妖術と魔法
「だから君は普通だねと。ただね平均的人間か?と言うとどっちかと言えば下劣な人間かな…」
「神主さん今までそんな風に付き合っていたなんて…」
「だからそれをすべて払拭するほど面白いねって、さっき話したけど妖術は滅茶苦茶なんだよ。戦闘より実は生活に役に立つほうが滅茶苦茶。魔法世界で魔法がイマイチ発達しないのは生活に応用力ないし細かい部分で調整できないしイマイチ使えないからなんだよ。そして最大の問題はこういう感じに使用したかったのになって人間の持ってるイメージの反映がイマイチ弱い。例えば山火事とかあるでしょ?」
「はいはい」
「火ってのは自然発生だとああいうのが自然にナル。基本破壊こそが火の力だと思う。攻撃向きでしょ?」
「そうなりますね」
「あれを制御して使用する事で料理とか蒸気の力などに使用するんだよ。術の方が有用なのに、妖術の方が土台としては重要だと言うのは面倒極まりないよねって私は思わなかったんだけどね。愚直に戦闘してたからね…」
「何か批判してます?」
「お互い若かったら合わなかっただろうね。年を食うと単純な感情面以外でも人と付き合える。あちょっとまずいな。祐一結婚は苦しいね。それなりに有能だしいろいろ立場もあるし顔は良いから最初はもてても多分長く付き合うと嫌になるだろうね」
「ちょっとちょっと結婚しろしろって神主さんじゃないですか」
「女性は君の相手苦手だろうなと思うから…生理的に嫌?」
「何故爺さんにそんな事言われないといけないんですか」
「ただ直したほうが良いとか言わないよ。祐一と接すれば接するほど君のその私から見た下劣さとどこか繋がってる良い所があるからね。ただ結婚だけ問題だなと思うとね老婆心」
「まだ僕10代ですよ」
「またまた誤魔化して、10代程度の人間性だけど、頭の出来は違うね」
「今後の経験で変わると思ってるんですー」
「期待はしてるよたまにおおって思うから。ただ今回もしこたま祐一の駄目な所見せられたからな」
「それに関しては一切言い訳できないです。自分でも今酷いと思うし、それが僕の性格にかなり起因してるので低評価素直に受け入れます」
仲間に話してみた。ただちょっと先回りした。彼らは僕の桁違いの攻撃力を持ってるのを知ってるからそれを使わない意味が分からないから。神主さんが今じゃ駄目とだめだしされたからって。足が発達してて手が貧弱でバランスが悪い。手を鍛えようって事らしいと。皆神主さんに驚いていた。期待するレベルが高すぎる。実際そうなんだよな…。多少僕の欲求を通してるけど、それでもこれ嘘は言って無い。神主さんまだ上があるといつも言ってるから。あの人本当に神レベルだよな。見たことは無いけど、大げさな事言うような人じゃない。むしろ謙虚。だからあの人の求めてるレベルが恐ろしいわ。これ当たり前なんだけど、歴代培ってきたものなので、次世代はそれを超えないといけない。普通は限界が来る。ここが妖術のむちゃくちゃな所だ。馬鹿な話しだが、30,40M四方すごい爆発起こすのと、ピンポイントに確実にしとめるのが同じ位置づけなんだ。結果だけで問わない。それが術に繋がってるから。考えれば分かるけど、元々は本当に戦闘のための術だったんだ。誤用に近い。科学の軍事から民間にとかああいうものじゃない。進化の過程でエラなしで水中生活してるクジラみたいな感じ。美しい流れじゃない強引極まりない。それも仕方ないかも。そもそも自然現象に対する強引な処理が魔法の系統だから。
結果的には面白かった。こういう戦い方もあるんだな。ただ事前の報告無くてもこれできる。後が怖いから言っただけで、多分自分の強さを知らずにこれ続けたら勘違いする。言えばまず誤解しない。些細な差じゃないから。僕の力に劣っても僕の力の疑似体験が出来るから。ただ問題が合った。歴代の技でやってる。だって失敗許されないから。それじゃ意味が無いじゃないか?ってわけでもない戦い方がパターン化してるのを変えるのが大きい。それによって新しい発見があるんじゃないか?と僕が何時までも見習いなのを納得させる意味がある。あえて見習いらしくレベルダウンかな…。慣れちゃうと皆忘れるからな。僕今こればかりずっとしてる暇が無いんだ。そもそもこれほとんど使ったこと無くて、イメージのための手本としても使っておかないといけない。ただどうやってこれ切り替えるかな…。失敗したら譲渡でかけなおすか…。
後継者が負担か?といわれるとなんとも言えない。そうである部分もあるし、後継者でよかったと思えた経験も多数ある。それに僕は神主さん好きだ。なんだかんだ文句は言いつつも最後には付き合ってくれるし、自由にやらせてくれるのに僕の失敗はフォローしてくれる。そういえばすっかり忘れてたけど今回チームプレーに切り替えるって目的があったんだ。これは間違いなく前よりマシ。僕も一人じゃ出来ないからチームプレー前からしてた。ただ僕の今の方向ってレベルが上がったら一人でなんでもやれる戦闘だと思う。いずれはそれも検討しないといけないと思う。やっとそこで自分が無謀ではない高い難易度の戦闘と向き合えるから。




