し伸べた。
シュザ!
すると持っている剣でいきなり切りかかってきた。
「...!」
私は間一髪のところで避けた。
何かやばい!
すぐに近くの岩陰に隠れた。
「・・・」
兄は辺りを見渡した後、さっき倒したゴブリンを空中に飛ばして、
落ちてくるゴブリンの亡骸を跡形もなく切り裂いた。
ちょうど偶然見ていたゴブリンが兄に襲い掛かったが、一歩早くに兄が剣を振り落として傷をつけた。
すると切られたところからゴブリンが凍り始めた。
「ギャハハハハハ!」
兄は奇妙な笑い声を発しながら凍ったゴブリンを跡形もなく切り裂いた。
ガサガサ...
森の奥から声に引き寄せられ、多くの魔物が出てきた。
その中には毒を持った魔物も現れた。
だが、兄はそんなこともお構いなしに攻撃を始めた。
「...あト1つ...」
たくさんの魔物の亡骸の中でぶつぶつと何かを言った。
そろそろここから離れないとまずい!
私の直感がそう呼びかけていた。
そっと岩陰から離れようとした途端、
パキッ
近くにあった木の枝を踏んでしまった。
まずい...!
「・・・」
兄は私が隠れている岩陰の周りを見渡した。
だが以外にも、見渡した後、岩陰の周りから目を逸らしてどこかへ歩き出した。
気づかれなかったのか?
歩き出した方向を見ようとすると、
ジャキーン!
岩が突然粉々に砕けた。
「ミつけタ」
兄が私に向かって剣を構えながら走り出した。私も同じタイミングで走り逃げた。
何か手は......、あ!
近くにトラップを設置したのを思い出した。
今日買ったトラップは、足元に立っている対象を痺れさせる効果を持っている。
トラップの設置場所をジャンプで飛び越えて、兄?を痺れさせることにした。
私が走って飛び越えたトラップに兄?は足を踏み込んだ。
するとトラップが作動して、電撃が兄に直撃した。
すると兄は電気を散らしながら倒れた。
成功してくれっ...!
「そういえばこの辺りに氷炎の魔剣士がいるらしいぜ。」
「氷炎の魔剣士って誰?」
「俺も噂でしか聞いたことないけど、氷と炎の魔法と剣術の両方を扱うことが出来て昔世界規模の盗賊団
を一人で壊滅したうわさがあるらしいぜ。」
「俺と魔剣士どっちが恐ろしい?」
「そりゃあ魔剣士が恐ろしいよ。戦いを申し込んだごろつきが氷漬けにされてしばらく動けなかったらしい。」
「それを先に言ってくれよw」
「...いやぁさっき言ったごろつきのことだけど...氷漬けにされた後、そのまま氷の中で亡くなったらしい。」
「えぇ...怖。話題変えようぜ。」
「そういえば俺の兄弟がさ・・・www」
「マジかよwww」




