表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
病床記  作者: 中川大存
2/11

入院1日目①――「採血祭り」



自宅の近くの総合病院にやってきたわけだが、この時点で僕は入院の可能性をかなり高いものと見ていた。なにしろ命の危険とまで言われたのだから当然だ。

そこで、それなりの準備をしてから病院に行った。


具体的には。

明日が返却期限のDVDをGEOに返し、リュックに携帯の充電器とDS、Kindleと替えのコンタクトを詰め込んで、自分で車を運転して病院に向かったのである。

ずいぶん悠長なようだが、この頃にはCRPはさらに増悪し、熱も38度出ていたことがあとになってわかった。

なぜだか、ダルさやしんどさにはある程度耐性がある僕だ。


総合病院の救急外来に紹介状を見せたあと、少し待ってCT検査。その後今日二度目の採血をされ、点滴を打たれた。

齢27にして初の点滴だった。

一時間ほどして、血液検査の結果が出る。先述した通り、朝よりさらに悪くなっており、一週間以上の入院は確定した。

それから、具体的に何の菌に感染しているかを知るために今度は同時に二ヶ所から採血された。

右手と、右足である。ちなみに左手は点滴で塞がっている。

一日に4本も血を抜かれて大丈夫か?と思ったが、専門家に任せようと思い黙っていた。

それでもなんとなく、鷲巣麻雀の雰囲気を感じずにはいられなかったのだが。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ