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肉汁のオーロラやぁ
「ふ〜ぅっ、やっと終わったかぁ。」
辺りは血と夕日で真っ赤になっている。
このままいてとしょうがないので熊?の肉をさばいて熊?が出した火を使っての調理、そして食べる量以外は燻製を始めた。
山籠りをしていた時はよく動物をとって調理していたので、動物をとったら調理、燻製が癖になっている。
京一郎は調理しながら考えていた。
自分が今どこにいるのか…
少なくとも自分の住んでた所ではない。
それどころかあの熊?が吐いてたのは魔法じゃないのか?
ここは異世界………かなぁ……………。
「よし、料理完成、さぁとりあえず食べようか。」
血抜きがきちんと出来てなかった分くさいかと思ったがそんなこともなく、逆にそれが旨味になっている。
固さも柔らかすぎず、歯ごたえがありなかなかいい。
高級とは言えないが野生の旨味があって…
「これは………美味い。」
夢中で食べ続け……
お腹が膨れたので………
「とりあえず寝るか。」
色々な問題をほっといて京一郎は寝た。