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派手なスタイル

 無効化使って前面に出た。ただあんまり派手な事すると不味いなと思ったので皆はこれ多分分かってないので、火力の高い妖術をぶんなぐる前に出してそれっぽく魅せていた。見た目はかなり派手。でも無効化と妖術って遠距離でやらないと打ち消し合って効果薄い。本当に見た目だけ…。基本一人戦専用で人にあまり見せたことが無い。改の一族も私から言わせるとインチキ臭いんだけどさ…。ただ後方支援も同時に今までどおりやってた。おそらくフル回転してた。目立っちゃってるな。でもしゃーないそろそろ避けて通れない。見た目は近接の方がやっぱかっこいいよな。距離とってぶっぱなしたほうが威力高いんだけどな。昔からいる連中は僕が別格ぐらい強いの知ってるけど、それでもあまりのスタイルの変貌にちょっと驚いていた。前マシンガン連射に、手榴弾、バズーカだったからな。無効化だと剣がわるくなるからな。なんか野蛮さが増してるな。ワイルドなスタイルに変化した。神主さんこれ肉体強化だけでやってたのか、あの人まじ脳筋だな。でもそれこそが近道といわれた。これあくまでアノ人の推測なんだよな。たのむぜー。


 すぐに変化が現れた。譲渡された。神主さんの読みは当たってるようだ。後方イケイケも僕は強いと思う。何かこれ初代の強さの概念に縛られてる。それと言うのも初代以降火力のアップが積み重ねられて遠距離が圧倒的に有利になってしまったから。って何故それでこんな野性味溢れるスタイル神主さんやってたんだ。戦いの質が変化したのに譲渡システムがついてきてない…。


「上手き行きましたよ」

「だろー」

(得意気だ…)

「はいはい神主さまさまです。確かにこれは僕じゃ無理でした。でもこれまで通りモチベーションの模索は追及します」

「それは大事だよ。そういう戦いを楽しむのも譲渡に入ってるかもしれないからね」

「拡大解釈ですね」

「えええーとね祐一は異色だというのは間違いない。だからこれまでの人の特徴はそういう所があると教えておきたくてね」

「なるほどまだまだ上昇率が上がる可能性があるんですね」


 僕は初心に帰っていた。一応簡単には怪我しないように肉体強化はしてた。そもそもこの決断をしたのは妖術のレベルが上がってきて肉体強化が魔法とは比べ物にならなくなったから。それでも一度無効化をしるとそんな優しいものじゃなかった。上手く切れない、中々死んでくれない。妖術の無い僕はこんなものだ。さっさと死んでくれと思いからこんな時仲間が居ればと、メンバーは他に戦っていて僕の助けに来てくれない。妖術叩き込んで倒したい。でも我慢をした。わざとしんどい思いをした。初心に帰るんだ。なかなか倒せない。上手く行かない。その苦しさがもっと強い妖術がほしいに繋がってくる。結局他のメンバーが倒してくれた。こんなにも自分が無力だったとは。神主さんが言う遠距離妖術の頼りすぎを僕は解消していた。


「何やってんだお前」

 洋介が突っ込んできた。

「神主さんがね妖術による遠距離攻撃に頼りすぎたら駄目って言っててね」

「前のぶん殴る奴やればいいじゃないか」

「もっと古い戦い方をしろって言われてね」

「変な事してるな」

「神主さんには独特の考え方があるからね。逆にこれが妖術の訓練には良いらしい」

「無茶苦茶だな」

「僕もそう思う」


 多少誤魔化した。いつかは後継者である事を宣言しないと行けないんだろうな。でも今はまだ。一応皆の援護はそれなりにはやっておいたのでそんなにきつい戦いじゃなかったと思う。僕だけがきつかった。ただ僕はそれをやり遂げねばら無い。なんとなく神主さんの意図が分かってきた。初代から遠ざかりすぎた僕の戦闘スタイルは逆に譲渡には効率が悪いのかも。敢えて初代の気持を重ねる。もっと早く、もっと強く、もっと上手く。足りないってのを強く感じさせてくれる。だから妖術が生まれてくる。そんな原初の気持ち。


 ただ言い訳させてほしい。最初からある程度強力な妖術を譲渡されて、しかも神主さんからそれ使えば適当に上手く行くからといわれてスタートした。僕は最初から可笑しかった。でも神主さんは似たような状況から僕の様にならなかった。資質の差なんだろうな。僕は苦労をする。何せ歴代の人と違うから選ばれた。だからこそ今起きた皆のように成長できない問題。なんか本当に僕に何をさせたいんだろう?って愚痴っぽく思ってしまう。僕を転生者に選んだ何か?に大して。僕滅茶苦茶強いぞ。なのに何故今頃こんな事で苦しんでるんだ。ものすごい回り道をしてやっと初代のスタートラインに立った。


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