神主さんの秘書
「神主さん現代文明の良さを町に反映させるはある程度上手く行ったと思います。ただもう限界ですね。これ以上となると町の人すべての教育を根本的に変えて町の人達自身に発展させるしかありません。ただ妖術と科学ってどこまで相容れる存在なんですかね?」
「分からないね。科学教育は面白いと思うけど時間が掛かるのと町の規模が小さすぎるね研究機関を作る余裕が無い。相容れないというならそれより妖術の方が良いになる」
「この形になってしまいますね。現代の科学知識を使えばまだ発展できるのは分かってるのですが、そこまで高度なもの僕は知らないので所詮基礎を教える程度で後は任せたになります。それだとどれだけ先になるか。だから妖術ですか。でもね妖術を使った僕らも驚くようなあっと驚く発展無いですよね」
「無いね」
「妖術が面白いのはかなり無茶が出来るのでやっぱりロボットがほしいです。妖術って根底の部分で制御さえ出来ればエネルギーは無限です。だから生き物よりロボットが向いています。ロボットを住人として加える事で町の規模が大きくなります」
「それだけ高度なものを作れればね」
「ロボットは高度な科学文明の結晶なので発想を変えて擬似人間のような存在を作るなら出来るんじゃ無いですかね?」
「ホムンクルスか、あれは生物そのものだよ、知的な妖怪の方がふさわしい気がするね」
「知的は疑問ですが確かに妖怪は生物とは言えない不思議な存在ですね。あれに近いものなら確かに出来そうですね。生物とは言えない知的存在によって支えられる町。これはワクワクしますね」
「私達だけの直轄的部下なら差別的なのはなくなると思うし、代替わりで引きつけばかなりの数作れると思うよ。近いものはある。ただそれには祐一の譲渡レベルがもうちょっと上がらないとね」
「どういう事ですか?」
「すぐ代替わりできるレベルまで引き上げておくようって話しだよ」
「面白そうですね。楽しみにしておきます」
今はモクモクと妖怪退治をするのが嫌じゃなくなっていた。譲渡がここ最近すごくスムーズだから。ただやはりと言うか妖怪のレベルが上がっていた。本来こういうものなんだな。やけにぬるま湯の妖怪退治を僕はしていたようだ。ただ僕らもレベルが上がっていたのでそれほどきついというものじゃなかった。ただ例外があった龍が出た。これだけは別格だった。それでも戦闘って出来レースの部分が合った。これ2,3体出されたら僕でも困る。僕自身はなんとかなるけど、仲間死ぬ。ものすごく強いけど1体しか出なかった。確定的なのはこの町の奇跡と引き換えに妖怪は出る。ならバランスがとれていて当然だと思う。そういう意味で不幸の量が調整されてるんだと思う。これ2,3体出たら災害レベル。でもこれ美味しいわ確実に譲渡レベル上がる。なるほどこうやってレベルアップするのが普通なのか。多分妖怪が今まで弱すぎたんだろうな。
「何かあった?」
「龍倒しました」
「それでなのか。前話してたロボットの代わりやってみようか」
目の前に女の子が現れた。
「これ私の秘書みたいなもの。こういう事じゃないの?」
「人形じゃないでしょうね神主さんの操り人形」
「失礼ですね」
女の子が僕の話に意見してきた。
「何か神主さんと別だと分かる方法無いですかね?僕も操り人形なら出来ます」
「あのさまず私が祐一騙してどうするの…」
「全くです、大丈夫ですかこれ?」
「何か後継者に敬意が無いよー」
「一応私の秘書、使い魔みたいなものだからね。ただ私もこれはじめて使う。先代も使ってなかった」
「何故ですか?」
「先代の前の人が使ってて苦労したらしい。リンク切れるけど、彼女達を通じて会話したり視覚など様々な情報を受けられる。ただその情報量を処理するのが大変らしくてね。それ以外だと次世代が代わりを務めてくれるからね。私だけが居た時代に何故使わなかった?は先代の真似かな先代がそうだったから何か使いにくいのかな?とそのまま代替わり終った後も使わなかった。後は次の転生者への引継ぎまで待った事かな」
「神主さんは何か他に問題があっても分からないって事ですか。」
「これからだろうね。後さその子外に連れて行って相談すれば良いよ。私の電話代わりのように使ってほしい。ただ私が疲れたらリンク切るからね。私も初めてなので噂だけは聞いててやってみないと分からない。試してみる?」
僕は彼女を連れて外に出た。完全に神社が見えなくなって彼女に話しかけた。
「そういえば名前」
「それはご主人様が名づけてとなります。聞いてみます。龍子だそうです」
「安直だな。でリンクがきついか聞いてみて?」
「大変だそうです」
「じゃあ戻ろうか」
僕達は神社に戻った。




