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師匠と弟子

 さまざまな事をやっていて、僕は転生者にとって術の基本は戦いにつかう妖術だと良く分かった。僕はレベルが低い。サボってきたのは事実だ。ちょっと前から頑張ってるけど、いよいよ目的ができたから妖怪を捕らえるって方向でいろいろ伸ばしていた。ただ最後には殺すけど…。


 洋介が

「それ何の意味があるんだ?」


 水と冷却は捕まえるという事で本当に便利だった。水で自由に形を作って氷で固定する。かなり頑丈に作ればオリや拘束具が作れた。ただいつも最後は殺してしまうので洋介には無駄に思えたようだ。まだてんで初歩のレベルなので黙っておいた


「神主さんからレベル低いから鍛えておけといわれててね」

「俺から見るとお前すごいと思う。神主さんが現役の時知らないからな。アノ人多分凄かったんだろうな。俺は大丈夫だといってるけど、神主さんから他にもいろいろ雑事があるのと、未熟だからってお前まだ見習いだもんな。俺はお前の事見習いレベルだと思って無いからな。あくまで神主さんの意向だから。番屋の上の人子供の頃神主さんが生前の頃戦ってたの見てるから未熟だというのが分かるらしい。一度見たいけど、アノ人神社から出られないからな」


 高く評価してくれてるけど、僕としては本当にやる事が最近増えて神主さんがいろいろ手を回してくれてまだ見習いなのは助かっていた。さて今後どうやって捕まえた妖怪をスムーズに運ぶとかそういう妖術を開発し無いとな。前回は見切り発車で後先考えずにやってしまったけど今回は入念に準備してた。これはまだ急がなくて良いと思ってる。そこまでしなくても僕が旅行するぐらいなら多分そのうち溜まると思う。本当は馬琴こそ見聞を広めるため連れて行ってやりたいが金と安全がな…。


「神主さん、物を浮かすって術ってあるのですか?」

「あるよ」

「即答ですね。それなりに悩んでいたのですけどね」

「本来なら真面目に取り組んでいたら譲渡してるレベルの物だよ」

「注意ですかー」

「いや祐一には祐一の学習の仕方がある。私学校の先生じゃなくて師匠だからね。ちなみに町の人でも使えるレベルだよ…。これ簡単に使えないと困るからね。ただし飛ぶってのはかなり難しい。あくまで軽くして持つって言う荷物運びの術になる」

「戦闘時に飛ぶから発展したんだと思いました」

「そうでもないよ。まだまだ祐一は体を使った戦闘が不得意だな。どうしても外での戦闘を意識しすぎ。相手が急に軽くなったら投げ飛ばせるでしょ。思い切り戦闘向きの妖術から発展したものだよ」

「なるほど」

「そうだねこういう基礎教えたほうが良いね」

「何故そんな重要な事を今になって」

「いやいやそんな事無い。祐一って体系化された知識のようなものの方が物覚えが速い。考えてみると私ね教えてもらうばかりで町の人以外教えた事無い。祐一が日本の学校教育受けてるのが凄く大きい。習うより慣れろの方が大体は早いんだよ。だからこれ祐一用に私が考えたものだよ」


「言われて見ると転生したばかりの神主さんらしくないですね」

「師匠も成長するという事だよ。君専用だけどね…」

「どうも出来の悪い弟子で」

「でね、譲渡の前に別に自分でも使える。それにはイメージの基礎が重要にナル。そこが戦闘が私達転生者はベースになってる。これが何故か?も話さないとね。術はすべて妖怪退治の妖術から発展したからなんだよ」

「おお何か本格的ですね」

「やっぱ祐一はこっちの方が食いつき良いね。でね、これは転生者の歴史でもあるんだよ。戦闘用の妖術が生活を便利にする術に変化していった歴史が合って、それは初代=戦闘馬鹿だったわけだ」

「それちょっと」

「あくまで祐一に分かりやすくだよ。でも初代だよ改の人達を生き返らせたのはただ戦闘の延長だというのはあるとは思う。2代目からそれらを生活に応用できないか?となったわけ。この町しか使えないなら転生者以外の住人には使えるはずだからね。だからいざとなったら私達が戦闘以外の術の高レベルな使い手にはなれる。でも私達は術の頂点にあるわけで、すべての術を使いこなす代わりに基本の戦闘以外は専門職に及ばないで良いんだよ。それこそが理想の形で何でもできるのが重要になる。なんでもできるけど、なんでもやらない。だからこの町は上手く全体で回っている。譲渡ってのは、そういった何でもできる術の頂点である継承なんだよね。でもこれイメージとか術の基礎いらない。ただ使えるってだけだから。ここからが重要なんだけど、それらを応用して発展させるには譲渡されたものをただ使ってるだけじゃ駄目。祐一もイメージによってそれらを自分の力で使いこなせるようにならないとそうする事で過去の転生者には使えなかった新しい応用したものを生み出す事が出来る。私の役割は譲渡よりも妖術のレベルアップを促すことにある。譲渡は私がやってるわけじゃない。祐一の妖術レベルが上がれば勝手にされる」

「何かもやもやしてたものが分かりました。ただもっと早くと」

「だから言ったじゃない。これ今整理できたものだから…、私が1から教科書作ってるんだからこういった整理された知識を最初から期待されても困る。随時整理できたら話すからさ。基本は習うより慣れろだ」


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