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77 地球代表

ジョージ【あなたがここにいるのは偶然ですか?】


ミグロフ【良い質問だね。】

【ボクを刺激しないように、でもなるべく情報を得ようとしている。】

【そして、多分軌跡読みが出来るんだろう。】

【ボクの軌跡を読める訳ないけど、ダメ元で試すのはタダって感じか。】


一言言っただけでグイグイ来るな。

そして、質問には答えてくれないんだね。


ミグロフ【こんな世界の人間とは思えない。】

【凄くミストが洗練されてる。】

【ウチの中位兵くらいの練度、数年後には上位兵やボクに迫る強さを得るだろう。】

【こうしている間も、凄く色々考えている、こんな面白いミストの軌跡は初めてだよ。】


中位兵っていうと、フェニとクッスか。

1対1だと俺の方がやや弱い気がするが、正確な読みと言える。


やはり、マイみたいな軌跡読みが優秀なヤツが王をやるのが一般的なのか?

だけど、コイツはそれだけじゃなく、物凄く強い。

何で一人なのかと思ったが、この強さで、元ゼロ・ホールで護衛は不要か。


そして質問に答えないのは、恐らく「YES・NO」で答えられないからだろう。

例えば、幸運を与えるミスト・アイテムの効果で遭遇したとか。

いや、それなら隠す必要はない。

隠すということは、コイツの能力が関わっているんだろうな。


ミグロフ【さて、腹の探り合いはこのくらいにして、本題に入ろうか。】

【ボクはこの世界に永住しようと思う。】

【成長した君たちとなら、魔人とも戦えるようになるだろう。】

【君はこれについてどう思う?】


ジョージ【あなたは地球唯一の独裁者で、弱者は死ねって世界になるんですよね。】

【それは容認できません。】

ミグロフ【力の無い君たちがボクに逆らうのかい?】


鋭い威圧。吐きそうだ。


ジョージ【その条件だと、俺たちが力を得たら戦争になるでしょう。】

【それはお互いにとって望ましい展開ではありませんよね。】

【ゲームをしませんか?その結果でこちらの要望もある程度飲むというのは如何でしょう?】


ミグロフ【そちらの要望とは?】

ジョージ【複数の国の存在を容認して欲しい。】

【弱者でも理由なく殺すのは差し控えて欲しい。】

【この他にも、マイが何か望むかもしれません。】


ミグロフ【その理由は?】

ジョージ【大き過ぎる集団は、異分子の温床です。】

【強者の血が無駄に流れる原因になります。】

【優秀な軌跡読みを王に据えた国が複数あった方が、イザというとき団結出来ると考えます。】

【また、弱者の子が弱者とは限りません。】

【虐げられた者の子が天才だった場合、国を滅ぼすかもしれません。】


ミグロフ【ふむ。一理ある、か。】

【良いだろう。ではゲームをしようか。】

【ウチの上位兵1人と其方の兵士5人で試合をしてもらう。】

【上位兵は2人いるから、2試合行う。】

【1勝1負なら延長戦でボクが相手をするよ。】


ジョージ【それで良いと思います。あとはウチのリーダーのマイが承認してくれれば。】

マイ【それで良いですよ。】


いつの間にか、マイが目を覚ましたようだ。

それに気づけないほど、俺は緊張していたのか。


ミグロフ【君がジョージの国の王か。】

【貧弱だが、中々面白そうな能力を持っているようだね。】

【では、1ヶ月後にこの場所で。】

【会場はコチラで用意しよう。】

【存分に楽しませてくれよ!】


俺たちはホームに戻り、ことの経緯を話した。

誰か忘れてたら悪いけど、多分、全メンバーが集合していた。


シニカ「支配者を決める戦いに似てるね。」

「ダブル・ホールには、世界最強の人間が5対1の戦いをして勝てば、特級階級を得るってルールがあるの。」

「別格に強い人に守られるだけの人々は、強い人に従順であるべしってこと。」


ジョージ「まぁ、そういう特権でもなければやってられないのかもな。」

「非常時に頼れるヤツがいないのに、半端な口出しられたら煩わしいってことか。」


コトネ「最低限の力が無ければ発言する権利もない。」

「人間一強時代が長すぎて麻痺してるけど、世の中って本来はそういうモノなのかもね。」


マイ「やるしかないよね。」

「メイと二人でサポートするから、頑張って一ヶ月で強くなりましょう。」


マイは俺たちが異世界に旅立ったのと同時に我召喚を習得したらしい。

我召喚生物・ディクション。

小僧型ロボットって感じの容姿。

ラプラスの悪魔的未来予知も可能な、桁違いの軌跡読み能力を有する。


スキルブックで主な伸びしろを確認し、その詳細をディクションで確認する。

この一ヶ月でベスト10を決め、上位兵に勝てる強さを得るための修業が始まる。


現時点のベスト10(1対1性能ではなく能力の練度)

①ジョージ

②アカネ

③ジョニー

④シゲル

⑤アリサ

⑥ヤマト

⑦ハルカ

⑧オカダ

⑨カネト

⑩コトネ


これから、ジョニーがアメリカの強豪を。

マイがその他の国々の強豪を集める。

このベスト10はこれから大きく変わるだろう。

人類史上初、「地球代表」を決める選別が始まる。

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