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54 噓発見器ジョージ

ジョージ「アリサが攫われた。」

アカネ「どういうこと?」

ジョージ「アリサがあの小屋の中で消えた。」

「ゲートで何処かに運ばれたみたいだ。」


シゲル「何でそんなことが解るんだ?」

「あぁ、すまん。軌跡読みだよな。」

「間違いないのか?」


ジョージ「村の中にいないことは確か。」

「村から昨夜誰かが歩いて出ていった形跡はない。」

「アリサはゲートを使えない。」

「状況的に間違いないだろう。」


アカネ「どうしよう。ジョージは何か考えがあるんだよね?」

ジョージ「二人に村人に聞き込みをして貰う。」

「多分、軌跡読みに集中していれば、犯人との会話の中で何か違和感を感じられるハズだ。」


シゲル「なるほどな。では軌跡読み、よろしく頼む。」


アカネ【リアマたち、アリサが昨夜誰かにゲートで連れ去られたんだけど、何か知ってる?】

リアマ【ゲートを使える村人はいない。】

【そういうコトなら、レヴァンの内通者がいる可能性が高いね。】

【ウチらとしても、これは放っておけないな。】


オーロト【アリサさんが・・・、許せないっすね。】

ロビンス【そう・・・だね。】


ジョージ「ロビンスの反応がおかしい気がする。」

シゲル【てめえ!アリサを何処やった?】

シゲルはそう言って、ロビンスの襟首を掴んだ。


おいおい、普段冷静なシゲル。

どうした?

もうちょい考えてくれよ。

まだ、確定じゃないぞ。


オーロト【どういうことだよ。】

【ロビンスが何したってんだ?】


うーん。仕方ない。

ジョージ【俺の能力だよ。】

【集中して人を見れば、その人の言うことが本当かどうか解るんだ。】


ロビンス【・・・。仕方なかったんだ。】

【弟が難病なのは、みんな知ってるよな。】

【その薬をレヴァンのヤツに貰ってたんだ。】

【村に害がないことなら、何でもするって条件で。】


リアマ【それで、アリサさんを攫うようにって?】

ロビンス【巨大亀を真っ二つにしたヤツをあの小屋に連れていけって言われた。】

【そのあと、攫われることは知らなかった。】

リアマ【予想はしてたけどって?最低。】


ジョージ【難病って呪いじゃないのか?】

リアマ【呪いって何?】

シゲル【人為的に人に恒常的な影響を与え続ける能力。】


ロビンス【レヴァンに都合の良い人ばかりが感染するという噂がある。その可能性は高いかもしれない。】

【死に至る難病・黒汗病。】


ジョージ【その黒汗病は、アリサだったら治せるかもしれない。】

【アリサが何処に行ったか解るか?】


ロビンス【治せるのか?ウソだろ・・・。何てことだ。】

【多分、レヴァンの支部にいる。】

【あっちの方にある施設。】

【早くしないと本国に行くかも。】


アカネ【じゃあ、アリサとロビンスの弟のために、みんなも協力してくれるよね?】

リアマ【ロビンスが攫ったのに、ロビンスの弟を助けてくれるの?】

ジョージ【勿論、ロビンスにはアリサに十分なお詫びをして貰うけど。】

【罪のない弟くんを見殺しにはしないよ。】


オーロト【流石アニキ。信じてたぜ!】

いつからアニキになった?


リアマ【仲間の不祥事だしね。責任は取りますよ。】

ロビンス【レヴァンの支部に行くなんて、自殺行為だよ・・・。】


ジョージ【別に支部と全面戦争する訳じゃない。】

【俺たちに仲間を助けない選択肢は無い。】

ハスハを助けるために異世界に来てる時点で今更だ。


ロビンス【良いな。僕たちもそういう仲間になりたかったんだけどな。】

【僕が壊しちゃった。】

オーロト【壊れてねーよ。支部でのお前の活躍次第で、取り返せる。】


アカネ【そういえば、君たちも支部に行ったら、村は誰が守るの?】

リアマ【魔物避けを撒けば、数日は大丈夫です。】

【貴重品なので、頻繁には使えませんけど。】


アリサがいると思われる支部は、ホワイトが射殺されたあそこだろう。

結局行く羽目になるのか。


リアマ【ごめんなさい。行くの午後でも良いかな?】

【オーロトの剣の修理が・・・。】

オーロト【あと、アニキに盾をプレゼントしたい。】

ジョージ【急ぎたいが、ベストな状態にするべきだろう。】

アカネ【それもそうだね。】


シゲルは落ち着かずにウロウロしている。

ロビンスは弟の手を握って泣いている。

それぞれが、それぞれの方法で心の準備をする。

俺は、この間にオーロトにベースを用いた能力使用を教わった。


さて、準備は整った。

村長に事情を話し、6人で支部を目指す。


ロビンスが言うには、支部にいるのは殆どが研究員で能力は大したことはない。

ただ、(ミスト)を弾丸にして撃つ機械が大量にあって、大体の研究員はこれを携帯している。

また、本国の幹部がたまに出入りしており、彼らの強さは桁違いらしい。


幹部がいなければ、何とかなりそうな気がする。

シゲルは能力だけなら、俺らの中で下の方だと思う。

しかし、銃の腕が凄かったから副隊長だったのだ。


銃を撃つだけの集団は、最早俺たちの敵ではない。

まぁ、俺の盾を貫通する弾ならかなりキツいんだけど。


道中は、俺の軌跡読み以上のオーロトの勘で非常にスムーズに進めた。

無意識の軌跡読みの可能性が高いな。


村を目指したときよりかなり速いペース。

一泊二日で支部に着いた。

時間は日暮れ前。

侵入するには丁度良い時間だ。

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