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27 初任務前夜に酒盛りですか?

それぞれの用事を済ませて、夕方三人で打ち合わせをすることになった。


とりあえず、俺は三姉弟の元に向かう。

そういえば、コトネが両親とその後どうなったか聞いてなかった。

コトネは誰も責められないように上手にストーリーを作ったようだった。


三姉弟は、MミスティHホールの影響で超能力を得た。

そして、アカネは友達のレイナがレイジに無理矢理連れ去られるのを目撃した。

アカネは超能力でレイジを制圧できると思ったが、不安なのでコトネに相談。

コトネは二人なら問題なしと判断し、二人で救出に向かう。

だが、その話はカネトにも聞かれていて、カネトは隠れて付いてきた。


レイナが連れ去られたホテルに行くと、そこは悪い能力者の巣窟で三人は大ピンチ。

しかし、丁度悪い能力者を討伐しようと特殊部隊の人間が突入してくれてピンチを脱した。


流石コトネ。

これで非常に穏便に話は済んだらしい。


アカネと軽ーくトレーニングをした後、本部を出て家に帰った。

このボロアパートを出ることも考えた方が良いかもしれない。

そのうちアカネを部屋に呼ぶ日が来るかもしれない。

いや、来るだろうから。


小一時間部屋でマッタリしてから打ち合わせに向かう。

打ち合わせ場所は、大学傍のハスハのアパート。

女性の一人暮らしのアパートで、女性二人と打ち合わせか。

打ち合わせに集中できるかな。


約束の5分前にアパートに着くと、ムラサキと入り口で鉢合わせる。

軽く挨拶をしてハスハの部屋に向かう。

ムラサキさん、打ち合わせなのに随分荷物多くないですか?

お土産?


二人でハスハの家を訪ねるとご馳走が並んでいた。

ハスハ「お礼も兼ねてちょっと張り切っちゃいました。」

ムラサキ「お土産の泡盛だよ。皆最初から泡盛で良い?」

あれ?打ち合わせじゃなかったの?宴会?


ジョージ「今日ってどういう感じの予定なの?」

ハスハ「ジョージさんの完璧な作戦を聞いてから、お酒飲んで士気を高めて早めに就寝。」

「明日は6時半起床でもう一回作戦の確認もしまーす。」


何それ?完璧な作戦?お泊り?

俺は疑問と抗議の目でムラサキを見る。


ムラサキ「すいません。久しぶりに後輩に会って、調子に乗って勝手に色々決めちゃいました。」

「別にジョージさんに作戦丸投げのつもりはないですよ。」

「これはメロ大テニス部の試合前の日のいつもの流れ、何ですけど、嫌ですか?」


ジョージ「酒飲むのは好きだし、何処でも寝れるし、着替えとか歯ブラシとかミストで全部出せるし。」

「作戦丸投げじゃなきゃ、俺は別に嫌じゃない。」

「ただ、初対面の男を家に泊めるって良いのかなって。」


ハスハ「第三席様のことを信頼してるので、大丈夫っすよ。」

ムラサキ「変なことしたら、アカネちゃんに言いますから。第三席様。」


そういえば、二人もレイジの被害者か。

デトックス的な意味があるのかもしれない。

これも第三席の務めのうちか。


ジョージ「じゃあ、乾杯して作戦会議で良いのかな?」

二人は静かに頷き、準備をする。

泡盛ロックかよ。


二人は若いから良いかもしれないが、俺が潰れたら明日の任務に支障が出る。

気を付けないとな。


ムラサキ「では、明日の作戦成功を祈念して乾杯!」

ハスハ「ではジョージさん、さっそく明日の作戦をお願いします。」


ジョージ「宇宙人は日本語が喋れなくて理解できない。」

「だから、操作してる人間に翻訳させてると思うんだよ。」

「宇宙人は、常に二人以上で行動していて、でも全く口を使っての会話はしない。」


ハスハ「あと、幻術を使ってるなら、あまり動きたくないかもしれません。」

ムラサキ「そういえば、ハスハ幻術使えるんだっけ。」

ハスハ「ウチの幻術は、ヒョウドウみたいなちゃんとした幻術じゃないっす。」

「自分の身体に幻を纏わせるだけ。一歩歩くと解ける幻術。」


俺の召喚回復と同じく、評価に値しないからリストに載ってなかったのか。

だとすると、「動きたくない」ってのは素人だけで熟練者はそうではない可能性が高いな。

俺はミストの服を常時着ているが、別に「動きたくない」ってことはない。


ジョージ「熟練の幻術士が動きたくないと思うかどうかは何とも言えないと思う。」

「ただ、幻術で出した物は風の影響とかが不自然かもしれないかな。」

「少なくとも触れば違和感を感じることが出来るだろう。」


ムラサキ「三人で手分けして探す感じですか?」

ジョージ「いや、俺が能力で10箇所くらいを見る。」

「それで十中八九、明日中に見つけるか見つかると思う。」

「見つけた方が良いんだけど、見つかったらおとりとして機能する。」

「二人は俺の近くにいて、俺に注目する人を探して欲しい。」


ムラサキ「見つけたら、三人で一斉攻撃します?」

ジョージ「いや、二人で攻撃して俺は観察に集中したい。」

ハスハ「ブラックが攻撃したらどうっすか?」

ジョージ「ハスハが幻術で隠せるなら良いと思う。」

「ブラックは一応人間扱いだから、ミストの変化を維持できるし。」


試してみると、一発で上手くいった。

これで二人と一匹で攻撃することになった。

場所は中庭。

これで明日の作戦は決まった。

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