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Delighting World  作者: ゼル
Brave 第一章(前編) ~三大国家防衛戦~
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Delighting World Brave 一章 二幕 ~ヒューシュタット防衛戦 集結のドラゴンたち~

オールドに戻ってきたビライトたち。

ドラゴンの集落にてザイロンたちドラゴンの集落の民たちと再会を果たす。


今、世界各地でイビルライズ完全覚醒の影響で大混乱が巻き起こっている。

これを打開するためには少しでも多くの力を合わせる必要がある。

ザイロンは集落の民たちと共に長い歴史の中で一度も破られることのなかった掟を無くして、今こそ集落の外へ飛び出すことを決意した。


ここからビライトたちはキッカやヴァジャスたちがイビルライズの場所を特定できるまでの間世界各地に向かい問題解決へと動く。


ビライト・レジェリー・カタストロフがドラゴニアへ。


ヴァゴウとザイロンたちドラゴンの民たちはヒューシュタットで現地に居るアーチャルと合流。


そしてクライドとガディアルがワービルトへ向かうことになった。



-

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Delighting World Brave 一章 二幕 ~ヒューシュタット防衛戦 集結のドラゴンたち~


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「ヴァジャスさん、お兄ちゃんたちは無事に戻れましたか?」

神の領域でイビルライズの位置特定を行うキッカはヴァジャスに尋ねる。



「あぁ。無事に戻っている。これから分散して各所へと向かうつもりのようだ。」


ヴァジャスは抑止力全体を束ねている。ヴァジャスは会話までは不可能だが、抑止力の位置を大まかに、漠然とだが把握することが出来るようだ。

これは神々がそれぞれ持っている神力を辿って感知しているもののようで、神力が消えると特定も出来なくなるものだ。



「大丈夫ですよね…?お兄ちゃんたち。」

キッカは不安のようで落ち着きがない。

「あんまり不安な顔見せないように送り届けたけど…それでも、やっぱり不安です…」

「不安になることはない。キッカ・シューゲン。」

ヴァジャスはキッカを見つめる。


その巨大なドラゴンの姿と、小さな人間のキッカとの大きさは圧倒的に違う。存在が威圧と感じてしまうかもしれないが、ヴァジャスはなるべく背を低くしてキッカに言う。


「彼らには我々抑止力がついている。心配しなくとも良い。」

「…うん。」

「…ムゥ…やはり不安そうだな。」

ヴァジャスはウーンとうねるように声を出す。


「ヴァジャス~?」

「あ~…考え込んでる。」

傍で見ていたナチュラルとシヤンが言う。


「え?ヴァジャスさん?」

ヴァジャスは目を閉じて深く考え込んでしまっている。


「えっと…」

「あ~気にしないで~ヴァジャスってば一度考え込むとしばらく帰ってこないから~」

ナチュラルは笑顔で言う。


「ヴァジャスってホント昔からすご~く真面目でねぇ。一度考え事するとしばらくずっと考えちゃって静かになっちゃうんだ。」

シヤンも笑いながら言うが…

「私が不安にしてたから?」

「どうすればキッカが落ち着いていられるか考えてるんじゃない?」

「えっ、どうしよう…」

キッカは余計に不安になってしまったようだ。自分がくよくよしていたからヴァジャスが考え込んでしまった。


「気にしなくて良いよ~ほっといてオッケー!」

シヤンはキッカの手にお菓子を手渡した。

「わっ、お菓子だ…!」

「少しリラックスしようよ。お茶用意するね。」

シヤンはそう言い、台所へと向かう。

ナチュラルはテーブルとイスを用意してお茶会の準備を始めている。

「え、えっと、良いのかなそんなことしてて…」


「不安な気持ちのまんまだと集中出来ないからねぇ~休み休み行こうよぉ。」

キッカは目を閉じて考えているヴァジャスをよそ目に椅子に座る。


「焦ったり不安になると精度が下がっちゃうからねぇ。」

シヤンが持ってきた温かいお茶を持ってきてお菓子を手に取り食べる。

「う~ん。美味し~!」

「うん。美味しいね!」

シヤンとキッカはお菓子を食べながらお茶をすする。


「ナチュラルさんは食べないの?」

「ボクは食事は出来ないんだよねぇ~こんなナリだからねぇ。」

ナチュラルは機械の身体だ。食事は出来ず、食事は無くても生きていける。


「そっかぁ…」

「悲しむことはないよぉ。ボクは“そういうもの”だからねぇ~」

「そういうこと!」

神々はキッカたちと比べてその辺りの感情は持ち合わせていないようだ。

ほんの少し、価値観が違うのだろう。


「そういうものなんだね…ねぇシヤンさん、お兄ちゃんたちの旅の話知ってる?ナチュラルさんも!」

「うん、大体は分かるよ。」

「ボクは~そうだなぁ、ちょっと違うところに居たからそっちのお話なら出来るかも~」


「聞きたい!」


キッカはシヤンとナチュラルから分かる限り、ビライトたちのレミヘゾルでの旅の話を聞きながらしばしの休憩を取るのだった。



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ヒューシュタットへとやってきたヴァゴウとザイロンたち。


ヒューシュタットの町のあちこちで煙があがっているのが確認できた。


「オイオイ。どうなってやがんだこりゃ!」

「煙ということは火災が起きているのだろう…ヴァゴウ、皆、負傷者は見えるか?」

ザイロンは全員に負傷者の確認を指示する。


「見当たりません。」

「…そもそも生存している人が居ねぇ。」


「ムゥ…皆で一斉にどこかに逃げているのだろうか。」



「…クソッ…倒れている人間が…」

「ムゥ…命の気配を感じない…もう、手遅れのようだ…」


倒れている者たちに生気は感じない。

逃げ遅れた者たちだろう。


「クソッ、なんだってんだ…!イビルライズの野郎…!!」

ヴァゴウは怒りを露わにする。

ザイロンも悲しそうな顔を浮かべるが…

「…戦いが終わったら、弔ってやろう。私たちに出来るのはそのぐらいだ。」


「…そうだな…でもワシらにはまだ出来ることがある。この世界を守るんだ。」

「あぁ、そうだな。我々がやらねば。」



しばらく空から町を探索するが生存者たちの姿は誰一人として発見できなかった。しかし…


「だが…あれらはどう見ても我々が知る存在ではない。」

ザイロンが見る先に居たのは何やら黒いオーラをまとった生物であった。


それは人間、獣人、竜人、ドラゴン、そして魔物…いや、魔物だけではない。かつて大勢存在したと言われている魔族や、アルーラと同じ魚人まで、多種多様な生物たちが闊歩していたのだ。


「ありゃなんだ…?群がってるみてぇだが…」

「あれがガディアル様が言っていた、“死者”かもしれない。」

「今までに命を落とした奴らが蘇って悪さしてるってか…」


(あの死者たちに意志はあんのか…?イビルライズに操られているだけか…?)

ヴァゴウは考える。あの死者たちに心はあるのだろうかと。

もし、悪意を持ってやっているのならば倒さなければならない。

しかし、操られているとしても…解放のためにやはり、倒さねばならない。結局戦うしか道は無い…ということなのだろうか。


「族長!」

集落のドラゴン数匹がザイロンに報告に来る。

「どうした?」

「私たちで先導して様子を見てきましたが何やら大きくて頑丈な建物に攻撃し続けているようです。」


「ム…まさか…その建物に避難しているのではないか?」

「マジか!ならさっさと引っぺがさねぇとヤベェぞ!」


もし予想が正しければ頑丈な建物の中には大勢のヒューシュタットの民たちがいるかもしれない。

ヴァゴウの脳裏にはホウやその仲間たち、そしてヒューシュタットで助けた少女の顔が過る。


「ザイロン!ワシも行くぜ!」

「ム、潜血覚醒か。」

「おう!あの時と違って制御は完璧だぜ!」


「そうか、では共に向かおう。私も少しは戦える。」

「うっし行くぜェッ!!」

ヴァゴウはザイロンから飛び降り、潜血覚醒を発動する。

ザイロンよりも少し大きくなったヴァゴウはザイロンと肩を並べる。


「グルアアアッ!!」

咆哮を放ち、建物に群がる黒いオーラを纏った生物たちの一部が振り返り、ヴァゴウとザイロンを見る。


「来るぞ!」

「グアッ!!」


まず飛び出してきたのはドラゴンだった。

「ムッ、このドラゴンは…!」


「族長!」

「あぁ。」


飛び掛かるドラゴンを両手で受け止める。

「グッ…この凶暴さ…そして身体の一部が機械化している。このような生物改造を施せるとしたら…」

「間違いありません。こいつはかつて世界を滅びの道へと導いたとされる“死竜”!」


死竜。


それはまだ世界が7つに分かたれていた時、アトメント・ディスタバンスが管轄していた世界で生まれた世界を壊滅しかけるほどに盛大な勢力を持っていたとされている存在だ。


死竜はとても発達した機械文明を持っており、ドラゴンたちを改造してより強くしていたといわれている。

現在、死竜はもちろんこの世界には存在していないが、カナタはかつて死竜であり、人間と合成された存在である。だが、カナタは死竜ではあるが悪しき心は持たず、むしろ死竜でありながら死竜と戦っていたのだ。

しかし、このザイロンたちの前に飛び掛かった死竜は間違いなく、悪しき心を持っていた死竜だ。


「ザイロン様!」


「構わぬ!ヴァゴウの援助をせよ!」

「!かしこまりました!」


この死竜はザイロン単独で引き受け、残りのドラゴンたちはヴァゴウのフォローに回る。


「ヴァゴウ殿!」

「グルァッ!!」


ドラゴンたちは襲い来る黒い生物たちの気を逸らし、体格差を活かして分散をさせる。

幸い、死竜はザイロンが引き受けている者1匹だけのようで、あとはヴァゴウたちよりも小さい生物ばかりだった。


「建物の窓を覗き込むドラゴンたち。」

「!やはり!」


窓の向こうには怯える人間たちが敷き詰められるようにいた。

「やはりヒューシュタットの民たちはここに集まっているようです!」

「ム、やはりか…で、あれば我々が成すべきことはこの建物を守ることだ。」

ザイロンは「建物を死守せよ!」

と指示を出す。


ドラゴンたちは周りの黒い生物たちと交戦を始める。

「ヴァゴウ殿!ここは我々に任せ族長の援護を!」

「グルアッ!!」

そしてヴァゴウはザイロンの元へと行き、死竜に体当たりを食らわせる。



「ヴァゴウ!」

「ガウッ、ガルッ!」

ヴァゴウは一緒に戦おうとしている。それに応え、ザイロンは頷く。

「同族とて見逃すわけにはいかない。」


「ギャオオオオーーーーーーーッ!!!」


「!」

死竜は咆哮をあげる。


「…この咆哮はまさか!」

ザイロンは予感をしていた。それは…


「ガウッ!?」


なんと、地面が黒く光り出し、そこから無数の死竜が姿を現したのだ。

「仲間を呼んだらしい…!」

一斉に10匹を超える死竜たちがヴァゴウとザイロン目掛けて突撃する。

「!流石にこれだけの数を相手には…!」

「ガウッ!!」


ヴァゴウはブレイブハーツを発動し、魔力を使いイマージを発動した。

ヴァゴウ周辺に銃器が現れ、魔力を凝縮した銃弾を放つ。

「なんと…!」

死竜たちにそれは命中していく。効果はあるようだが、相手もただ特効していくだけではない。ただではクリーンヒットはさせてもらえないようだ。


「一気に押し切らねばッ!」

ザイロンは拳や尻尾をふんだんに使い、死竜たちを地面に叩き落としていく。

「ガルッ!グルアッ!!」

ヴァゴウもイマージを使用し、近づく者たちは巨大な鈍器を出現させ叩き落とし、そして遠くの死竜には銃撃で応戦した。



今のところはなんとか渡り合えているがやはり数が多い。

「!増えるぞ!」

地面が更に黒く染まっていく。更に10匹程度の死竜が出現し、一斉に咆哮をあげる。

20匹を超える死竜が現れヒューシュタットのビルは死竜たちの咆哮でガラスが割れ、身体がぶつかる度に壊れ、倒れたりしており甚大な被害が出ている。

「クッ、ヒューシュタットの都市をこれ以上壊させてなるものか…!」



このまま増えればヴァゴウのイマージでも処理し切れない。


(そして…やはり私の力が足りない。)

ザイロンはヴァゴウの攻撃と自分の攻撃で決定的に違う点を見つけていた。


ザイロンの攻撃はあくまでも死竜たちを怯ませる程度のことしか出来ていない。

だが、ヴァゴウの攻撃はブレイブハーツを纏っている攻撃だ。

イビルライズの弱点とも言えるブレイブハーツを纏った攻撃はイビルライズが生み出しているこの死者たちには効果がある。

ヴァゴウの銃撃はしっかり死竜の身体を貫通し、死竜は赤い光となって消滅している。


1匹消えればまた湧いてきている為数は減っていないが確実に倒せないよりは倒せている方が良い。

(ブレイブハーツ…やはりすごい力だ。私も負けてはいられないが…しかし、私では力が不足している…)


「!族長!」

遠くからドラゴンの声。

「!」

少し考えてしまった隙に死竜たちが複数ザイロンの目の前まで来ており黒くオーラを纏った爪がすぐそばまで迫っていたのだ。

「ガルッ!」

「しまった…!」

すぐに後ろに引こうとするが、間に合わない。手を前に出す時間もない。


(クッ…!)

目を閉じるザイロン。


攻撃を受けてしまう。その時だ。


「・・・?」

もう当たってもおかしくない。だが、攻撃は当たっていない。


「!」

目を開けると目の前には小さな竜人の姿が。


「ア、アーチャル殿…!」

死竜たちの攻撃を防御壁で受け止めていた。それはアーチャルだった。


「全く、油断なんて駄目じゃない。あなたは族長なんだからもっと命を大事にしなさい。」

「め、面目ない…」


「私は戦いは専門外なの。あなたたちのフォローはしてあげるからさっさと片付けなさい。助っ人も来てるんだから。」

「助っ人…?」

アーチャルはため息をつきながらかったるそうに言う。しかしアーチャルの魔法の技術はやはり八神の一柱だけあり最高級だ。特にアーチャルは回復や補助には大きく長けているようなので、ヴァゴウたちの命は保証されたようなものだ。


そして…



「ドラゴン便飛行部隊!かかれっ!兄上たちを援助せよッ!!」

「「「「「オオオーーーッ!!!」」」」


「お、おお…!」


上空に居たのは更に無数のドラゴンたち。

そしてその中心で士気を取っていたのは、ザイロンの弟、ファルトだった。


「ガルッ!」

ヴァゴウはザイロンを見て微笑んだ。

「あぁ…分かっている…立派になっているという話は聞いていたが…ハハハ。本当にたくましくなりおって!!」

ザイロンはアリエラに守ってくれたことに礼を言い、空へと飛び出す。


「ファルト!」

ザイロンはファルトの前まで行き、嬉しそうな顔を見せる。

「兄上…!」

「ファルト、たくましくなった。」

「兄上…お会いできて…ッ…私は…」

ファルトは涙ぐんでしまっている。もう二度と会えないと思っていた兄がここに居る。ついに掟を廃止し、世界の為に立ちあがったドラゴンの集落の民たちがここに集っている。

「ファルト!」

「ファルト!お前元気そうだな!」

「皆…あぁ、私は…」

ファルトは皆を見て、そして死竜たちを見る。


「私はワービルト国、ドラゴン便飛行部隊隊長!ファルト・ウインド!ワービルト国王、ヴォロッド・ガロル様と、八神の一柱、アリエラ・アーチャル殿の呼びかけに応じてやってきた!このヒューシュタットは我々が守る!」

涙をこらえながらも高々と叫ぶファルト。

その強いまなざしを見たザイロンもつい涙を流しそうになる。だが、今は戦いの場だ。


「兄上、共に戦いましょう。」

「あぁ。我々はもう掟を捨てた。これからはいつだってお前に会える。そして我ら集落の民たちも自由にこの空を飛ぶことが出来る。そんな未来を…我々は守るのだ!」


「「「オオオオーーーッ!!!」」」


ドラゴンたちの咆哮で士気が上がる一行。ヴァゴウもまた、大きく叫ぶ。


「死竜の数は20。そして建物周辺には無数の黒い死者たち。そして奴らに対しての特効はヴァゴウのみ。あなたが要になるわよ。頑張りなさい。」

「ガルッ!!」

アーチャルはヴァゴウの傍まで行き声をかける。ヴァゴウは返事をして頷いた。


「怪我は全部私が治してあげる。けど疲れるからさっさと済ませなさい。」

アーチャルはそう言いながら手を上げる。

仲間全員の防御力を上げる魔法を展開し、ドラゴンたちは咆哮をあげる。


「さぁ、思う存分暴れなさい。私もこの都市が壊されるのは困るのよね。」

アーチャルは神の領域に呼ばれるまではずっとこの都市に滞在していた。


それはビライトたちが最初にここで訪れた巨大図書館だ。アーチャルはずっとここで司書をしていた。


アーチャルにとっては本を読んでいる時間が一番楽しい時間だ。神の領域以外で自分の時間を過ごせる場所。

それをアーチャルは守りたいと思っている。


「死竜がやはり厄介か。ヴァゴウ、先に死竜を仕留めるぞ。」

「ガウッ。」

「よし、私が攪乱しよう。飛行部隊は建物に群がる者たちを引きはがすのだ。」


「「「ハッ!」」」



襲い来る死竜たち。そして立ち向かうヴァゴウとザイロンとファルトが率いるドラゴンたち。

ヒューシュタットの都市で1つの戦いが更に本格的に始まるのだった…


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