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2012年の書き方

 僕は十五歳の時、自分では十年プランと呼んでいる計画を立てました。

 それは二十五歳になるまでに作家になることでした。もしなれなかったら、二十五の時点で今までの進歩を分析して、作家になれるかを考え、場合によっては創作の道を諦めるというものでした。

 現在僕は十七です。フル二年間ちょっと書いているまだ素人の素人です。ですが、そんな僕でも二年間にストーリーの作り方などがどんどん変わっていったので、それをここに書き留めておきたいと思います。いつか自分が歩んできた道と未来を見極めるために大切になるかもしれませんし、もしかしたら誰かのためになるかもしれない。そう祈って(そして暇なので)書きます。


》原始マリアンの創作法《


 これは三つ目の長編まで使用していた方法ですが、もう時間が惜しくて使ってません。でも書いていた間はとても楽しかったですし、多分推理ものを書く時以外はまた使用すると思います。

 このころ僕はただひたすら書いていました。書き始めた時のモットーは「スピードが命」で学校がある日でも一日十枚以上書くことを目安にしていました。僕は短編から始めたので、殆どストーリーを考える暇もなく、最初に思いついたことについて書き始め、書いている間に広げた風呂敷を畳んでしまおうとしていました。

 一応短編ではこの方法でも風呂敷は畳んで逃げることはできました。綺麗さや優雅さには欠けてもなんとか短編では成功して、最初の長編(SF、冒険小説)でもできました。ただ最初から書きたかったミステリーに挑むと、ストーリーは書いている間に脳内で完成させることができても、全体的なフローに合わず、結局二つ目の長編は三百五十枚以上書いたのに未完成のままハードディスクに眠っています。

 ただひたすら書く。ストーリーは書いている間に考える。そんな原始的である意味野蛮な書き方でしたが、また使いたい僕好みな書き方です。誰にも進められない方法ですが。


》旧マリアンの創作法《


 スランプの時期と呼んだ方がいいかもしれません。これはプロットラインを考え、(つまり始まりと終りをある程度考え)またひたすら書くという少し進歩した、でもまだ原始的な創作方法で、この時期に僕は一番未完成作品を出しました。百枚ほどの原稿がいくつも残っていますが、これはまた開きたくはない時期なので、これぐらいにして起きます。


》現マリアンの創作法《


 まだこのスタイルでは長編を書き上げてないので、まだどんな結果をもたらすのかはわかりませんが、一応未来の僕のために書き残しておきます。

 今はストーリーを二三枚のマインドマップに書いてから、あとはまたひたすら執筆するだけです。まだ「スピードが命」というモットーは掲げていますが、「文章も命」というの鉢巻も持っています。

 ただこのごろファンタジー好きの友だちから、ファンタジーは世界設定が最も大事だと言われました。世界設定は面倒で、プロットや演出に関係ないならいつも野放しにしていた僕には少しショックでした。

 ミステリー作家になりたい僕には関係ないと言い返しそうになりましたが、今はなぜかファンタジー小説を連載しているので、黙っていました。世界設定ですね、わかりました。


》仕上げについて《


 小野大介さんの「私なりの原稿の書き方。」[1]を読んで驚いたんですが、他の方は下書きや仕上げを積極にしているんですね。無知な僕は知りませんでした。恥ずかしながら、「読み返す」のは苦痛で仕方なく(あっ、でも自分の書いた作品を読むのが恥ずかしいわけではありませんよ、昔はそうですが、今はどの文章がどう続くのかわかっているので、自分の小説を読み返すのはとてもつまらないんです)、長編を二回読み返したことはありません(作家になろうで連載しているのは毎章見直しているのでそれほど苦痛ではありませんが)。

 こういうテクニックもプロになりたければ大事になってくるんでしょうね。嫌でも、ゆっくりと書くことを身につけなければいけないのかもしれません。


》モチベーション《


 これは一番大きいトピックですね。モチベーションを維持することができればずっと書いていることができる! それに考えてみると書いている時が一番楽しいんですが、どうしても時々ゲームに走ってしまいます(他の方もそうですよね?)。

 一回エンジンがかかると徹夜してでも続けるんですが、エンジンがかからない内は地獄です。不思議に色々なジャンルの小説を同時に書くことでこれは解消されました。そうすればその時に書きたいものを書けるので。これは他の方にもおすすめできるかもしれません。


*注釈


[1]http://ncode.syosetu.com/n6173bc/

良かったらあなたの創作方法も教えてください。


ハッピーホリデー!


28th of December 2012, Flayer Marian

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