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55 研究施設への侵入

不用意に近付くと、ホワイトみたいに撃たれるかもしれない。

俺たちは少し離れた場所で待機し、透明なニョロが侵入を試みる。


広さは4万㎡くらいか。

円形の壁で覆われており、入り口らしいものは見当たらない。

とりあえず、砲台用の穴から侵入してみた。


半分が居住区、半分が研究施設といった感じか。

ここの住人と思われる人間が何人か居住区を歩いている。

研究施設に入ろうと思ったが、研究施設入る隙間は無い。


正面突破は厳しいが、侵入する隙もない。

立ち往生していると、研究施設に誰か入ろうとしている。

パスワードを入れると扉が開く。

見覚えのない記号だが、恐らく数字だろう。

パスワードは1137548か。


研究員の服は作れる。

パスワードも覚えた。

あとは気づかれずに侵入する方法だな。


更に周囲を探ると、居住区の真ん中に地下通路の入り口があるのを見つけた。

隙間から侵入してみると、外に出れた。

出入口発見。


俺たちは地下通路に潜み、レヴァン支部の人間が寝静まるのを待って侵入作戦を開始した。

パスワードを入れて、施設に入るまでは上手くいった。


しかし、廊下から何処の部屋に入るにもパスワードが必要だ。

だが、廊下と部屋の間には隙間がある。

これなら、ニョロと軌跡読みで広範囲を探索できる。


早速、1階で拘束されて眠っているアリサを見つけた。

ニョロでぺちぺち叩いてみたが、起きそうにない。

薬で眠らされているのだろうか?


俺は全員に状況を説明した。

ジョージ【潜むのはここまでにして、強行突破に移った方が良いと思う。】

シゲル【この扉の強度はかなりのものだ。破壊できるのか?】


オーロト【オレが斬るしかないよな。】

【集中するから、少し離れて待っててくれ。】

そう言って、オーロトは精神統一する。


オーロト「うりゃー!!」

オーロトは、乱れ斬りをしながら突撃を始めた。

扉は斬れていて、これで進めるようになったが、何故乱れ斬り?

まぁ、俺は剣士じゃないし、あまり考えないことにした。


そして、予想通り警報が鳴った。

研究員っぽい人たちが現れ、銃で攻撃してくる。

アカネとシゲルが急いで拘束具を外し、リアマが解毒。

オーロトが逃げ道を作り、俺が防御、ロビンスが攻撃。

俺がアリサをおぶって移動開始、シゲルも攻撃に加わる。


オーロトの斬撃で施設内の扉は斬れるが、外壁は斬れない。

出入り口でパスワードを入れるが、開かない。

入るときのパスワードと出るときのパスワードは違うのだろうか。


暫くすると、銃を持つ研究員は下がり、実力者と思われる男が現れた。

ロビンス【カトマト!ヤバい、ここのボスだ。】

カトマト【おや、ロビンスくん?大変なことをしてくれましたね。】

【弟はもう要らなくなったのでしょうか。】


カトマト、コイツは強そうだ。

雑兵を下げるってことは派手な攻撃が得意なのだろうか?


オーロトが斬りかかるが、軽くいなされる。

間髪入れず、全員で総攻撃を仕掛ける。

その多くが回避され、何発か入ってもダメージがある風ではない。

手に持つ杖が怪しく光る、大技の準備だろうか?


普通に攻撃しても効果は薄い。

一点集中か弱点狙いを試してみるか。


既にシゲルは一点集中攻撃を試していた。

正確に左の太股に弾を当てている。

さて、俺は顔を狙うか。


ジョージ【オーロトは左の太股を狙ってくれ。】

【アカネは激しく連続攻撃、ロビンスは顔面攻撃。】


顔への攻撃は全て防がれるが、そちらに意識が行き、太股はノーガードに近い。

アカネ【左太股に斧攻撃を頼む。】

【いや待て、全員防御しろ!!】


杖の光り方が変わった。

嫌な予感がする。

次の瞬間、全方位に向けての攻撃が来た。

衝撃波の波状攻撃だ。


俺の盾がかなりダメージを軽減しているが、防ぎきれてはいないようだ。

俺と俺の近くの仲間は大丈夫だ。

危ないのは、アカネとオーロト。


ジョージ【盾に繋がるヒモを維持できない。】

【自分で盾を持って維持してくれ。】

【少しずつで良いから移動して、俺の近くに来てくれ。】


この衝撃波は何十発続くんだ?

このままだと、アカネとオーロトの盾が持たない。

既に防御力が低下してダメージが増している。


俺の能力で二人を一気に引き込むことは出来る。

しかし、この衝撃波の嵐の中でそれをやれば、俺のミストはかなり消耗する。

俺のミストが尽きたら、おそらく全滅するだろう。

衝撃波がいつまで続くか見当もつかない。

難しい選択を迫られる。


ロビンス【こんなのやったことないんですけど。】

ロビンスが何かをするとオーロトが引っ張られる。

何とかオーロトを引き込むことに成功した。

アカネも限界な感じなので、俺が引き込む。


あとは、俺とカトマトのどちらのミストが先に尽きるかの戦いだ。

盾で防げない衝撃波で肉体的なダメージも蓄積していく。

ミストの前に俺の身体が持たないかもしれない。


因みにリアマの操作回復は、回復を受ける者がミストの流れを止めないといけない。

全力で盾を出している状態で、ミストの流れを止めるなんて出来る訳がない。

一応、強化回復を受けてはいるが、リアマの強化回復は大したことがない。

操作回復がメインで強化回復は補助的な感じなのだろう。


アリサそろそろ起きないかな。

身体中が痛いよ・・・。

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