表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/81

30 我召喚の伸び代

マギドワを倒しても、誰の気配もない。

敵は一人だったと判断して良いだろう。


ジョージ「多分、これで任務完了だ。お疲れ様。」

ハスハ「結局、殆どジョージさんが決めちゃいましたねー。」


ジョージ「いや、ムラサキさんがガッチリガードしてくれたから、全力のゴーレムで戦えた。」

「ハスハがあのタイミングで攻撃してくれなきゃ、回復されて負け確定だった。」

「チームの勝利だよ。」


ムラサキ「勝利の祝杯を上げたいとこだけど、また入院だね。」

ムラサキさん、本当にお酒好きなんだなー。


ハスハ「二人とも血だらけっすね。歩いて帰るんすか?」

ムラサキ「タムラさんに頼んで病院に送って貰うよ。」

「もう連絡したから、少し休も。」

そう言ってムラサキは意識を失う。

結構な出血量だ。大丈夫だろうか。


暫くするとタムラのゲートが現れて、俺たちは帰還する。

マイに任務完了を知らせ、メイに宝石を調べて貰う。

回復をキムラに頼もうとしたが、解呪で忙しいので俺は後回し。

飽和のお陰で既に殆ど平気なので気にしない。

ムラサキはハルカの治療を受ける。


そう言えば、まだ支部には一度も行っていなかったので行ってみよう。

支部は本部に比べて小さいが、新しい建物で非常に綺麗だ。

支部では第三隊の面々が雑談をしている。


ムラモト「ジョージさん、任務の前に一度来て欲しかったですね。」

「第三席として、模範的な行動をお願いしますよ。」


ヤマト「急な任務だったし仕方がないよ。」

「今回の任務の内容を聞いたが、模範的な第三席だったと思う。」

「普通のサラリーマンから急に戦闘職で戸惑いもあるだろうしな。」


ハスハ「先週のジョージさんはサラリーマンだったんすよね。」

「信じられないっすよ。動きキレキレでしたよー。」


ムラモト「そうですね。まぁ良いでしょう。」

「強力な新戦力として期待していますよ。」


ジョージ「失礼しました。これからも頑張ります。」


ムラモトさんはお堅い感じか。

レイジ戦のときと雰囲気が違うな。

一般人と隊員で変えているんだろう。

メリハリがしっかりしている人は嫌いじゃない。


ジョージ「それで、今回の任務で感じたんですけど。」

「俺の我召喚のブラックがイマイチ戦略に組み込みにくくて。」

「要は慣れてないんですよ。」

「誰か特訓に付き合ってくれませんか?」


ムラモト「ストイックですね・・・。」

ハスハ「命懸けのミッション終えたばっかなのに。」


ヤマト「自分が付き合っても良いですが、アカネさんに頼んだ方が良いのでは?」

そう言えばそうだな。

ナイスヤマトさん。


アカネに連絡すると、丁度病院に着いたところのようだ。

違う人と特訓してなくて良かった。


支部の訓練場に向かって準備していると、隊員がゾロゾロと集まってきた。

俺の訓練を見たいようだ。

久々にアカネと二人きりになれると思ったのに。


準備が終わる前にアカネは到着し、一緒に準備をする。

言いたいことは色々あったが言葉に詰まる。


ジョージ「とりあえず、ブラックが戦うからよろしく。」

アカネ「おっけー!」


俺はブラックに「ニョロ」を付けてみる。

ブラックに付けた「ニョロ」を俺が直接操作することは出来ない。

ブラックに操作を委託する感じだ。

ブラックは物質操作がそれほど得意ではなく、「目」としては使えるが、自在に操ることは難しい。


ブラックは俺の操作下だが、間接操作って感じでやりにくい。

ブラックジャック攻撃は無理だが、ブラックには衝撃波と爪攻撃がある。

控えめに衝撃波を放つと、金属を纏ったアカネは正面から受けて斬撃を放つ。

ん、斬撃?


アカネは剣を出してブラックを両断した。

アカネ「もー、今手加減したでしょ。」

「強くなったのはジョージだけじゃないんだからね。」

「本気で来てよ。」


正直舐めてた。

俺はアカネとはもう訓練にならないのでは?と少し思っていた。

思い上がりだったな。


ジョージ「ごめん。解った。」

そう言って俺は再びブラックを出す。


ブラックの衝撃波と爪攻撃は、アカネの金属纏いで上手に防御される。

クレイゴーレムで挟むか?

いや、今回はブラックの特訓だ。

ブラックだけでアカネの防御を突破してやる。


ブラックの衝撃波は、コンクリートブロックを砕く威力がある。

今の俺の最高威力の攻撃だ。

しかし、アカネには通用しない。


衝撃波と爪攻撃の連携で多少のダメージは与えられるが、ほぼ防戦一方だ。


クレイゴーレムと違い、密度を変えられないし、盾も持たせられない。

俺の能力はブラックと噛み合わないのだろうか?


ふと思ったのが、衝撃波に工夫の余地はないのか?ということ。

衝撃波は直径1.5メートルの円柱状の攻撃だ。

この範囲を狭めて威力を上げることは出来ないだろうか。


試しにやってみると直径1メートル程になり、アカネを吹き飛ばせる威力になった。

燃費は悪くなったが、これで近接ファイターが相手だとかなり有利だ。

アカネは剣を伸ばして攻撃してくる。


マギドワの剣には劣るが動く剣だ。

これに気を取られるとまた接近してくる。


良い感じだ。

一進一退の攻防が続く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ