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63 黒汗病の正体

アルマ組


マイヤの軌跡読みで周囲を探索していると、クーインから連絡が入る。

・ザイクの先はショーク。

・レヴァン国民は住民カードを持っている。

・ザイク民の住民カードはブロンズ。

・ショークに行くには全員分のシルバーか1枚のゴールドカードが必要。

・住民カードは1万Rで買える。

・シルバーやゴールドも闇取引で手に入る。

・シルバーは数千万、ゴールドは億単位。


アルマ【やるなぁ、オーロト君たち。】

マイヤ【ウチらも良いとこ見せないとね。】

【ちょっと待ってて。】

マイヤは周辺に落ちている金品等を拾い集めた。


マイヤ【罪人の町だからねー。犯罪絡みの遺失物なんでしょうね。】

現金1万2316R、赤晶石、ブロンズの住民カード3枚、その他色々。


メイヤ【綺麗な赤晶石だねー。小粒だけど、上手くいけば2万くらいになるんじゃない?】

イシノシ【道のりは遠いな・・・。】

マイヤ【これはタダの軍資金。ギャンブルで増やすのよ。】


マイヤは洞察力と軌跡読みを駆使する凄腕ギャンブラー。

マイヤが稼いでいる間に3人は聞き込みを続ける。

マイヤはワザと最後に大きく負けて大勝ちの印象を薄め、賭場を出た。


収益・約200万R。宿に向かう途中、更にブロンズの住民カード2枚ゲット。



ジョージ組


ジョージ組も動かずに軌跡読みをしている間に、クーインからの情報を受け取る。

暫くすると、血肉草を大量に持っている人を見つけた。

血肉草は、黒汗病の患者への延命薬の主たる原料だ。


またアリサの解呪の出番か?

俺たちはその人を尾行することにした。

しかし、目的地には誰もいない。

そんな都合よくはいかないか。

その人は薬士だったようだ。


アカネ【空振りだねー。】

ジョージ【いや、むしろ大当たりかもしれない。】

シゲル【どういうことだ?・・・いや、なるほど解った。】

ジョージ【とりあえず、俺一人で行くから待ってて。】


ジョージ【すいません。黒汗病の薬ってお幾らですか?】

店員【1日分で1万R。10日分で8万R。】

【見ない顔だね。新規患者ですかい?】

ジョージ【はい。妹のシニカが先日発病しまして。】

【10日分で8万Rですか。手持ちが少ないので取りに戻ります。】


店員【お住まいはどちらで?お届けに行きましょうか?】

店員はノートを開き、恐らくシニカの名前を書いた。

ジョージ【大丈夫です。暇人ですから。】


そう言って、俺は店を出た。

大成功だ。

店員のノートの中身をニョロが盗み見ていたのだ。

俺たちはこの世界の言葉を知らないので、クーインさんに読んで貰った。

黒汗病患者のリストだ。


まずは、一番近い「ヤブゴタ ザイク2-8-21」を目指す。

解呪の代金として、35万Rとブロンズカード2枚ゲット。


次にリストの中でザイク唯一の上客マークが付いていた、「イゴヌヤ ザイク6-1-12」。

解呪の代金を吹っ掛けたら、ブロンズカードとシルバーカードを交換してもらった。


黒汗病は人為的な病、というか呪い。

ロビンスの弟は、ロビンスを利用するために呪われた。

このリストの人たちは何のために呪われたんだろう?


薬士の周りに呪術士がいる可能性が高いな。

そう考えながら再び店に行くと、


店員【あんたら、もしかして黒汗病を治せるのか?】

いきなりバレてる?何で?


ジョージ【どうしてそう思うんですか?】

店員【ヤブゴタがバカ騒ぎしてるって聞いてな。】

【アイツの黒汗病が今日突然治ったってことだ。】

【今日初めてこの店に来たアンタが原因かもって思うのは普通だろ?】


ジョージ【なるほど、でも関係ないですよ。】

【普通に薬代の8万Rを取りに行っただけですから。】

店員【そうか。済まねえな、変なこと言って。】


店員は解呪のことを怒ったりしている訳ではないようだ。

何と言うか、解呪士に助けを求めているような?


ジョージ【あなたは解呪士に何を頼みたいんですか?】

【それと報酬次第では、探すのを手伝っても良いですよ。】

店員【何でそう思うんだ?】

【まぁ良い。多分、最短ルートは全部アンタに話すことなんだろうな。】


この世界には元々呪いは存在しない。

異世界のミスト・アイテムで呪いを習得してしまったホウレンが唯一の呪術士。

そしてホウレンは、5年前に誤って自分の兄を呪ってしまったのだ。

店員はレンソウの息子、ホウレンの甥。


その後、二人でレンソウを元に戻すために奔走した。

レヴァンの指示で呪ったり、薬を売るために呪ってマッチポンプで金を貯めた。

いつか呪いを解くミスト・アイテムが市場に出回る日を願って。


ジョージ【レンソウを助けたら何してくれるんだ?】

【レンソウは今何処に?】

店員【ホウレンの家、ショークにあります。】

【助けてくれるなら、金なら3億R、その他レヴァンの裏話とか何でも差し上げます。】


ジョージ【明日また来る。】

【アンタの言うことに嘘が無ければ、明日解呪出来るだろう。】

【シルバーカード10枚ほど用意して待っててくれ。】


店員【解りました。よろしくお願いします。】


さぁ、もう良い時間だ。

宿を探して打ち合わせをしよう。

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