75 国際試合
アカネ「カネトー!」
カネト「うっそ、アカ姉ちゃん?」
二人は抱き合い、もう一人の地球人はキョトンとしている。
サトル「アカネ、なのか?」
アカネ「あら、サトルくん。久しぶり、ミカ元気ー?」
サトルはアカネの友達の彼氏、同級生だった人だ。
サトル「ああ、ミカは回復役で活躍してくれてる。」
「んで、カネトさんとオレが襲撃者と戦ってる感じ。」
「カネトさんは年下なんだけど、滅茶苦茶強いから大人でも大体敬語で話してる。」
アカネ「へー。あれから強くなったんだー。」
「わたしと戦ってみるー?」
「あ、その前にお姉ちゃんは一緒じゃないの?」
カネト「学校の研修で一ヶ月アメリカに行くことになって。」
「丁度その間に襲撃があって、それ以来どうなったか解らない。」
アカネ「お姉ちゃんなら上手くやってるでしょ、きっと。」
「父さん母さんは?一緒なの?」
カネト「ボクらは50人くらいで一緒に暮らしてるんだ。」
「その中に二人ともいるよ。」
アカネ「そっか、じゃあカネトはココで守り手やってた方が良いね。」
「どのくらい強くなったか見てあげる。」
「シニカちゃんがいるから、怪我とか気にせずかかって来て。」
カネト「好きだねー。良いの?」
「ボクかなり強くなったよ。」
アカネ「生意気なー。本気で来なよ。」
サトル「やるなら、あっちの広場でやりなよ。」
「街中でカネトが本気で戦ったら色々壊れるから。」
「それにアカネの勇姿をミカにも見せたいから、ちょっと待ってて。」
それから、アカネはミカや他の元同級生数人、両親と再会して軽くお喋り。
その他の戦闘系能力者が興味津々で見守る中、姉弟のバトルの準備が進む。
アカネ「軽く手合わせのつもりなのに、何か本格的だね。」
サトル「ごめんな、見世物みたいな感じになってる。」
「娯楽が少ないから、何か盛り上がっちゃって。」
アカネ「良いよ別に。」
そして、戦いの舞台の準備が整う。
カネト「じゃあ、行くよ。」
アカネ「何処からでもかかって来なさい。」
カネトはデスサイズの遠距離攻撃がメイン。
6つの刃が不規則にアカネを襲う。
そして、その合間に本体カネトも攻める。
アカネはこれをセインダット式二刀流で対処する。
アカネ「カネトやるねぇ。」
アカネは片手の武器をボウガンに変えた。
片手の剣と鉄纏いの足でデスサイズの刃を捌きつつ、カネトにボウガンで攻撃する。
アカネのボウガンは今思い付いた新スタイル。
故に最初はカネトにも捌けていたが、次第にキツくなっていく。
最終的に足に矢が刺さって機動力を失って、カネトがギブアップした。
カネト「やっぱり勝てないか。」
アカネ「いやいや、凄いよカネト。」
「滅茶苦茶強くなったねー。」
シゲル「そもそも、中学生が足に矢を喰らって平気な顔してんのが凄いよ。」
「流石アカネの弟だな。」
サトル「これでも何度か死にかけてるからな。」
「それより、デスサイズ相手に無傷のアカネ、宇宙人3人瞬殺のシゲルさんの方がヤバいですって。」
シゲル「アイツらは宇宙人の中でも下位だろう。」
「俺たちより強いヤツもいるから、勝てそうにないと思ったら無理せず逃げろよ。」
カネト「逃げてどうにかなるのか?」
アカネ「元メロ市に来なよ。」
「応援に行くから。」
その後、両親や同級生と夕食を食べ、一旦ホームに戻ることにした。
ホームでは、先に着いたメイ組が報告を終えていた。
続けてシニカ組も報告をする。
そして、その後の方針を話し合おうとしていると、コトネが現れた。
コトネ「お久しぶりです。」
「異世界組も帰って来てたんだ。」
アカネ「あれ?アメリカじゃないの?」
コトネ「アメリカで知り合った、友達のジョニーに送って貰ったの。」
ジョニー【初めまして。日本の能力者にも興味があったんで来ちゃいました。】
【アカネの彼氏はこの中にいますか?】
アカネ【何言ってるんですか!?】
ジョニー【コトネをデートに誘ったら、「アカネの彼氏に勝ったらね」と言われましてね。】
コトネ【ごめんね。ジョージ相手したげて。】
ジョージ【どういう展開だよ。】
【まぁ、外国の能力者には興味あるけどさ。】
ジョニー【おお、あなたが。】
【ワタシはアメリカ最強候補の一人です。】
【楽しませてくださいね。】
ジョージ【はい、よろしくお願いします。】
ジョニー【よろしくお願いします。】
ジョニーは距離を置き、霧の銃弾を撃ってくる。
俺の盾で難なく防ぐ。
続けて撃つ弾は燃える弾。
速やかに消火してブラックとホワイトを出し、ジョニーの元に向かわせる。
しかし、銃弾でブラックは即死。
ホワイトはサブ盾でガード。
続けて撃つ弾は冷凍弾。
凍り付いた隙に、更に急所を撃って撃破。
多才なシゲルって感じか。
強敵だな。




