境界線
「この引継ぎシステム欠陥多い」
「結果オーライじゃ駄目?」
「良いですよ。もうそんな感じで妖怪退治も済ませてきましたから。そうそうそれで町の境界線の話を聞いたら神主さんが目印に反対してるそうじゃ無いですか。何故?」
「毎年変わるからだよ。分かる人間なら分かると思うよ。それ毎回変更って手間すぎるでしょ…」
「何故それ言わないのですか?」
「だから上の人間にはいってるよ。いろいろあるんだよ。それもオイオイ話すから。祐一もパンクしそうだろ?」
「確かにそれはあります」
「ゆっくり行こうよそのためのシステムなんだから」
「そうそう肝心な事を忘れていた。その境界線より外に出ると小刀が石に変わってしまいました。あれなんですか?」
「あれ町で作られた特殊なもので境界線を越えると使えないんだよ。ちょっと外の話を話すよ。この町和風だなと思ったでしょ?」
「はい」
「あの境界線の外は違うんだよね。すぐには分からないけど、イメージ的には西洋の方が近いと思う。今度行って見る?と言いたいけど、正直あんまり出て欲しくない。多分君死ぬよ?」
「えええ??」
「君が使える力ってこの町でしか使えないんだよ。便利だなこれって思ったでしょ?」
「思いました。だって僕狙って無いのに勝手に猫に当たって燃えたから」
「そうなんだよね。君は別に優秀な戦士じゃなくて良いから。適当にやっていれば皆が凄いこと出来ちゃうから」
「じゃ町の外出るときはどうすればいいんですか?」
「そのうちゆっくり考えようよ。祐一が事情も知らずに町から外出られたらかなり不味いからさこの事だけは伝えないと思ってね。多分自分の力過信するからね。あれこの町限定なので。でもさ私も昔しょっちゅう外には出てるからそれほど危険じゃない。ただ今の祐一を外に出すのは危険だと私は判断してる」
神主さんもウインドウを出していろいろ見始めた。
「ちなみに私も使えるよ。君への引継ぎの間いろいろ困るからね。でね分かったのは、祐一あの戦闘でいろいろ権限が私から委譲されてるから。見てみてアレから見て無いでしょ?」
確かに言われて見ると初戦闘が上手く行って興奮してみてなかった。
「ナンですか?この治水って」
「細かい事はオイオイ話すけど、戦闘に必要な様々な力は先代の人が妖怪退治をしてきたノウハウなわけだよ。炎が勝手に猫にくっついたのもそれは先代の人が調整したからなんだ。当然ある一定レベルになると祐一も同様にオリジナルの方法が試せるようになる。そういった発展から想像出来るけど水を扱う技から治水って便利な力が作れるようになる。この町には川もあるし雨も降る。でも場所によってはそれじゃ足りない。そういう時用水路と水自体を創る事が出来る。祐一ここからが肝心な話だ。何故回りの地域と違うのか?この町は歴代の転生者が作ってきた町なんだ。この町で転生者になると言うことは町のトップになる事になる。王様であり神様に近いと思う。ただいきなりはそれをやる必要が無い。私がいるからね。まずは妖怪退治をする事で基礎となる力の使い方を学んでいって欲しい」
「ちょっとそれ何か凄く無いですか?」
「分かってる分かってる。だから転生者の選考には時間が掛かると言っただろ?間違いなく祐一は向いてる選ばれたんだから。自信を持って欲しい。と言うかセカンドライフを楽しもうよー」
都市計画?今は治水しか無いけど。これどうやって使うんだろう…。僕にそんな事できるのか?どうもやらされてる感が拭えない。それはすべて祐一は向いてからって神主さんの一言で片付けられてしまってるから。僕はどんな未練があって何がやりたくてこの世界に来たんだろう?どうも肝心な事は思い出せない。僕は当面神社を住処として住むことにした飯は?神主さん作ってるんだよな…。
「神主さん何故食わないのに料理なんて」
「当面面倒見るのも引継ぎの一つだよ。幸いここは人の出入りがあるからその時さっと出せるものとか揃ってるんだよ。世話になってるって意識があるならその分妖怪退治頑張って欲しい」
一夜明けてそういわれて多少は自覚が出たのかすぐに番屋に向かった。今日も洋介が居た。




