表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩集⑩

さみしいよ。

作者: 桜ノ夜月

君に心配かけたくないから


『大丈夫だ』って言って笑った。


大丈夫だ。僕は強いから。



…だからほら、泣かないで?



頷いて笑顔になった君を


力一杯、抱き締めた。



僕は弱いからさ。



いつしか君が離れていくことが


とても怖くて。


離したくなくて、傍に居て欲しくて。


でもそんなこと、言えやしなくて。


喉まで出かかっている『好き』は



…結局、言えないままだ。



季節は巡って、繰り返した三度目の『春』。


僕の隣に、君はもう居ない。



―引っ越すんだ。遠い、遠い街のほう。



あの日、寂しそうな顔で微笑んだ君。


あの時にこの想いを伝えていたら


少しは違った未来があったのだろうか。


考えても、答えは出なくて。


静かな駅の構内。


僕と君しかいない構内。


互いに無言で歩いた。



―ありがとう。…さよなら。



電車の乗り入れ口が閉まる。


無情に。無慈悲に。


君を乗せて、どこか遠くの町へと走っていく。



「これから先も、ずうっと大好きだから!忘れないから!」



馬鹿みたいに叫んだ。どうしても、君へと伝えたくて。


君を乗せた電車が、僕の視界から消えた。



「…さみしいよ。」



きっと、それが



僕の、『本当の気持ち』だった。




感想、アドバイスなど頂けると幸いです。

ここまでお付き合いくださり、本当にありがとうございました(*^_^*)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 青春の恋における、別離の寂しさが素直に表されていると思います。ただ、よくある構想なのでラストが初めから想像できてしまう点については、まだ言葉を練る必要があったかもしれません。あくまで私見です…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ