猫
洋介は笑顔を引き締めて話し始めた。
「それでなこの町外れってのが重要なんだ。妖怪ってのはここから沸くんだ。いつとかそういうのは分からない。だから近づきすぎたら駄目だ」
「じゃ僕危なかったんじゃ無いですか」
「まあ俺が見てたから良いとは思う。それでも近づくなよ」
「何か目印つければ良いんじゃないのですか?」
「それは俺もいった事があるが上の人の考えでどうもそれは良くないらしい。神主さんがこういうのは詳しいから」
「あの人戦闘じゃって」
「あれだ生前は現場の人間だったが、今は町の長みたいなものだ。皆あの人の所に話を持っていくからそういう人なんだろう。だが現場の指揮はしないからな。神社から外に出たの見たことが無いから」
「一人で大丈夫なのですか?」
「まあそれもいろいろあってな。おいおいだ。どうしても知りたいなら神主さんに聞いてくれ。俺からは余所者に出会ったばかりで話したくないってのがある。さあ気引き締めて回るぞ」
見回ってると一匹の猫がひょっこり出てきた。でも何かが変だ違和感がある。
「あれ妖怪だ低級だから倒してみるか?すばしっこいが俺が助けてやるかやるか?殺されることはさすがにあいつには無いだろう。放置しておくとどんどん溜まって町の中にいってしまうそれは面倒だからな」
僕はウインドウを確かめてみようと思ってた。洋介の術を見てから何だこれ?と驚きは合ったがピント来るモノが合った。いろいろウインドウを弄ってると出た出た僕も炎が出た。すごい便利猫に当たって燃えてしまった。
「祐一できるじゃないか」
「神主さんの言うとおりごちゃごちゃやってたら出来た」
「やっぱアノ人凄いんだな」
ああまー行けばなんとかなる現場で覚えろって本当かも…。これ説明するの難儀だ。ただこれで突っ込んで聞ける。しかし便利だな何か狙ったわけじゃない。何か吸い寄せられるように当たった。猫と出来レースみたいな妖怪退治だった。これで洋介からの信頼が得られた。出来レースだ…。僕らは一通り見回って番屋に帰った。別の誰かが来ていた。
「じゃ後は頼むよ、後祐一も良いんじゃないか?そもそも交代要員としては来るとは聞いてたけどイレギュラーだったから次からもっと本格的に組み込むから。その実力が良く分からないから計画には合ったけど祐一は外して組み立ててしまったから。再度練り直すまでこうやってたまにきて手伝ってくれれば良いから。それでいろいろ覚えていけば良いよ」
洋介は帰っていったので僕も神社に帰った。
「神主さんなんかごちゃごちゃ弄ってたら妖怪倒しました」
「だろー?習うより慣れろでこういうのはそれが一番」
「幾つか質問して良いですか?」
「答えられないこともあるからその範囲で良いなら」
「島田洋介って人と見回りに行ったのですが、彼の名前の改ってなんですか?本人は言いたく無いと言われて」
「なら言えないな。そういうものじゃないかい?本人が言ってくれるまでそういうのは待てば良いよ」
「じゃ余所者といわれて返答を拒絶されたのですが、僕って何なんですか?」
「ああだから転生者は親が居ないからね。だからどこそこの子供って立場が無い。一つだけ話すと改ってのは家に付くものなんだ。妖怪退治する人間にはよくあるからそれだけ覚えておけば良いよ。素性の良く分からないものが妖怪退治はしないんだよ。私が推薦したから成り立ってるだけだから。転生者ってのはいつもそうで、出来たらその事は言わないで欲しい」
「今更ですか?」
「こりゃごめん、上手く言わずにいてくれたね。何故駄目なのか?と言うと私の所には様々な陳情が来る。私の後継者だと分かれば祐一にもわんさか話が来るぞ?今の状態でそれ聞いて何が出来る?」
「それすごく重要じゃないですか。危なかった…。なんとなく話がややこしいから言わないほうが良いかなと思ったら言わずによかった。僕が逆にいろいろ聞きたいですよ」
「これは本当に悪い、人間のやることだからね…」