5、ギルドに来ました
中途半端に終わってすみません(・・;)
5、ギルドに来ました
ブライトに連れられてギルドにやってきました。
ギルドはこの世界に約7つある。
約というのは非公式なものが数多くあるから。
一番勢力が大きいのは、火蜥蜴の尻尾
二番目が水婦人の髪
そして土(以下略)
金
森
光
闇
と続く。
ちなみに各ギルドの本部は別の場所にあり、全ての情報がそこに集められる。
支部というものが一つの街に必ずあってここはその一つ。
ギルド間の仲はそんなに悪くないらしい。
でも光と闇だけは別。
他とは接点を持たず時には襲いかかって来ることもあるらしい。
光と闇にだけは気をつけろってブライトに釘を刺された。
「でもどうやってギルドを見分けるの?」
「後でヒカルも貰えるが、ギルドに登録したときにこんな玉が貰える。普段はしまっておくが依頼を受けるときと報告するときに必要になる。他にも様々な機能が付いている」
ブライトは手のひらを私に差し出して上に乗っている玉を見せてくれた。
やっぱどこから出したんだろ、特に取り出したりしてなかったしなぁ
赤色の玉は意外と小さくビー玉ぐらいの大きさだった。
ちなみにギルドによって玉の色が変わっているとのこと。
「へぇー、あれ?でも普段はしまっておくんだよね、見えなかったら意味ないよね」
そう言うとブライトは玉をどこかにしまって私の方に向き直った。
「これは玉の機能の一つでもあるんだが、どのギルドに属しているか意識して見ようと思えば見える」
そうなんだぁと私もやってみた。
確かによく見てみたらブライトの体に赤いオーラみたいなのが纏わり付いていた。
なるほど、ギルドにはそれぞれ色があるからそれで見分けるのか。
「俺が何も無い空間から物を取り出すのもこの玉の機能だ」
え!
「そうなの!?玉すごいね!」
そうこう話している間に列の一番後ろに並んでいた私達にカウンターが近付いてきた。
3つあるけどどれだろう?
「どのカウンターに行くの?」
「どれでもいい」
「あ、そうなんだ」
一つのカウンターで全て用事を済ませられるってことですね。高機能。
さて、やってまいりましたカウンター。
中には胸で服がはち切れそうなほど巨乳の髪の長い美人さんがいた。
「うわっキレー」
「ありがとう、あなたもすごく可愛いわよ」
あ、声に出てた。
って、可愛いだなんてそんな…照れるー!
照れてもじもじしてたら、ブライトに頭を撫でられた。
あ、うん、もういいよ。
「では、本日のご用件は?」
さすがプロ、にっこりと微笑んで仕事に入る。スマイル0円嬉しいです!
「依頼の報告とヒカルのギルド登録をお願いしたい」
ポンと軽く頭に手を置かれる。
ブライトさんや、あの胸が見えないんですか、すごいですよ胸。 ほらあそこの男の人とかそこの人とかみんな見てる胸、あなたは気にならないのですか。
そうですか、ブライトすげー。
「かしこまりました。ではまず報告の方からお伺いします。玉を見せていただけますか?」
ブライトは玉を取り出し、女の人、あとから聞いたけど、ケイトさんに預ける。
「少々お待ちください」
ケイトさんが玉を持ち後ろを向き何かをしている。
「あれって何してるの?」
「記録を確認している」
玉には記録機能もあって倒したモンスターとかがわかるらしい。
もう玉が凄すぎて驚けない。
まだ時間がかかりそうなので街を歩いているときから思っていたことを聞いてみた。
「そういえばさ、この街ってブライトほどではないけど、背が高い人多くない?」
街にいる人は男の人はもちろん、女の人も背が高かった。
私ぐらいの身長は子供ぐらいしかいなかった。ぐすん。
「基本皆180cmはあるな、俺はその中でも特に高い。ヒカルの年齢でその身長は珍しい」
「私別に低くないよ!」
私の世界ではこの背は普通だ、と少し焦る。
「焦らなくてもいつか伸びる」
ポンポンと慰めるように頭を撫でられた。
うー!何か悔しいー!
「確かに狭間人は身長が低くいやつが多いと聞くな」
「あらあなた狭間人なの?それは大変だったわね」
いつの間にか作業が終わっていたらしいケイトさんが可哀想にと言って悲しそうな顔をする。
「あ、いや、落ちてきてすぐにブライトに出会ったので!大丈夫です」
ブンブンと手を振りながら答える。
「そう?色々と大変だろうけど頑張ってね!」
「ありがとうございます」
ケイトさん優しいなぁとほんわかしてたらブライトに頭を撫でられて戻された。
「で、依頼は?」
「あ、そうそう。大変お待たせいたしました、依頼達成の確認をしました報酬は銀50枚です。振込はいつもの場所でよろしいでしょうか?」
「あぁ」
「かしこまりました…はい、振込が終了いたしました。またのお越しをお待ちしております。続いてギルドの登録の方にうつらせていただきます」
お、私だ。
「あ、はいお願いします」
「まずギルドについてご存知ですか?」
「はい、一応簡単にですけどブライトに聞きました」
「それなら結構。では次に登録に移ります」
いよいよ、ギルド登録です!
ありがとうございました!
ではでは