テーブルクロス
龍子と飲食店を回っていた。町の人に較べてそとの人向けの店が忙しくなるんじゃないか?と見ていたから。僕のやった後始末をしておかなくてはならない。それと言うのも大きくメニューを増やしたのが僕なのでこの町の人なら誰でも作れる料理じゃない。多分人手不足になる。思ったとおりだった微妙に忙しそうだな。変えのきかない人だからなんとか負担を軽減できないか?と考えていてまた馬鹿なアイデアが浮かんだ。
「龍子さん龍子さん?」
「なんですか祐一?」
「食物を直接無から作りだせないのは分かってる。でもさ材料だけあれば料理が出来る便利な妖術ってのは無いかな?」
「ははっ」
「笑ったね。念のため神主さんに聞いて見てよ」
「リンクが切れていると良く分かりましたね」
「神主さんは馬鹿にして終わりは無いからね」
「そんな馬鹿なものは無いとの返答です」
「はや」
「ご主人様も同じじゃないですか」
「いやできないとは言って無いそこは龍子さんと違うね」
[じゃあどうぞ」
僕はテーブルクロスを買ってきて皿と材料を載せて作った事のある肉じゃが出来ろと念じた。
「できたじゃん」
「馬鹿な」
「龍子さんって思ったけど神主さんに似てるよね…」
「味見します。あ美味しいですね」
「あ、龍子さんって食事するんだ」
「食べるだけならね。別に必要じゃないですよ。全く食べることと無関係なら料理作れないでしょ。感謝が足りないですね」
「もしかして昨日のそう?」
「そうですよ私が作ったんですよ。でもこれ店長使えないでしょ?」
「だからこのテーブルクロスなんだよね。これにもう肉じゃががセットされたから。こうやって僕が作ったことアル料理をセットすれば増えていくから。」
「それ微妙に味が違いませんか?」
「それ最大の問題かも…、その辺りは店長の裁量に任せよう」
「しかしなんでもありですね」
「そう?一応食材は作れないって守ってるよ。僕から言わせると龍子さんの方がトンデモな存在だけどね」
後日レシピをセットして店長に味見してもらった。すべてじゃないが問題ないと。ただ新しいメニューは作れないから僕が作らないとと説明したら新メニュー出来たらしっかり教えるからと釘を刺された。飲食店関係は拡大あまりしたくない。これが多分一番簡単な外貨獲得になる。だが問題は食材は無限じゃないから。後食い物って何か芸が無い。名物は一つで良いと思ってた。その分今回みたいに負担をかけることになってしまったけど。後は店長の裁量で弟子とるなり何かしてのれんわけでもなんでもしてほしい。僕は積極的に店を増やすような介入したくない。
「神主さん、考えてみると発想の自由さが足りませんでした。壁の中に空間を持った部屋があるって変な異次元できませんかね」
「でもそれこの町なの?」
「こう考えたらどうですか?実は小さな場所だけど拡大して使用できるような」
「見せてよ」
僕はイメージしながら壁に張った紙に扉を書いた。ノブを回した様にすると扉が開いた。
「出来ましたね」
「私も神社から出られない制約あるからね。これ神社扱いなんだろうね。入れるね。やっぱ祐一の考えるイメージなのかな?分からないね」
「土地問題を徹底的に解消しますよ」
「でもこれ制約と誓約って意味があるのに良いのかな?と思う」
「でも外部と係わり合いがないってのは変わらないのであくまで妖術が広がりを擬似的に作ってるだけでしょ?土地の面積が誓約だったわけじゃないと思うんですよ。例えば0から1までの数字ってのがあるとします。それらに対して数の様々なルールがあるとしますね。整数が土地だとすると、分数、有理数などがあり無理数まで出てきたら無限の広がり持ちます。地下や空が分数有理数で、ついに無理数に手を出した感じです」
「ありかもね。無理数の神秘がこんなダサい扉か…、いろいろ芸術の町みたいに進めてたけど、絵心無いね…」
「イメージ漫画は上手いんですよ、手を使うと上手く無いですね」
土地問題が飛躍的解消した。当面利用方法が思いつかないのと当然僕しかこんなの作れない。皆さんに配るため画上手くならないとな…。下手なまま皆の家に張られたら羞恥プレイだ。絵心つける練習でもと思ってたら。これ写真みたいに0から作れないか?と思ったらやっぱり出来た。




