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絵画

 科学に対して妖術、魔法が数学に思えてきた。データ世界。そう考えるといろいろとつじつまが合う。意外と科学の世界とこの世界はルビンの壷なのかもしれない。通常科学的にしか世界はアクセスできない。だが何かしらの上位者権限で科学法則を生みだすプログラム自体にアクセスできるのかも。そんなSFチックな世界は別に良いんだけどさ。


 将来的には様々な土地を分割して多様性を持たせるのが良いのかもしれない。入れ物だけがどんどん出来てくる。僕は制限や制約が嫌だった。それをとっぱらったら、やっぱり何も浮かばない。町ってのは誰かが作るだけじゃないと思う。多くの人が絡み合って自動的に出来ていくと思う。それを僕が想像するのは無理だ。その土台だけは作った。これからは僕が計画して作るものを作らないといけない。


 僕は巨大なゴキブリホイホイを作りたいんだと思う。外の人達をノリみたいにくっつけてしまいたい。そんな魅力をどうにか作れないか?と模索してる。


「神主さん、そういえばどうやって外の人が住人になって万が一妖怪モンスターに殺されたら生き返られるようになるのですか?」

「妖術レベルと年数だね最低1年はこの町に住んでないといけないよ。後の事は私が決めてるわけじゃないから分からない。以前から話してるけど、この町の土地もそうだけど、境目は考え込むと頭痛くなるよ」

(無理数納得したわけじゃないのか…)


 僕は以前から考えていたことで絵を上手く活用できないか?と考えていた。神社に貼った壁紙の中にイメージで作った絵を飾っていた。ただこれ油絵でも写真みたいにのっぺりしていた。その点は正確に表現できてない。


「神主さん龍子出して」

「いいよ」


「龍子さんあのね、絵うまくなってくれないかな?僕は龍人に芸術や学問をやってほしいと考えてる。その第一弾として」

「私はまだ祐一のものじゃないのですけどね」

「そんな嫌々なら良いよ…、神主さんフォローして」

「私の頭の中の絵のイメージも渡すから私からも頼めないかな?」

「はい喜んで」

(この人本当に譲渡されるのだろうか…)


「出来た?」

「話しかけないでください。まだです」


 神主さんが合図をくれた。


「早くない?」

「私そんなに絵って知らないから」

「後はその発展として和風建築のデザインもいずれはやってほしい。その時和以外のものを上手く融合させてほしい。僕がいろんな建物見せるから。本格的な洋風建築とかは別個で考えてるのでまだなし。後は現場の人の信頼をどう取るかだな。神主さんの強権発動もね」

「その辺りは後でも良いんじゃないの?」

「まあそうですね」


 龍子にはまず絵を覚えてほしいので見せていた。


「祐一町のデザインを変えたい?」

「それはないです。細部をちょっと弄ったりする程度でこの町の特色がほしいので大きくは変えないです。将来的に地下や空が出来たら思い切って町を和風以外にしてしまおうかなと。当然外の町ともまた違うものです。それより重要なのは彼女なりのセンスで今の和風に微妙に違う要素混ぜることです。変えたいじゃなくて、作る人の感性で変わっていくんじゃ無いですかね。明治の擬似洋風建築がやりたいんですよ。しかもすべてじゃない。和の中に溶け込む洋」

「近代建築とは全く違うし、かつはっきりとした洋風建築とも違うよね。確かに良いね」

「絵も大事な要素だと思います。でも建築が一番生活に根ざしたデザインじゃ無いですかね?」

「なるほどね絵だけじゃなくて町全体からの芸術性ね。祐一らしいね」


 町のデザインに関しては変えたいわけじゃなかった。ただ徐々に変わっていくぐらいはあっても良いんじゃないか?と思ってた。変えないはやらない。変えないと変えたいの対立じゃない。


「あのさ龍子さん。今回の僕の建築のデザインの話し神主さん何か批判的な事を言ってる?」

「何故私に聞くんですか?」

「ふと龍子さんだけに漏らしてしまったりね。どういうリンクなのか知らないけど、神主さんの心の中を知りたいとかじゃない。口に出したもので良いから」

「むしろ褒めてますよ」

「そっかなら良いんだ。僕も過去のものを否定して変えたいわけじゃないから気を使ってしまう。龍子さん自身は任せようと思ってるけどどう思ってるの?」

「作る人が納得できれば良いと思いますよ。ただ今の私の話じゃ聞いてくれないでしょうね」

「それは僕も全面的に協力するから」


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