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北の姫君

…始まります!


◆ソウルディア戦記 ~魂歌の響く大地~◆


『北の姫君』



この世界が生まれ、長い長い時を経て多くの種がその魂と共に生活の基盤を得た。

大地には言葉を生みだした人間が根付き、空には翼をもつ鳥や竜たちが、海や湖には大小様々な鱗をもつ者たちが、雲海や氷海、火山や地底、

どこへ旅しようとも必ず誰かに迎えられるだろう。

勿論、そこに生まれるのが友情とは限らないが。


ある時、生息地のある東では無く南から飛来した一匹の老飛竜が、この地で強い魂の輝きを見た。

雪のベールでも覆い隠せぬその人間の輝きは、北の大地そのものを溶かしてしまうのではと思える程の温もりを持っていた。

そしてそれを取り囲む複数の古く鈍いが硬質な輝き達。


如何にしてその様な状況に至ったのかは知るべくもない。

だが永らくこの世界を旅して来た老飛竜には、それが歴史の転換点の一つなのだろうと予想が付いた。

即ち、生態系における種族の淘汰か、新たな種族が生まれる出会いがあったか。


「次に訪れた時には新たな発見があるかもしれないナ」

歴史を識る古き飛竜の女王にとって、人間は友であり興味深い存在ではあるが、決して仲間では無い。

だからこそ淘汰されるのが人間であれ他の種族であれ、もしくは生まれるのがどのような物語であれ、それはただ興味の対象でしかない。


だが常よりも期待が膨れ上がる様に感じるのは、人間という種族が度々歴史に顔を出す存在であり、歴史を掻き乱す者だからだ。

「この地に吹雪にも負けぬ争乱が起きル、それを見届けヨウ…」


導入部分ですので、引き続き開幕へどうぞ!

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