74 襲撃者との対話
ジョージ「フドウ、感じるか?多分戦闘になる。」
フドウ「そうだな。」
暫くすると、巨大な石の巨人が現れた。
ハルマとフドウ、ジュンがこれと戦う。
ハルカがハルマを強化。
俺が体育館とハルカをガード。
念のために様子を見たが、これは俺の「ゴーレム」と同じ能力だ。
ホワイトがヒモを切り、ブラックが再接続を妨害。
やはり、これで霧散した。
続いて小さなゴーレムを3体ほど出すが、再びヒモを切断。
ジョージ【これしか能がないなら、お前に勝ち目はないぞ。】
【まだ戦うか?】
ゴーレム使い【これだけではないが・・・でも、アンタには勝てそうにない。】
【降参する。】
ジョージ【色々とアンタらのことを話してくれれば開放するが、その意思はあるか?】
ガクラタ【俺の名はガクラタ。サタン国の下位兵の一人だ。】
【俺たちの国というか星は、魔人一人に滅ぼされた。】
【それで逃げた先が無能力者の星だったから、休憩と憂さ晴らしのために暫く滞在することになった。】
【アンタみたいなちゃんとした能力者がいると知ってたら、こんな無茶はしなかった。】
ジョージ【フェニとクッスは知ってるか?】
ガクラタ【はい。二人とも中位兵だったはずです。】
【彼らとも戦ったんですか?】
ジョージ【襲われたからな。クッスを殺したらフェニは逃げた。】
【アンタらの組織はどうなってる?それぞれの位の兵士は何人いる?】
【上位兵の強さは?どうすれば暴れるのを止めてくれる?】
ガクラタ【上位兵が2人、中位兵が10人、下位兵が50人です。】
【国王と合わせて63人で来ました。】
【上位兵は中位兵10人分くらいの強さです。】
下位兵が沢山いるのはあまり問題じゃない。
中位兵は1対1だとやや分が悪いくらい。
上位兵には総力戦で1人に勝てるかどうかって感じか。
ジョージ【全面戦争したら、アンタらの兵士を半分くらい倒してこっちは全滅って感じか。】
【でも、別にアンタらは俺たちと戦う意味ないよな?】
ガクラタ【そうですね。停戦協定しますか?】
ジョージ【俺も兵士だ、決定権がない。そしてリーダーは行方不明なんだ。】
【リーダーを見つけたら一緒に話し合いをしたい。】
【とりあえず、それまで暴れるの止めてもらって良いか?】
ガクラタ【了解です。じゃあ、もう行って良いですか?】
ジョージ【ちょっと待って。】
ジョージ「聞いてた?どう思う?」
ハルマ「いきなり対話になるとは。」
「って言うか、宇宙人を圧倒しちゃうんですね。」
「何と言うか、理解が追い付いてません。」
ハルカ「同胞を沢山殺した連中と和平を結ぶなんてって意見は出ると思う。」
「個人的には許容できるけど。ウチらも今まで何人も宇宙人殺したし。」
ジュン「ああ、納得いかねぇ。俺の仲間も何人も殺されてるし。」
「このまま大人しく和解ってのは面白くない。」
フドウ「勝ち目がなくて和平が可能なら、和平一択だろ。」
「反対するバカ共は俺が黙らせる。」
メイ「相手が常に利で判断するとは限らない。」
「基本的に賛成だけど、慎重にね。」
ジョージ「了解、まぁ最終判断はマイにして貰おう。」
【じゃあ、ガクラタはもう行って良いぞ。停戦よろしくな。】
ガクラタは一礼して立ち去った。
それなりに状況が変わったし、一旦ホームに帰るか。
シニカ組
約10時間、特に目ぼしいものは見つからず、ただひたすら移動している。
ミズノ「体力には自信あったのに、そろそろキツい。ペース早いし。」
シゲル「確かに結構疲れたな、休もうか?」
アカネ「どうせなら、何か面白そうな場所で休憩しよー。」
シニカ「1km先に遊園地があるよ!そこで休憩しよー。」
二人は目的地が決まると仲良く走り出す。
シゲル「ミズノは歩く、よな?」
ミズノ「当たり前、ってかあと1km歩くのね・・・。」
シゲル達が遊園地に着くと、二人はキャッキャ言いながら遊んでいる。
ミズノ「体力底なし・・・。若いって良いね。」
シゲル「若いとか、そういう次元の話じゃないだろ。」
二人が隅っこで休んでいると、近隣住民?が話しかけてきた。
近隣住民「こんなご時世に観光ですか?」
「いや、こんなご時世だからですかな?」
ミズノ「いいえ。この状況を打開するために仲間を探しています。」
「こう見えても私たちは、結構強いんですよ。」
近隣住民「この辺にも宇宙人と戦ってくれてる人達がいてね、良かったら会っていくかい?」
シゲル「それは助かる。知り合いの可能性も高いしな。」
シニカ「2km先で戦闘が始まったみたい。行ってみよっか。」
アカネ「前に戦ったフェニとかより全然弱いみたい。」
ミズノ「また2km、吐きそう・・・。」
アカネ「歩いてたら戦闘終わっちゃうよ。ゲートで行くよね?」
シニカ「勿論、もう開いたよー。」
その場に行くと、地球人3人と宇宙人3人で戦っているようだ。
いや、2人と我召喚生物だ。
アカネ「あれ、デスサイズじゃない?ってことはカネト?」
シゲル「本当に弱いな。もう終わった。」
宇宙人3人に同時に連射弾を撃ち殲滅完了。
戦っていた二人は、暫く呆然としたのち、近付いてきた。




